【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop

Pham Viet Chanh(ファンビッチャン)の【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopからお届けするホーチミン情報。
おすすめのお店、耳寄り情報、マメ知識、ベトナムと日本との違いなど、日々、ご紹介してゆきます。
【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop:FB:蔵 KURA/Kaku-Uchi&SAKE Shop

気になった記事

という見出しに、

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE304AK0Q1A630C2000000/

ああ、どこもそうなのだと思いました。

ベトナムでも社会全体の好景気感はないものの、
経済的な影響は斑(まだら)模様で、
壊滅的に落ち込んだところもあれば、
休み返上で稼働しているところもあるようです。

私が一度、「ロックダウン中はリモートですか?」
と迂闊に口を滑らせたところ、
「リモートなんかできるわけないでしょう!
 そんなことしたら、工場が回らない」

巣ごもり需要と言う特需で、注文が殺到し、
昨年あたりは中国プラスワンで、生産の一部がシフト。
従業員たちも最初は張り切っていたそうですが、
そのうちに「お金はいいから、休みが欲しい」となるほど。
とは言うものの、同会社のベトナム国内でも工場によっては斑模様とも聞きます。

一人の感染者が出ただけで、工業団地全体がロックダウンする
厳しい状況の中で、勤務される方たちも戦々恐々。

先日ご来店いただいた方は完全防備で、店内にも入らず、
さっと荷物を受け取り、支払いを済ませると、急いで帰って行かれました。

また省によってはホーチミン市内からの出入りを制限していて、
登録許可証を持っている人だけが出入りできる状態なのですが。
今工場近くにホテル住まいだという方がご来店くださいました。

工場近くのホテルと言うのは…最低限の…寝れれば御の字程度と聞きます。
「シャワーは水しか出ないよ」

本人の希望しだいで、工場内にテントと身の回りのもの、生活環境、
三度の食事やおやつ、特別手当を支給して、
稼働している工場もあるという記事も観ました。

https://www.viet-jo.com/news/economy/210702075435.html

それから私は、「リモート」「ステイホーム」という、
みんながそうであるべき的発言は慎重にすることにしました。

製造業一般的にそうかと言えば、取材によると、業種によっては
昨年12月あたりから回復したというところもあるようです。

そんなあちらこちらでの声は数字にも反映されていて。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-29/QVFXLZT1UM1O01

ベトナムの経済成長は4-6月(第2四半期)に加速した。
国内では新型コロナウイルスの感染拡大が続いているものの、
世界の需要が勢いを取り戻していることが寄与した。

ベトナム統計総局が6月29日発表した
4-6月の国内総生産(GDP)は前年同期比6.61%増と、
1-3月(第1四半期)の4.65%増(改定値)を上回る伸び。



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日本でも先日、道具屋筋の調理器具を売っている小売店が、
最近、来店して購入する一般客が増えたとのこと。

巣ごもりで自炊が増えると、料理にめざめ、
プロが使うような道具を買い求めたい、
できれば通販ではなく、お店の人に使い方など説明してもらいながら、
購入したいお客様で賑わっているとのことです。

その他、お掃除グッズ、家事便利グッズ、医療や健康グッズ
おうち時間を楽しく過ごすさまざまな機器やコンテンツ、
それらを生産する会社だけでなく、部品、材料を提供する会社。
昨年はサプライヤーが追い付かないという状況もあったようですが、
どこもフル稼働のようです。

コロナの影響を大きく受けたのが飲食店をはじめ中小企業が多いということで、
もともと納税額の占める割合が少ないため、
大手製造業の税収が増えて全体の底上げにつながったということらしい。

大きく影響を受けたことばかり報道され注目されると、
人々は不安になって買い控え、貯蓄傾向に走り、悪循環。
(投資に回す人も増えているようで、株価が上昇中)
社会全体の景気回復に向けて、お金を回してゆきたいですね。

私は、もしロックダウンでなかったら買わなかっただろうなぁと思うものを、
三点セットで買いました。

--------------------続く

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先日、7区(VIVO City)で行われた【Japan Eats】さんの試食会に、
【蔵 KURA】の酒屋スタッフSonと一緒に行ってきたことは書きましたが。

