【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop

Pham Viet Chanh(ファンビッチャン)の【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopからお届けするホーチミン情報。
おすすめのお店、耳寄り情報、マメ知識、ベトナムと日本との違いなど、日々、ご紹介してゆきます。
【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop:FB:蔵 KURA/Kaku-Uchi&SAKE Shop

イベント

毎回、超満員でご好評をいただいている、スターマークさんと蔵元様とのコラボ試飲イベント。

第3弾を開催します。

◆開催日時:10月8日(日)16時~18時

◆場所:【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop
 40/28 Pham Viet Chanh, P.19, Dist.Binh Thanh

◆費用:300,000VND

◆内容:当日限定、与謝娘酒造様の日本酒

  ・丹後 七姫 純米吟醸
  ・与謝娘 梅酒
  ・ROCCA
  ・与謝娘 山廃純米 無濾過原酒
  ・与謝娘 純米吟醸 無濾過原酒

 日本酒に合う「おつまみ5種盛り合わせ」
※毎回違う盛合せになります。

★★★12名様限定。要予約
 ※お名前、連絡先、参加人数を明記の上、月森宛にメッセージをください。

昨日、店内告知をしたところ、現在5名様からご予約戴きました。
お早めにお願いいたします。





前回の回の様子。

おすすめ(飲食店)

レタントンに買い物に来たついでに、早めの夕食。
時間は4時過ぎ。
実は日曜日にNEN RIKIのオープニングパーティで出会った
一燈の西家浩章さんにお会いし、「通しで店を営業している」と聞いて、
めちゃくちゃ一燈ラーメンが食べたくなりました!
そう言えば、食べたいメニューがあったのに、行きそびれていることを思い出しました。
えっとー、何だっけ?

平日の午後4時頃という微妙な時間帯なのに、カウンターにはズラリと欧米人のお客様。
右手にはベトナム人のお客様。
かろうじて2~3席ほど開いていたので良かった。
そのすぐ後に来たベトナム人カップルのお客様は、
しばらく店内の様子をうかがっていましたが、断念して立ち去ってしまいました。

さて、食べそびれているメニューとは。

「カレーラーメン!」



ラーメンが出て来てすぐに、スタッフさんが
「エプロン要りますか?」

上は黒でしたが、下が白で。
「なんで、白来ている時に限って、いつもカレーなんだろう…」と密かに思っていたのを見透かされでもしたかのように、
紙エプロンを持って来てくれました。
なんて、気がきくのでしょうー。

(ちなみに食べ終わってチェックしてみたら、三か所ほど汚していましたw)

一口スープを飲んで、「旨い!」
コクがあって、スープ度具合もちょうど良く、太めの麺にも良く絡み、良く馴染む。

味付けメンマとも相性が良く、チャーシューとも絶妙のバランス。
このチャーシューの口の中でトロけるのがまた良い。

ただ、生の玉ねぎのみじん切りが入っていて。
最初はアクセントに良いかなーと思っていたのですが。
段々、キツくなってきて。
私、生の玉ねぎ、あまり得意でなくて。
そういう方、多いと思うのですが。
これ、オプションか、好きな人は自分で入れるようにしてくれたらもっと良いのになー。

と思いつつ。

最後のスープは、つけ麺の割スープで割って、飲みました。

この旨さで160,000VNDは安いですね。

ART

昨日、ホーチミン市美術館に展覧会を見に行った話を投稿しましたが。

Wed.Sep.27
【展覧会「Autumn Colors」@ホーチミン市美術館】
https://sake.vietnhat.tv/e55566.html

先日、作家さんたちが当店にいらした時、たまたま居合わせたお客様が
「美術館って、行ったことないなぁ」
と仰って、
「あらまあ、あなたたち、○年もホーチミンにいて、美術館に行ったことないの?」
と、作家さんたちに呆れられておりました。

私も一緒になって「あらまあ」という顔をしていたのですが…
実は私も行ったことがなくw

東京では、上野の都立美術館、六本木の国立新美術館、銀座のギャラリーなど。
作家側としてたびたび出入りしておりましたが。
ホーチミンに来てからは、一度も訪れたことがありませんでした。

