Thailand
イミグレは、指紋認証、顔認証が導入されて久しいが、意外とサクサクっと通過し、
地下鉄も、東京ほどには本数はないが、目的地までたどり着くのにスムーズ。
「ペッチャンブリ!」
思いっきり、カタカナ読みで駅名を伝えても、
ベトナムのように何度も聴き返されたり、伝わらなかったり、
言い直させられたりするストレスもなく、
街の人たちも、いたるところに配備された警備員も、
みな、ちゃんと聞きとって親切に教えてくれる。
さて、まずはホテルにチェックインしてから、
前回、訪れたときに、時間がなかったのと、
すでに2軒視察して、もう飲めない、食べられない状態だったため。
心残りだった
【伊勢の国サクラサク】へ。
Googleマップが、移転前の場所を表示していて、大回りしたが、
実はホテルから歩いて2~3分のところにあった!
少し奥まった場所にあり、喧騒から離れて静かな佇まいだった。
いきなり迎えてくれる「蓬莱泉」さんの垂れ幕。ホッとする。
Facebookのメッセンジャーで連絡を入れておいたので、
すぐに着物姿の若い日本人女性が近寄っていらした。
日本酒は飲みくらべセットを頼む。
Standing BAR【日本酒で乾杯!】でも扱っている銘柄は外して、
私の好きなフレグランス&フルーティーな、
昨今、弊店でも人気が高い薫酒系ラインナップと、
久々に「小鼓」が飲みたかった。
「あいなめ」(岩手産)を頼む。
板張さん(店長さん)がいらして
「『刺身、しもふり、炙り』、どれにされますか?」
こんな風に尋ねられる店は、ホーチミンではお目にかからない。
※迷っていると、刺身と炙り、半々にしてくれた。
さっそく魚をいただくも、お酒のチョイスが合わないことに気が付いた。
箸休めに、「絹かつぎ」(写真下)を注文する。
塩を振ると、フレグランス系に良く合う。
弊店では、チーズなどの発酵食品、燻製、漬物、珍味、干物、
いわゆる酒の肴の小皿が中心なため、
改めて料理との相性について考えさせられる。
珍味も充実していた。
「ほやの塩辛」「このわた」「めふん」。
「めふん」(写真上)を注文したところで、
日本酒のラインナップを、辛口・生酛・スッキリ系に変えた。
合う♪♡
ここは「馬刺し」の四種盛が安くて美味しいと、
弊店のバンコクファンのお客様からおすすめいただいていた。
1,130THB(≒4,000円)。
ホーチミンで馬刺しを出していたところは120万VND(≒6,000円)だったように思うので、
リーズナブルに、馬の部位がいろいろ楽しめる。
お好きなものをと、さまざまな塩を出して来られた。
また、醤油も九州の「濃いめの甘口」と、島根の旨味の強い「薄口」と2種類。
しっかり脂の乗った鬣(たてがみ)などは、
濃いめの甘口と合うのだそうだ。
濃厚で甘い脂を、しつこくなく、まろやかにする。
いろいろと試飲もさせていただいて、
今度、ウチの店にも仕入れる予定だった「土佐鶴」も、試飲してみた。
酒談義が花開き、さらに酒が進むのも、
「日本酒ラブ」な人がいる店ならでは。
TOTALは3,378THB(≒12,000円)
240万VND、ベトナムの物価を考えるととても高い!が、
ここはタイだもの。
このクォリティーと希少価値なら、決して高いとは思わない(*^^*)v