そのようすが、さっそく日本の「中日新聞」に掲載されました。



記事は、このカフェを併設したアンテナショップを運営し、
進出希望メーカーを支援する
「aglobe」https://www.aglobe.net/の小粥あさ美社長の
Facebookに投稿されました。

「aglobe」は静岡県が拠点のようですが、関東、東海、関西と
広く活動を行っており、メディアにも頻繁に取り上げられています。

左上に掲載されている写真は、Sonが最後に、
意見をショップスタッフに述べているところですね。
ベトナム語だったので、何を伝えていたのか、定かではありませんが、
Sonは思ったことはズバズバ言うタイプですから、
運営の仕方からメニューについて、かなり辛口だったのだと想像に難くありません。

私もブログに書きました。
2021/03/29
【「Japan Eats」試食会に行ってきました@7区 Vivo City】
https://sake.vietnhat.tv/e50239.html

その後、小粥さんとメッセンジャーでやり取りしたのですが。
ご丁寧に記事が出ることをお知らせいただき、
「奈良漬クリームチーズ」について、
話したことと、掲載されている内容が少し違うようだ、
「ごめんなさい」とご一報いただきました。

誠実な方ですね。

そもそも「奈良漬クリームチーズ」は、
奈良市三条通の「酒商のより」さんで出しておられるのが美味しかったので、
私の店でも出させていただくようになりました。
レシピは自己流ですが、弊店でも人気メニューでした。
またすでに、日本ではあちらこちらでメニューとして出ています。

逆に、その内容をこういう文章でまとめたのかと、
取材する側の私にとっては勉強になりました。

これまでに日本での活動を、何紙にも掲載していただき、
そのたびに「あれだけ話したのに」ということもあれば、
私の「単なる思い」を援護射撃するような力強い文章で後押ししてくれたこともありました。
しかし話した内容や意図を齟齬する解釈は一度もありませんでした。
さすがプロ中のプロです。

さて。
この中日新聞の新聞記事は、
ベトナムでアンテナショップを立ち上げたという事実を記事にしたかったのではなく、
一人の女性起業家が、
活路を見出そうとする日本企業(メーカー)の海外進出サポートを、
今、この「コロナ禍」で行ったという、
「希望」を活字にしたかったのだと思います。

さて、さっそくSonに、新聞に掲載されたことを知らせました。
「私、デブー」と言いながら、とても喜んでいました。

この写真には、あなたの、いつ何があっても笑いを絶やさない、前向きな姿勢が写っていますよ。

■Pham Viet Chanhの【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopは、
月~金:酒屋は11時~19時。角打ちは17時~23時。
土:酒屋は11時~19時。角打ちは12時(昼飲みできます)~23時。
日:酒屋は11時~19時。角打ちは12時(昼飲みできます)~22時、毎日営業しております。
クレジットカード、使えます。ホーチミン、ハノイともに配達可能です。
※なお、ハノイの配達は現金かお振込みのみです。

■レタントンヘムの角打ち【日本酒で乾杯!】は、19時~23時、毎日営業しております。

両店とも、日本人スタッフがおります。

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選挙人票数当選ラインの270を獲得して、
民衆党のジョー・バイデン前副大統領(77)が当確した。



私や、周りの日本人の知人は、「トランプが勝つ」という希望的観測が強かったのだが。

先週、開票が始まってすぐ、アメリカ人の知人と話をした。

「ほら、私が言った通りになったでしょう?」
(まだその時は、当確ではなかったが、バイデン氏が優勢だった)

トランプ氏およびその周辺の支持者の差別的な言動が、
アメリカで暮らしていると、不愉快を越えて、脅威にさえ感じるのだそうだ。

そうした脅威、嫌悪感に加えて、民主党が支持者を統率したと彼女は言う。

前回、ヒラリー・クリントン氏とトランプ氏の対決では、
民主党の支持者が、ヒラリー・クリントン氏が勝つと信じて疑わず。
投票に行かなかったと言うのだ。

私も、日本のメディアも、同様だったように記憶している。
そこに、共和党が支持者をまとめて、投票に向かわせた。

その同じ過ちを繰り返すまいと、
今回は民主党が支持者に呼びかけ、投票所に向かわせた。
幸か不幸か、コロナによる郵便投票がさらに追い打ちを掛けた。
郵便ポストが焼き払われた、郵便投票は無効だ、開票をストップさせろ、だの、
物議を醸したが。