そこで今回を機に、常設展も、古代博物館もすべて観て回りました。
入場料は3万VNDです。



館内はセキュリティーがゆるゆるで、展示されていない場所に迷い込もうが、
写真を撮ろうが(フラッシュは禁止です)、
作品に触ろうが(本当はいけません。止めてくださいね)、
まったく咎められません。

日本と違って若い人が多く、グループ、カップル、などなど。
平日の昼下がりでも、結構、拝観者は多く。
さらにフランス統治時代に建てられたコロニアル建築の美術館は建物自体が美しく。


※時代を感じさせるエレベータ。現在は使われていません。

インスタ映えのスポットがそこらじゅうにあり、そこらじゅうで写真を撮っています。
作品や建物の写真じゃなくて、撮りたいのは自分たちのポートレイトなのねw


※彼女が美しくて、ついシャッターを切ってしまいましたw

建物を取り囲む回廊の小部屋にもびっしり展示されており、
観て回るのには結構時間が掛かります。



一階は現代アートが多く。


※この部屋の作品が、すべての作品の中で、いちばんのお気に入りでした。

二階は戦争を描写した作品が多く。

回廊を周り切った奥の部屋では、映像で収蔵作品が紹介されていました。



三階は個々のアーティストの作品が展示されています。





敷地内いちばん奥には、博物館があり、発掘された古代の遺跡や仏像などが展示されています。
仏像の多くは損傷がひどく、腕のないものはまだよく、首がないもの、首を切られているようなものなど。
プノンペンの博物館で観たのと同様の仏像が多く、この地が過酷な歴史を歩んできたことを髣髴とさせています。



さて、館内はエアコンがなく、天井に設置された大きなファンだけで。
また館内にカフェでもあれば一息ついてまたゆっくり回れるのでしょうが。
あいにく外にカフェがあるきり。
このあたりの整備が進めば、もっと多くの方が美術館を訪れるのではないでしょうか。

ART

日越外交関係樹立50周年記念の一環で、ホーチミン市美術館で開催されている
展覧会「Autumn Colors」を観に行ってきました。

先日、この展覧会がベトナムのメディアに報道されたことについては、ブログに書きました。

Sat.Sep.23
【日本の現代アーティストがベトナムに「もったいない」の精神を伝える@ホーチミン市美術館】
https://sake.vietnhat.tv/e55559.html

美術館の入場料は30,000vndで、企画展、常設展、古代博物館の全館が拝観できます。



さて、「Autumn Colors」ですが、友井隆之氏、大野知英氏、佐野能久氏
三人の日本人と16人のベトナム人アーティストによる133点の作品が展示されています。

久しぶりのアート鑑賞で、溢れる感性に触れ、みずみずしい感情が広がります。

アート鑑賞も日本酒の試飲も似ているところがあって、何かを汲み取ろうとすることも、解釈しようとすることも無用で。
「自分の好き」を見つけ、その「好き」に浸り、酔いしれること。

ベトナム人アーティストたちの作品は、ベトナムらしい南国のアンニュイさを漂わせつつも、
原色やゴールド使いの強いパッションが弾けている作品が多いように思います。

その中で見つけた一点。
「私の好き」です。
驚いたことに、作品のネームカードに、作家さんの電話番号が書かれてあるのですね。
いつかどこかでお会いできるようにと、写真を撮る。



さてかなりの作品群を観て、一番奥の部屋に、日本人アーティストたちの作品が展示されています。

日常で廃棄されるものたちに、アートという新しい息吹と使命が与えられた作品群。
社会的課題を、アートという行為で表現し、示す。
部屋全体がコンセプチュアルで、統一されています。

先ほどの「好き」の定義から言うと、友井さんの鉄クズのアートがお気に入りです。
自分の部屋に飾り、照明を当て、朝に夕に眺めていたい。





佐野さんの作品は、奈良町のギャラリー勇斎さんでも拝見したことがあるのですが。
美術館という空間の中で観ると圧巻で。
この全て色形の揃ったペットボトルを、このベトナムで短期間に調達したとは考えにくく。
どうされたのかしらと、そのご苦労がしのばれます。


※上記メディア記事より拝借

大野さんの衣装の作品は大変ユニークで。


※上記メディア記事より拝借

私はかつて舞台衣裳の写真撮影をさせて頂いたこともあることから興味が湧き、
大野知英さんの作品を、ホームページ上で鑑賞させて頂き、その幻想的な作品群に魅了されました。


