気になった記事
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE304AK0Q1A630C2000000/
ああ、どこもそうなのだと思いました。
ベトナムでも社会全体の好景気感はないものの、
経済的な影響は斑(まだら)模様で、
壊滅的に落ち込んだところもあれば、
休み返上で稼働しているところもあるようです。
私が一度、「ロックダウン中はリモートですか?」
と迂闊に口を滑らせたところ、
「リモートなんかできるわけないでしょう!
そんなことしたら、工場が回らない」
巣ごもり需要と言う特需で、注文が殺到し、
昨年あたりは中国プラスワンで、生産の一部がシフト。
従業員たちも最初は張り切っていたそうですが、
そのうちに「お金はいいから、休みが欲しい」となるほど。
とは言うものの、同会社のベトナム国内でも工場によっては斑模様とも聞きます。
一人の感染者が出ただけで、工業団地全体がロックダウンする
厳しい状況の中で、勤務される方たちも戦々恐々。
先日ご来店いただいた方は完全防備で、店内にも入らず、
さっと荷物を受け取り、支払いを済ませると、急いで帰って行かれました。
また省によってはホーチミン市内からの出入りを制限していて、
登録許可証を持っている人だけが出入りできる状態なのですが。
今工場近くにホテル住まいだという方がご来店くださいました。
工場近くのホテルと言うのは…最低限の…寝れれば御の字程度と聞きます。
「シャワーは水しか出ないよ」
本人の希望しだいで、工場内にテントと身の回りのもの、生活環境、
三度の食事やおやつ、特別手当を支給して、
稼働している工場もあるという記事も観ました。
https://www.viet-jo.com/news/economy/210702075435.html
それから私は、「リモート」「ステイホーム」という、
みんながそうであるべき的発言は慎重にすることにしました。
製造業一般的にそうかと言えば、取材によると、業種によっては
昨年12月あたりから回復したというところもあるようです。
そんなあちらこちらでの声は数字にも反映されていて。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-29/QVFXLZT1UM1O01
ベトナムの経済成長は4-6月(第2四半期)に加速した。
国内では新型コロナウイルスの感染拡大が続いているものの、
世界の需要が勢いを取り戻していることが寄与した。
ベトナム統計総局が6月29日発表した
4-6月の国内総生産(GDP)は前年同期比6.61%増と、
1-3月(第1四半期)の4.65%増(改定値)を上回る伸び。
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日本でも先日、道具屋筋の調理器具を売っている小売店が、
最近、来店して購入する一般客が増えたとのこと。
巣ごもりで自炊が増えると、料理にめざめ、
プロが使うような道具を買い求めたい、
できれば通販ではなく、お店の人に使い方など説明してもらいながら、
購入したいお客様で賑わっているとのことです。
その他、お掃除グッズ、家事便利グッズ、医療や健康グッズ
おうち時間を楽しく過ごすさまざまな機器やコンテンツ、
それらを生産する会社だけでなく、部品、材料を提供する会社。
昨年はサプライヤーが追い付かないという状況もあったようですが、
どこもフル稼働のようです。
コロナの影響を大きく受けたのが飲食店をはじめ中小企業が多いということで、
もともと納税額の占める割合が少ないため、
大手製造業の税収が増えて全体の底上げにつながったということらしい。
大きく影響を受けたことばかり報道され注目されると、
人々は不安になって買い控え、貯蓄傾向に走り、悪循環。
(投資に回す人も増えているようで、株価が上昇中)
社会全体の景気回復に向けて、お金を回してゆきたいですね。
私は、もしロックダウンでなかったら買わなかっただろうなぁと思うものを、
三点セットで買いました。
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