結局は、オバマ大統領の過去最高の獲得投票数を上回る獲得数で、
バイデン氏が勝利した。

国民一人一人が投票をすることの重要性を思う。

ちなみに、ベトナム人に今回のアメリカ大統領選挙について聞いてみた。
米中の力関係に変化が生じるであろうことは、
ベトナムにとっては大きな問題だと思うからだ。

しかし返事はあっけなかった。

「興味ない。(ベトナム国内の)選挙にも行かない」

「(アメリカの体勢は)ベトナムにとっても、重要なことよ。投票には行かなくちゃ」

「行っても結果は同じだから」

「行っても結果は同じ」、どこぞの国の若者も、
長らくこのセリフを吐き続けていた。
国政が違うため、同じセリフでも、その意味するところはかなり違うのであろうが。

さて、勝利したバイデン氏。
周りに支えられているとは言え、77歳。
高齢の政治家の言動は、アメリカ人から観ても少々心もとないようだ。
4年持たないのではないか?と囁かれているいう。

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Pham viet chanhで、コロナの再発が出たというニュースが、
朝一に周って来た。

https://tuoitre.vn/cu-dan-mot-tang-chung-cu-pham-viet-chanh-tp-hcm-phai-xet-nghiem-covid-19-20200629203432935.htm

日本語版はこちら

https://poste-vn.com/news/2020-06-30-10098

Pham Viet Chanh Apartment(Binh thanh区)のブロックDの12階の住人。
ただちに12階が封鎖され、12階に住む住人にPCR検査が実施された。

経緯は、
D棟12階に住む男性に新型コロナウイルスの感染が確認されたものの、
治癒した後に同アパートに戻っていたという。

疾病管理センターでは、
男性が退院してから19日目まで、
新型コロナウイルス検査のため、検体を採取していた。

しかし19日目までは陰性を示したものの、
20日目には不明確な結果を示したため、
検査を行っていたセンターでは、
その男性と同じ階に住む住人に検査を実施したという経緯らしい。

日本ではふたたび、感染者数が増えているそうだが、
ベトナムでは再感染に対しても厳重に対処している。

一方、在ベトナムの日本商工会議所のアレンジにより、
25日・26日・27日の3日間、
ベトナム航空が運航した臨時便3便により、
日本人駐在員および出張者約450人がバンドン国際空港よりベトナムに入国した。
現在、14日間の隔離中である。

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昨日で2020年の上半期が終わった。

3月から6月までの4カ月間、COVIT19の影響に終始した上半期だった。

角打ち【日本酒で乾杯!】では、
3月…売上前年度比 97.6%
4月…売上前年度比 59.1%
5月…売上前年度比 75.5%
6月…売上前年度比 91.2%

4月は、在住者のみなさまのおかげでデリバリーさせていただき、
何とか売上40%減で落ち着いたが。
その後、なかなか元に戻らず。

少しずつながらでも、ずっと右肩上がりで来ていたので、
この4年と7ヶ月の間での初めての経験は、
さまざまな意味での「備え」と「チェンジ」について考えさせられた。

在住者の間では、「第二波が来る」ことを想定した会話がなされることが増えた。

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上半期最後の一日のお客様は(分母が少ない弊店だが)、
ベトナム人のお客様と日本人のお客様が同数だった。
ベトナム人のお客様はみな、日本酒をテイスティングしておられた。
勉強に来られたのだろう。

一昨日の記事といい、日本酒が広まってゆく予兆がする…。

2020/06/29
【ショップカード作りました。日本酒が広まるきっかけは?】
https://sake.vietnhat.tv/e48407.html

さて。

アフターコロナ中、ずっと支えてくださったお客様には、
心から御礼申し上げます。本当に、ありがとうございます。

下半期、またがんばってゆこうと思います。


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毎年、行こう行こうと思いつつ、7区と言うこともあってか、
つい、忘れてしまう「モーターショー」@ホーチミン。

