「全国の日本料理店、1000店舗超える!」
の見出しが…
このところ、日本料理店が急増しています。
中でももっとも多いのがホーチミン市。
在ホーチミン日本国総領事館によると、659店舗で
3年前から倍増しているそうです。
うち日本人オーナーは半数で、
残りはベトナム人によるフランチャイズおよび自営。
私が初めてホーチミンに視察に来た2014年からちょうど3年。
確かにレタントン界隈だけで、倍増以上の勢いを感じます。
また、日本料理店の増加にともない、
日本の食品や水産物の輸入も増えており、
日本からの農産品や食品の輸出国として、
2016年からベトナムは第5位になったそうです。
しかし一方で、JETROによると、
日本料理店が急増する陰に、
立地の悪さや賃貸料の高騰で、閉店に追い込まれる店舗も急増している
とのこと。
対岸の火事ならぬ、明日は我が身と身が引き締まります。
また、サプライヤーで、ベトナム人オーナーの社長も、
「少し異常なのではないか?」
と、危機感を募らせています。
日本人増加や、ベトナム人における日本食普及を上回る
過剰な店舗出店が行われているように見受けられるとのこと。
大きく仕入を扱っているサプライヤーさんだからこそ、
肌身で感じる危機感なのでしょう。
海の向こうから進出してくる日本企業からは、
まったく見えていないマーケット事情です。
過剰な期待で過度な投資をすると、
抜き差しならぬ事態に陥る可能性が高くなります。。

※写真:蓬莱泉の関谷さん。4月に撮影。
この時にはまだ存在していなかった店が、
6月以降、レタントン全体で、次々と出店ラッシュです!!