まめ情報
香港上海銀行(HSBC)による、世界の駐在員を対象にした意識調査では、
外国人駐在員にとって住みやすい国、ランキング。
2016年と同様、1位はシンガポール。
2位 ノルウェー(前年6位)
3位 ニュージーランド(同2位)
4位 ドイツ(同10位)
5位 オランダ(同15位)
6位 カナダ(同3位)
7位 オーストラリア(同11位)
8位 スウェーデン(同8位)
9位 オーストリア(同7位)
10位 アラブ首長国連邦(同12位)
ベトナムは昨年度より11ランクを下げて、30位。
日本はもっと上?
昨年より9ランク下げて、29位。
どっこいどっこいですね。
以上、ベトナム総合情報サイトVIETJO [ベトジョー] 9/29の記事より。
ベトナムは、といっても、ハノイとホーチミンで、
「もはや違う国」とさえ言う人もいるので。
私が今いる、ホーチミンはというと。
また、「日本より」というと、東京と奈良ではずいぶん違うので、
東京と比べてみると、
環境問題、交通網などのインフラ整備、衛生面、サービス面など見ると、
日本の方が圧倒的に良いですし、
文化面も、奈良や東京の方が、深い歴史的背景があり、
個人的に、全体的に、表現の自由や才能の開花が実現されており、
多岐にわたって豊かだと感じます。
ですが「仕事」で考えると、
多くの人が答えているように、
ベトナムの方が「キャリアアップ」が望まれ、
収入面も日本より多く、経済的にも節約でき、貯蓄ができるようです。
「働き方」においては、
先進国の中でも日本は働き過ぎだと言われています。
教育面でも、
「子どもたちが生活を楽しんでいる(80%)」
「教育レベルは高い(80%)」
ただし、「教育費が高い」。
これは、補助金などの教育制度の違いではないでしょうか。
私が感じるのは、
ホーチミンの方が、活気があって楽しい。
自分が生まれながら持っている「日本」という背景や、
生活や仕事、さまざまな様式が、
そのままで「ブランド」になる、
つまりビジネスチャンスが多いということ。。
たとえば、日本酒専門店の立ち飲み屋さん。
東京は言うに及ばず、奈良市だけでも競合店がいっぱい!
ですが、ここ、ベトナムには、ウチの店だけ。
日本にあっては埋もれるコンセプトも、
ホームページを見て、
遠くはカナダから、近隣のASEAN諸国、国内(おもにハノイ)からも
お客様がやってきてくださいます。
日本では「あたりまえ」が、こちらでは「珍しい」のでしょう。。。
東京で感じていた「閉塞感」も、
いろいろと規制はあっても、ホーチミンでは「開放感」を感じます。
一方で、南部流「曖昧さ、いい加減さ」にとまどい、
慣れてしまうと、自分が流される。
また、スピード感が落ちる危険性があります。
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その他の2017年度版のランキングも紹介すると、
Inter Nations調べによるトップ10では、以下の通りです。
https://www.internations.org/expat-insider/2017/the-best-and-worst-places-for-expats-39182
1位 バーレーン
2位 コスタリカ
3位 メキシコ
4位 台湾
5位 ポルトガル
6位 ニュージーランド
7位 マルタ
8位 コロンビア
9位 シンガポール
10位 スペイン
「Business Insider」調べによると。
1位 スイス
2位 ドイツ
3位 スウェーデン
4位 アラブ首長国連邦
5位 ノルウェー
6位 シンガポール
7位 オーストリア
8位 香港
9位 イギリス
10位 バーレーン
アンケートで、抽出する対象者によってでしょうか、
結果がかなり違うようですが、
ランキングを見比べると、だいたいの傾向がわかりますね。
ただ、どの調査でも、
「駐在員の平均年収が1,000万円~2,000万円」となっているところ。
すごいですね!
確かに、母国にいた頃より、収入が多いということはあるでしょうが、
アンケートの取り方にも、偏りがあるのかも知れないな、
とちょっと思ったのでした。

※どのランキングにも登場するのが、シンガポール