10年ほど前になるが、東京ではいつも楽しみにしていた。
もちろん、車が欲しいからではなく、撮影がしたいから♪

当時はまだ、高級スポーツカー真っ盛りだった。

ポップアップドアやガルウィングドアのファッションスーパーカーのかっこよさに、
魅了されたものだ。

富山県、光岡自動車の「オロチ」などは、
ガルウィングのドアが天使の羽のようで、
あまりの美しさ、神々しさに惚れ惚れして、
夢中になって写真を撮った。

※私の写真は、日本のハードディスクに置いてきてしまった。
 残念…

また、タキシード姿のバトラーのような男性たちが、かわるがわる、
ハンディクラウン(羽ぼうき)で車体のホコリを払っていたのは、超高級車ベントレー。

そんな時代も、いつの間にか過ぎ去り、
日本では、実用的で燃費の良い、庶民的な車が提案・展示されるようになった。

そして、ホーチミンでも毎年、10月末頃、7区でモーターショーが行われる、
3年ほど前に、そのことを知った。
聞くところによると、10年前の日本のように、
高級スーパーカーが陳列されていたようだ。
フェラーリとか、ランボルギーニとか、ポルシェとかだろうか。

そして今年、行って来た人から写真を見せて頂いた。
カメラ小僧なモーターショーファンの例に漏れず、
車ではなく、各メーカーに配しているコンパニオン女性たちがズラリ。

私も、キレイなおねえさんは好きなので、撮りますけれどね。。。
なんだか10年前を思い出して、懐かしくなった。

さて、一方で。
日本で行われたモーターショーでのプレゼンが今、ちょっと話題になっている。
テレビCMでも紹介されているので、ご存じの方も多いと思うが。

モーターショーなのに、車の紹介ではないのだ。

テーマは「人」
未来の、新しい暮らし方の提案と、暮らしのゆたかさについて。

毎度、やり過ぎ感ありと評判の、以下、社長のプレゼンテーションの動画だ。

【東京モーターショー2019 豊田章男からのメッセージ】



車なら車、商品だけを売る時代ではなくなったなぁと、思った。

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会食に使うにはちょっと普段使い過ぎるけれど、
風呂いすみたいなプラスチック椅子にアルミテーブルのローカル店はちょっと…

そんな時。

毎日の一人めしや、友達との気軽なランチにお手ごろな、
ベトナム料理(中部フエ料理)のチェーン店として、重宝していた

【MON HUE】

ハイバーチュン店、ドンコイ店を利用したことがあり、
レタントン店は、昼から通しで営業しているので、
Standing BAR【日本酒で乾杯!】の前に、ちょくちょく利用していた。

週刊Vetterの「B級グルメ特集」でも、取材したことがある。

ホーチミン市1区に、最高時で100店舗、展開していたそうだ。

それが、今年の2月ごろからだろうか。

メニューに載っている料理が「今、できません」のオンパレード。
料理しかり、ドリンクしかり。

テトの影響かと思ったのだが、次に行った時も同じ。

時間帯にも寄るのだろうが、お客様はいつもまばら。

ベトナムの場合、午後3~4時の中途半端な時間でも、
ローカルの繁盛店では、ひっきりなしに客が回転している。
「みんな、何をしている人なのか?」
と、不思議なのだが、老若男女関係なく、飲食している。

さて、件のMON HUE。

そうこうしているうちに、店を畳んでしまった。

「やっぱりね…」

と残念に思っていたのだが。

ドンコイ店はまだ営業していたように思うので、
レタントン店だけかも知れないと思っていたら…。

先ごろ、レタントン店がリニューアルオープン。

「良かった!」

そのうちに行こうと思っていたら、このニュースである。

「ホーチミン市1区で営業していたモンフエが倒産した様子」

記事によると、
サプライヤーへの支払および従業員への賃金の支払いが行われていないそうだ。

店舗閉鎖、テナント募集の張り紙、店内の備品が撤去などなど、
各店舗によって対応がまちまちなようすだが。

記事によると、
未払いを訴える一団が、モンフエの親会社に抗議に行ったが、
対処できる職員がいなかったらしい。

MON HUEだけでなく、傘下の別店舗でも同様の問題が発生し、警察沙汰になっているようだ。

その他、テナント家賃の滞納、デリバリーアプリの手数料の滞納など、
その影響は、各方面に及んでいるようだ。



※在りし日のMON HUE(レタントン店)のお料理(2018/10/31撮影)
 現在、この店舗はすっかり取り壊されてしまった。

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映画監督の佐藤純彌(さとう・じゅんや)さんが
9日、多臓器不全による衰弱のため死去。
86歳でした。

