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南中部沿岸地方ニントゥアン省で計画されていた、
ベトナム初の原子力発電所建設プロジェクトの中止に関する決議を
92%、圧倒的多数の賛成で採択しました。
同プロジェクトは、
「ニントゥアン省の二か所に、
100万KW級の原子力発電プラントを二基ずつ建設する」
という計画で、2009年11月の国会で採択されたものです。
一か所はロシアが支援し、
もう一か所は日本が支援することになっていました。
中止の理由は、2009年当初より、
ベトナムの経済状況が著しく変わっているという経済的理由。
再生可能エネルギーの利用により、電力コストの削減に可能性があること。
ロンタイン国際空港建設、高速道路、鉄道など、
他に優先すべきインフラ計画があること。
などが挙げられています。
ベトナム政府は、最先端で、環境に優しい再生可能エネルギーの開発に
シフトするようです。
2011年の福島第一原子力発電所事故、
そして奇しくも、国会で中止が決議された同日、
日本では、東北地方太平洋沖地震の余震とみられる地震が発生し、
福島第二原発3号機の燃料プール冷却浄化系が自動停止しました。
幸い異常は見られなかったものの、
原子力発電所の、安全における脆弱さ、安全性への不信が、
影響していなかったとは思えないのです…。
日本のエネルギー問題は、今後、どこに向かってゆくのでしょう。
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写真:南中部沿岸地方ビントゥアン省トゥイフォン郡フーラック村に完成した風力発電所(第1期)。2016.11.25
(※写真:ベトナムニュース、VIET JOより)