※大野知英さんのホームページから拝借しております。

展覧会がきっかけで、その作家を知り、ファンになるという事も、嬉しい出会いです。

日本酒イベント

ベトナムの食材だけを使ったベトナムキュイジーヌのレストラン。

【Nen Light】

先月8月に、コロナの影響もあってか、しばらく閉めていたダナン店を再開したり。

2023/08/12
【Nén Danang Restaurant、リ・オープン。オープニングパーティーに招待されました!】
https://sake.vietnhat.tv/e55345.html

ミシュランガイドに掲載されたりと、
ホーチミンにレストランをオープンしてからわずか一年ほどで、快挙の連続です。

そして今度は、Nen light レストランの敷地内に、
【NEN RIKI】という
日本酒バーをオープンしました。



オープニングパーティにご招待されて、お伺いしました。


※ 写真は全てMizuyoさんからお借りしました。
私は、Nen lightさんの基調カラー「黒」の上布のお着物で参加しました。

時々激しい風雨の中、屋外でもしっかり屋根があり、風情ある空間でした。

実は前日、当店で開催されたヒロさんのアコースティックLIVEにも、
オーナーさんご夫妻と、ソムリエのLeさんが来ていらしてたんですね。
みんなで盛り上がって、和気藹々と一緒に歌って酒を楽しむ「歌声喫茶」ならぬ「歌声角打ち」が、彼らには印象的だったようです。

ただおっちゃんとオバちゃんらが、昭和を懐かしんでワイワイやってるだけ〜
と、私らは思うわけですが、そのお客様との近しい距離感が良くて、
そんな店になるように、と話していらっしゃいました。

Nen とは、人と人とを繋ぐ、そんな意味が込められているそうで。
彼らのチームは、元々立命館アジア太平洋大学の同窓生で、
社長ご夫妻は16歳から20年の付き合いになり、メンバー皆が
家族であり、友であると語ってくれました。

たまたま辞書を見ていて、Nen Riki=念力、いいんじゃない?ということで、この摩訶不思議な店名となったようです。

そしてこのオープニングパーティーで使われた日本酒は全て、スターマークさんから仕入れたお酒でした。
サプライヤーに、Simbaさんを選ばなかったのは、彼らが毎回、当店で開催されているスターマークさんの試飲会に参加している事と、無縁ではないでしょう。



いかに日々の営業、プロモーションが大切かと言う事を感じます。

お料理は、いつもの通りスーさんシェフの創作です。
ちょっと照明が暗くて、写真が撮れていないのが残念だったのですが。
不思議な食材があり、「これ、何?」と尋ねると、「それ、バナナの茎」。
ええ!!バナナの茎を食べるんですかぁー!
ちょうど良い風味付けで、少しシャキシャキした食感が絶妙です。
いつも彼女の料理には、新鮮さと驚きがあります。

私はそもそも、日本酒を伝え、広めるためにここにいますから、
こうしてベトナム人の若くフュージョンな才能に日本酒文化が受け継がれて行くことが一番嬉しい!!

一つでも多くの、ベトナム人 が経営するレストランさんに、日本酒の魅力と、無限の可能性(ペアリング、トリプリングなど)を知って欲しいと思います。

イベント

土曜日は、HIRO SANADA さんが、アコースティックギターの
ワンマンライブをしてくださって、ヒロさんのファンの方、
角打ちでライブ?と興味津津の日本酒関連企業様も御来店。

定員数12名様のところ、15名様と大盛況でした。

あちらこちらでソロで、あるいはセッションで活動されているのは聞いておりましたが、
当店では初めてのこと。
アコースティックと聞いて、ギター一本持ってこられるのかと思っていたら。
早々に技術者の方と下見に来られ。
アンプやミキシングの打ち合わせ。
ウチのような狭い店で大丈夫かしら。。。

当日は二時間前からお見えになり、手馴れた様子でどんどんセッティングされて、リハーサルを済まされて。
私はただ、周りでウロウロしているだけで、気がついたらすっかり段取りが出来ておりました。
30分ほど前から、チラホラお客様がお見えになって、ウェイティング。
あれよあれよと言う間に、12名様定員数のところ、15名様がお集まりになられました。

