アオザイ会
ホーチミン市に在住している日本人女性会員の交流の場として
1995年に発足されました。
会員資格はホーチミン市または近郊に住む日本人女性で、
主婦だけでなく、仕事を持つ女性にも資格があります。
また配偶者が日本人の日本国籍以外の女性、
およびアオザイ会の承認を得た女性も対象となります。
【Episode.15-「日本人婦人会アオザイ会」とは?】
※以前、月間EMIDASのコラムでも記事を書きました。
しかし、このコロナ禍で集まることができず、活動を大幅に制限されました。
さらに8名で運営していらした役員も、帰任、他の国に異動など、
オンラインでの打合せ、活動が続き。
前役員が二年続けて任務を行うという異例の事態になったのでした。
イベントなどの活動はできなくなったとはいえ、
会員はまだ60名ほど残っているらしいですので、
アオザイ会と提携している飲食店や小売店などの情報提供など、
細々と続けて来られました。
そしていよいよ三年目を迎え、新役員募集となりましたが、
立候補するものもおらず、推薦されてもそれぞれに理由があり、
辞退される方ばかり。
私もお声を掛けられましたが、
さすがに二店舗朝から晩まで経営しての活動は難しく。
ずっとお断りしてきたことも心残りでした。
とはいえ、アオザイ会を今後、続けてゆくか、ここで終わるかというアンケートには、
「続けて欲しい」という少数派の3人のうちの一人でした。
が、大方の意見は「アオザイ会の活動休止」でした。
アオザイ会の今回の休止は、実質、解散です。
こうして23年、およそ四半世紀続いた「アオザイ会」は幕を下ろしたのでした。
ここまで先輩たちが継いで来られた会を、
自分たちで幕引きをするという大きな決断をするのは、
たいへんなことだったと思います。
各組織への届け出、さまざまな事務的手続きも済まされ、
木曜日は急遽、最後のランチ会のご案内をいただき、何を置いても参加させていただこうと、
朝からのJETROさんでの打合が終わると、そのまま会場
Mia Saigon Luxury Boutique Hotel
に向かいました。
そろそろ雨季を迎えたホーチミンですが、その日は、
最後のランチ会にふさわしい、清々しい晴天でした。


役員のお一人が本帰国の辞令が急遽出たことを受けての急な連絡でしたので、
都合を付けられる人も少なかったのか、7名の参加となりました。

私は入会して4年ほどですが、思い返せば、一人だと絶対に体験できない
「工場見学」や「地下鉄工事現場の見学」など、大人の遠足が強く思い出に残っており、
また総会や茶話会では、多くのゲストスピーカーの方の貴重なお話をお聞きすることができました。
ボランティア活動をしている団体の展示もありました。
すこぶる残念ではありますが、
「時代は変わったのだと思います」
役員の方たちの、明日に向けての清々しい表情が印象的でした。