佐藤さんは、
「超大作なら佐藤純彌(監督に!)」と言われ、
「ミスター超大作」と異名を取る監督でした。

日比谷高校、東京大学文学部を卒業後、東映に入社。
東映退社後、1975年『新幹線大爆破』はヨーロッパで、
『君よ憤怒の河を渉れ』は中国で大ヒットしました。

『人間の証明』『おろしや国酔夢譚』『男たちの大和/YAMATO』
『桜田門外ノ変』など次々と大作を手掛けられ、
1988年、日中合作の超大作『敦煌』で、
日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞。

なかでも私が大好きなのは、感動の超大作、
『未完の対局』です。

大正時代から昭和にかけて、
激動の歴史を歩んだ日本と中国の、
囲碁の天才棋士の交流を描いた作品で、
しみじみと感動が沸き起こる、いわゆる大河ドラマです。



2010年、奈良県で開催された「平城遷都1300年祭」に、
私がプロデュースを務め、主催した
【zhu JI SI AONIYOSHI 祝祭祀 あをによし】は、
日本の能楽と、中国の昆曲と、奈良の和太鼓を、
金大偉氏が映像で紡いで演出をするという舞台でした。

その時、中国との合作を手掛けられた佐藤監督が、
励ましてくださり、プログラムに、サポーターとして
お名前を寄せてくださいました。

監督は、ざっくばらんで、とても話しやすい方でした。

『おろしや国酔夢譚』で極寒のロケ地での苦労話など、
お話くださいました。

私が、プロデューサーですとご挨拶すると、

「ははは、それは、たいへんだ!」

と、破顔され、

「プロデューサーのもっとも大切な仕事は何か、
分かっているかい」

「………」

すでに準備はスタートしていましたので、
制作サイドの細かなことまで、
あれもこれもと浮かび、言葉が続きませんでした。

「金だよ、金。プロデューサーの仕事は、
 金を集めることだよ」

何十億と製作費用を掛ける超大作の監督さんなので、
作り手の志だとか、夢だとか、そういうお話をされるのかなと
思っていましたが、
「金」という現実の裏に込められた、
作り手たちの思いというものを、改めて実感したのでした。

それまでは舞台の制作会社で仕事をさせていただいていたので、
ゼネラルプロデューサーである社長の苦労は、
日々、側で感じておりましたが、
いざ、自分がその立場になってみると、
その責任の重さを、ひしひしと感じるのでした。

みなさまのおかげさまで、
いくつもの問題やトラブルがありましたが、
前日のレセプションパーティーも含め、
舞台は無事、開催され、幕を閉じました。


佐藤監督とはその後、
2012年、『おろしや国酔夢譚』や『未完の対局』で、
共同執筆され、同じく日比谷高校から東大、東映と同じだった、
脚本家の神波史男さんの「偲ぶ会」で、
お会いしたのが最後でした。

あれから7年。

ご冥福をお祈り申し上げます。

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16日(土)に出版された「Forbes」によると、
ビングループのPham Nhat Vuong氏が、
The World's Billionairesで、198位になったそうです。

2018年の億万長者番付では499位でしたので、
https://www.forbes.com/billionaires/list/#version:static
まさに300位も順位を上げたことになります。

資産が増えたのは、テト明けに、株価が13%上昇したことによるものだそうです。

ビングループといえば、
ベトナム最大の不動産(複合)会社であることは、
知らぬものはいませんが、
小売、物流、農業、教育、医療の分野でも急速に拡大し続け、

ビングループVIC.HM傘下のビンファストは、
ついにベトナム初の国産車となる自動車の生産に乗り出したことでも、
話題になりました。


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という見出しで、8日、日経に記事が載っていた。

国内48か所目となるそうだ。

日本貿易振興機構(ジェトロ)の事務所
「奈良貿易情報センター」
が奈良市にオープン。

奈良市登大路町38-1 奈良県中小企業会館2階

奈良県の調査によると、県内で輸出を行っている企業は
2割程度。
遅れているとされる奈良の企業の海外展開を支援する。

「柿」は早くから海外をめざしていたように思うし、
いちごや茶などの農産物にとどまらず、
奈良市の正暦寺が発祥とされる「日本酒(清酒)」は、
すでに海外展開をしている蔵元もある。