二曲だけ、前座のヨコシーさんが唄われて。
私の大好きなせっちゃんこと斉藤和義の【歌うたいのバラッド】。
懐かしいなぁ〜

そしていよいよヒロさん登場。
いつもの角打ちと違う、小さな白熱球のライトと蝋燭に照らし出されて。
地下のバー的雰囲気の中、次々と、昭和の曲を歌ってゆかれます。
ガロの【学生街の喫茶店】(1972)なんかは、知らない方。。というか、まだ生まれていない人もいるでしょう。
ベトナム人 のお客様もいらっしゃったのですが、彼らが知っているのは1980年代以降だと思います。
中森明菜や五輪真弓など、女性の歌手の方の歌も、かっこよく、しみじみと聴かせてくれます。
みんな狭い空間で重なり合いながら、ヒロさんの世界に引き込まれてゆきます。
そういえば、昔、小さい小屋でのライブって、こんな空気感だったなぁ。。。

少し休憩があり、この日は群馬県、高井酒造様の「巌(いわお)」シリーズをご協賛いただいており。
大吟醸、純米吟醸、特別本醸造を50度の燗酒でお出ししました。
大吟醸が美味しいと評判で、燗酒も「意外な旨さ」が好評でした。
お通しは、自家製鶏ハムと、燻製風味うずら卵。

「酒と泪と男と女」、「セクシャルバイオレット No. 1」「勝手にしやがれ」は
サビの部分を、みんなも一緒に歌い、とても盛り上がりました。
ヒロさんの素晴らしい歌と演奏に酔いしれて、全曲10曲、アンコール曲3曲。
素敵な時間は、あっという間に終わってしまった感があります。

またぜひ、このような機会が作れたら良いなと思います。

ヒロさん、ありがとうございました!

日本酒

昨日の土曜日は、HIRO SANADA さんが、アコースティックギターの
ワンマンライブをしてくださって、ヒロさんのファンの方、
角打ちでライブ?と興味津津の日本酒関連企業様もいらして。
定員数12名様のところ、15名様と大盛況でした。

それについてはまた後ほど書かせて頂きたいのですが。

そのライブとは別に、毎週末に来てくださる常連様が、会社の上司の方をお連れになり。
個室の方でゆったりと時間を過ごされました。

角打ちの方はお客様でギッシリなので、店内を抜けられません。
角打ちの出入り口から店の外へ出て、通りを抜けて表玄関から入るしかなく。
グラスやボトルを持ってホルモン闇番長さんの前を走る
私やスタッフを見かけたら、店はそういう状態の時です。

個室のお客様は、前回に引き続き、keep5本を開けられて。
さらに上司の方が帰られたら、ライブが終了し、空いた角打ちの方に移動され、
たまたま昨日初めていらした日本人のお客様と日馬友好。
グラス飲みで「 Cheers!」の嵐。
日本人の方が、
「日本での飲み方は中国とは違う。乾杯しても一気に飲まなくても良い。」
と教えておられ、
「ママさん、早く教えてよ〜」
と笑いながら、それからは3口ぐらいで飲まれてましたが。
それでもペースは早い。
私もちゃっかりご相伴に与り、最後はスパークリング日本酒も開けられました。


※写真は昨日担当のCATさん。いつもキレイに撮ってくれます。

で、この方たちの日本酒の好みが、アジアの人にありがちな
少し失礼な言い方かも知れませんが、高ければ良い、酔えれば良い
ではなくて、しっかり自分達の好みを把握しておられ、
高いモノにはそれなりに理由があると言う事を分かっておられ、
しっかり風味に対して意見を持っておられると言うことです。

「勝山 純米吟醸」は上品な風味で、イタリア人をはじめ欧米人にも人気ですが。
華やかながらもあざとくない「池雲 純米大吟醸」、
スッキリとバランスの良い「緑川 純米吟醸」、
スムーズでほんのしたり甘みを感じさせる「曼 Gold」、
白ワインのような酸味の「仙禽クラシック 亀の尾 純米大吟醸 」。

