心を動かされた話
花園神社にお詣りをして、ゴールデン街を少し歩いてみました。
※花園神社
ゴールデン街…
その昔は、サラリーマンの、そして作家や舞台・映画関係者など、
多くの人たちの溜まり場となっていました。
昨今は国内・国外の観光客が集まるようになって、
猥雑な夜の顔を持つ界隈は、様変わりしたと聞いていたのですが、
久しぶりに来てみると、よく来た店も健在でした。
「ガルガンチュア」。私が芥川賞作家:中上健次氏とお会いしたお店です。
「クラクラ」「パインツリー」…
会議と懇親会が終わって、一人でまたゴールデン街に戻りました。
思い出の店「べるじゅらっく」に来たかったからです。
久々に、マスターの顔がみたいなー。
元気かな…
…
…
…
店に入って唖然…
表玄関も店構えも昔のままでしたが、店の中はガラリと様子が変わっていたのです。
8人も入ればいっぱいのカウンターは、中も客席も女子ばかり。
※「べるじゅらっく」カウンター内
「誰を探しているの?」
唯一の男性のお客様から声を掛けられ、
「マスター、いますか?」
「……亡くなったよ」
絶句してしまいました。
「今日、お通夜だったんだよ」
もう何年、この店に来てなかったのでしょうか。
「(亡くなったことを)知らないで偶然来るなんて…きっと、マスターに呼ばれたんだね」
井原啓介…大きな役こそなかったものの、死ぬまで役者で、
ドラマでも色々な役で出ていましたが…
店のモニターでは、追悼映像が流れていました。
当時、ここで夜な夜な飲んでいた
脚本家の神波さんも、弟子だった南木さんも、すでに亡くなり。
早くに胃がん手術をした小平監督が、今もお元気とのこと。
私を「奈良女」と呼んで、親しくしてくださったっけ。
しばし、懐かしい思い出に浸りながら、心の中で献杯しました…。
啓介さん、最期にありがとね。
ご冥福をお祈り申し上げます。。。
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