奈良の特産品と言えば、思い浮かぶのは
大和野菜、大和鶏、大和ポーク、大和牛、
素麺、蚊帳、金魚、靴下、吉野杉、
変わったところで日本一のシェアを誇るロール巻たまご焼き機など。

何より、古の都、奈良へのインバウンド。
昨年、300年ぶりに再建された、天平の威容「興福寺中金堂」。

などなど、魅力満載だと思う。

このところ、
東北や北海道、九州など、自治体を上げての展示商談会などが、
ホーチミンでも盛んに行われ、
兵庫県や、千葉県など、知事も来越され、
進出支援とPRに力を入れている。

次の奈良県知事が誰になるのかは分からないが
(投票日は4月07日)
シルクロードの始発点を奈良から、展開していってほしい。


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(日本)政府が「クレジットカード手数料下げ」要請へ
さらに強まる市場経済への「政府介入」

https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/248790/110200164/?n_cid=nbpnbo_mlpum

世耕経産相は、

①日本はキャッシュレス対応という世界のトレンドに
少し遅れているから政策的に普及を促進する必要がある。

②消費増税対策の一環としてキャッシュレス決済なら
ポイント還元・値引きをするための環境整備で
クレジットカードを使える中小小売店を増やしたい。

としているが。

世界のトレンドとは、クレジットカードではなく、
スマートフォンなどのモバイル端末を利用するモバイルペイメントのこと。。。

そして、いくら店側がクレジット対応をしたとしても、
使い過ぎにつながりかねないと懸念する
高齢者たちの考え方や習慣は、そうそう変わらないだろうと言う
見方が強いようだ。



「にこにこ現金払い」で思い浮かぶのが、
「大阪城のたこ焼き屋」、三年間で5億円の売り上げ!&脱税事件。

ニュースのイメージ映像で、
お金を受け取り、笊に放り込み、お釣りも笊から渡す、
ひたすら、たこ焼きを焼いて、商品を渡す、
またお金を受け取り、笊に放り込み、たこ焼き焼いて…
そんな印象を受けた。

「毎日忙しくて、経理に手が回らなかった」という
経営者(おばちゃん)の詭弁にも似た言い訳だったが、

これ、キャッシュレスだったら、
支払はカードをかざして、ピッでお終い、
毎日の経理も「らくらく簡単!」

一方で、売上はガラス張り…
「にこにこ現金払い」は、「足がつかない現金」にもなる…。

さて、ベトナムはどうかと言うと、
やはりキャッシュレスや電子マネーの普及が捗らないと聞く。

現金払いが根強い、個人の意識の問題もあるだろうし、
こう…なんというか…ささっと下で流れるお金も、
現金払いだからこそ。

日本のように、「マイナンバー制度」の導入や、
先ごろニュースになった、
各国の財務機関と協力しての「財務省による個人の海外資産」の把握、
なんてことになったら、
個人の資産は丸裸になる。

嫌がる人、敬遠するる人は、ベトナムでも多いと思う。



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SAKE-KAMPAI
SAKE-KAMPAI
■ 角打ち【日本酒で乾杯!】⇒2022/09/27を持ちまして、Pham Viet Chanhの【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopに吸収合併いたしました。7年間、ありがとうございました。

■ 【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop
ベトナム初、日本酒専門「角打ちのある酒屋」
試飲してからお酒を購入できるのは弊店だけ
 FB:蔵 KURA/Kaku-Uchi&SAKE Shop

40/28 Pham Viet Chanh, P.19, Dist.Binh Thanh


■酒屋
 月曜日~日曜日 14-19
 ※水曜日定休日
■角打ち
 月曜日~金曜日 18-23(L.O)
 土曜日 14-23(L.O)
 日曜日 14-22(L.O)

★クレジットカード可(「角打ち」「店頭購入」のみ)。
★1本からでもデリバリーいたします。

ご注文はLINE公式アカウントからが便利です。(新アカウント2022/4/21~)
https://lin.ee/ppPhXK3
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