この5本の仕入先は、Simba さん2本、スターマークさん3本。
7月あたりから、当店の仕入れ本数が、スターマークさんがついに、
Simba さんを抜きました。
日本でも有名どころの銘柄を多く保有し、日本酒の取り扱いでは一強と言われるSimbaさんですが。
ホーチミンはさまざまな地域、国から人が集まるコスモポリタンな都市です。
日本での評価を知らない人たちにとっては、自分たちの舌で選ばれるため、
私たち供給する側は、
お一人お一人の好みを知って、バイヤスのない勧め方をしなければならない時代になったなぁと、
思う今日この頃です。

ART

日越外交関係樹立50周年記念の一環として、
Nguyen Đoc (グエン・ドクさん、ベトちゃんドクちゃんの、弟さん)が縁となって、
ホーチミン市のベトナム日本友好協会がナンマイアーティストクラブと協力して、
主催した展覧会が、ホーチミン市美術館において9/30まで開催されています。

ホーチミン市美術館
No.97A Pho Duc Chinh

日本人アーティスト友井隆之氏、大野知英氏、佐野能久氏、3名による
「廃棄物から音を聴く」という共通テーマで表現された現代作品「Autumn Colors」。
加えてベトナム人アーティスト16名による様々なジャンルの作品133点が展示されています。



その作品のようすがこちらに掲載されました。

https://phunuvietnam.vn/nghe-si-duong-dai-nhat-ban-mang-tinh-than-mottainai-den-viet-nam-20230921234753496.htm

佐野さんの作品には、もう何年前でしょうか?奈良町の「ギャラリー勇斎」さんで初めて出会いました。
今回、ギャラリーオーナー山中千恵子さんのご紹介で、他のアーティスト2名の方とご一緒に、
ホーチミンの当店にお立ち寄りくださったのは7月2日のことでした。

【ギャラリー勇斎】は、
【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopのモデルである角打ち「なら泉勇斎」と
一つの蔵の中に併設されているギャラリーです。

千恵子さんは「なら泉勇斎」のマスター研ちゃんのお母様。
お茶会に招いてくださったり、たいへん懇意にしていただいておりました。

今回は初のベトナムでの展覧会ということもあり、
会場で組み立てる作品の画材や、
ワークショップで使う素材を運ぶにはどうすれば良いかと言うご相談がございました。
私にはお応えできませんので、ビジネスパートナーの物流会社さんにご相談したところ。

ベトナム国内に持ち込むに当たり、さまざまな制約があることを知り、
その細かく厳しい条件に驚きました。

ですが海外展示の経験の豊富な三人のアーティストさんたちは、
「まだ楽な方だよね♪」と
ご自分たちで課題をクリアされたと、Facebookに投稿されていました。

また昨日、ふたたび当店にご来店くださり、
「僕たちはエントリーしていなかったのに」
サイゴンオペラハウスで開催された50周年の記念式典に出席されたようすや、
ベトナムの国民的歌手の方(NGUYỄN PHI HÙNG氏)と会食なさった話など、
楽しそうに話しておられました。

まさに、アートが繋ぐ友好関係ですね。

日本のアーティストのみなさま、どんどんベトナムに、
海外に出て、表現活動をしてください。

微々力ながら、応援いたします。

歴史、文化、風土

昨日9月21日は、日越外交関係樹立50周年記念のその日だと言うことを
意識したのは、朝のチャットミーティングの時でした。

その時のミーティング内容は、まさに「日越外交関係樹立50周年」で、
当店プロデュースで開催する日本酒イベントについて、でした。

1973年9月21日。
パリ和平協定の締結を受けて各国が外交関係を樹立しましたが、
実際は75年まで戦争が続いたことで、どちらかと言うと、
1975年のサイゴン陥落で戦争が終結したという記憶の方が強い。

ホーチミンでは、総領事館やJCCHなど各方面でイベントが開催されているようですが。



ここベトナムにおいて、ベトナム人の間でどのぐらい、
外交関係樹立の意識があるのでしょう。

昨日のお客様がたまたま、いろいろな戦争の話をされたので、
後でスタッフに聞いてみました。

今日が日越外交関係樹立の日だと言うと、
「知らない」
と、想定内の答え。
ですが、次の一言にビックリ仰天。

「ベトナムと日本は戦争していた」

「学校で歴史は習った?世界史は?」
「はい、習いました。でも、よく覚えてない…みんな忘れた」

ああ良かった。
彼女は良く事実関係がごっちゃになることがあるので、
学校で、ベトナムと日本が戦争をしていたと教えていたわけではないのね。

先日も、彼女にASEANの国々の名前を教えたばかり。
(もう忘れてると思うけど)

そこで、ベトナム戦争について簡単に教えました。
ついでにベトナムがカンボジアに侵攻していた事も。
私はカンボジアを旅行する時、
街中で「どこから来たの?」と聞かれたら、「ベトナムから」とは答えず、
必ず「日本から」と答えるようにしているのも、悪感情を持たれるのを回避するため。

一昨日、姉夫婦が居るので、アメリカに住みたいと言っていた彼女。
昨日のお客様はそうとは知らず、ニューヨーク赴任中に
友人が37発の銃弾を撃ち込まれて殺された話をしていて、驚いていたけれど。

良い面も、悪い面も、世界のことを知ることは大事。
と思った、記念日でした。

日本酒

酒サムライというのを御存知でしょうか?
日本酒業界の人間、日本酒ファンならみんながリスペクトし、注目する、
酒サムライ。

酒サムライとは?

http://www.sakesamurai.jp/http://www.sakesamurai.jp/

現在までに97人の方々が「酒サムライ」に叙任され、
2023年は、外国の方を含む4人の方々が令和5年9月26日に、
京都・松尾大社において「酒サムライ」として叙任されることになりました。

http://www.sakesamurai.jp/press230901.html

ベトナム初の酒サムライに叙任されたのは
「高橋漠(ばく)」さんです。

高橋漠 氏
・国際環境コンサルタント
・日本酒エデュケーター/コンサルタント
・WSET認定日本酒レベル3兼講師 ほか



初めてお会いしたのは2020年にホーチミンで初めて開催された、
「WSET Level 1 Award in Sake」(日本酒講座)でした。

それからというもの、日本酒のことでたびたびお世話になり、
教えていただき、さらに相談に乗っていただき。

漠さんがとても優しくて面倒見が良いことに甘えて、
つい愚痴までこぼしてしまう私なのですが。

それでもちゃんと話を聞いてくださり、アドバイスしてくださる、
年齢が大きく逆転しておりますが、勝手に兄貴みたいな存在だと思っております。

昨年はホーチミンの蔵元創設も、漠さんの呼びかけで実現しました。

今、ベトナムの日本酒市場は大きく変わろうとしているのを
毎日、肌で感じています。

御存知の通り、ベトナムでアルコール類の普及やビジネスをすることは、
たいへん規制が厳しく、さまざまな困難が伴い、非常にハードルが高い。

そんな中。
いつも笑顔でみんなを引っ張っていってくれる、
そんな漠さんの存在は、とても大きいのです。

今年は日越50周年を記念して、あちらこちらイベントが開催されておりますが、
私も7年間の集大成として、イベントプロデューサーを務めさせていただき、
11月に「日本酒イベント」を開催させていただきます。

スタートから波乱の連続!
愚痴り、ガーガー吠えまくる私に、
「ま~ま~、楽しくやったらいいんじゃないんですか。戦い過ぎ!」
と一言。

良い感じで、肩の力が抜けました!ありがとうございます。

漠さん、これからもよろしくお願いいたします。
< September 2023 >
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SAKE-KAMPAI
SAKE-KAMPAI
■ 角打ち【日本酒で乾杯!】⇒2022/09/27を持ちまして、Pham Viet Chanhの【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopに吸収合併いたしました。7年間、ありがとうございました。

■ 【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop
ベトナム初、日本酒専門「角打ちのある酒屋」です。試飲してからお酒を購入できるのは弊店だけ
 FB:蔵 KURA/Kaku-Uchi&SAKE Shop

40/28 Pham Viet Chanh, P.19, Dist.Binh Thanh
Google Map

■酒屋
 月曜日~日曜日 18-22
■角打ち
 月曜日~土曜日18-23(L.O)
 日曜日 18-22(L.O)

★クレジットカード、QR可(「角打ち」「店頭購入」のみ)。
★1本からでもデリバリーいたします。

ご注文はLINE公式アカウントからが便利です。(新アカウント2022/4/21~)
https://lin.ee/ppPhXK3
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