ベトナムに進出
「営業担当者が担当エリアにある顧客企業に対して、事前にアポイントを取らずに一軒一軒しらみつぶしに訪問していく営業手法」
のことだそうです。
ベトナムに進出している蔵元さんの中でも、
1)懇意にしている輸出業者さんが勝手に輸出していて、どこの国に輸出されているかさえご存じない
2)海外に輸出しているが、営業はベトナムのインポーター、サプライヤーにまかせっきり
3)海外のディストリビューターに営業させている
4)蔵元自らが営業に回る
以上の4つのタイプがあると思うのですが。
1)は問題外としても。
2)でベトナムの場合、「Phuc Binh」さんの営業力は定評があります(ただし、特約店契約になるようです)。
一方「Simba」さんはベトナムで日本酒に関しては一強と言われていますが、営業をしない、してくれないことでも有名です。
4)は、2014年に私が初めてベトナムに視察に来たとき、コンサルタントしてくださったVIT Japanの猪谷さんからお聞きした話で。
「黄桜」の社長さんが自社の日本酒を持って、飲食店すべてを一軒ずつ、すべて回ったというお話をお聞きしました。
それを「どぶ板営業」と呼ぶのだと、その時、初めて知りました。
「なかなか、出来ることじゃないですよ」
日本ならともかく。ベトナムの地で一軒ずつ虱潰し…いえ、ローラー作戦で営業を掛けてゆく。
その頃の日本食店の数が、今と比べて圧倒的に少なかったとはいえ、凄いですよね。
そして先日、突然やって来た営業マン。
身なりからして、昨今良くアポなしで尋ねて来られる日系の銀行マンかと思いました。
※金融の方は、一応アポを取られるのですが、当店が深夜まで営業しているというのに、
朝一、9時から12時までの間で…とか、配慮もへったくれもない時間帯を指定されたりするので、
アポ時間を14:30-17:00か、角打ちの営業時間でお客様の少ない時間帯を指定するのですが。
そうするとアポなしで、ふらりとついで寄りされるのです。
閑話休題。
アポなしで来られたのは、身なりが良く、感じの良いベトナム人で、
まったく日本語を話しませんが、聞き取りやすい英語を話します。
※最近日本酒の営業でも、日本語を話さないベトナム人が多くなりました。
まあ日本人客相手に商売してもパイは縮小するばかりだし、GDPも4位に転落する体たらくな国ですので。
英語を使って、もっと別の国の人たちに営業を掛けたほうが良いと考えるのは妥当です。
大分県の「西の関」【萱島酒造有限会社】さんの特約店(輸入元・サプライヤー)さんでした。
ウチのスタッフに聞いたら、広く食品を輸入・卸をしている会社だそうです。
「西の関」さんも、初めてベトナムに上陸した時、すべての飲食店さんに300mlのサンプルを配布したことで、その名は知れ渡っておりました。
当店もサンプルをいただきました。
かなりリーズナブルです。
が、その頃、日本でも有名どころでなかなか手に入りにくい銘柄を、次々に取り扱っていたSimbaさんの商品群が魅力的で。
私は手を出しませんでした。
昨今は、やる気のあるインポーター・サプライヤーさんを応援したいと思っております。
そしてその感じの良い営業マンさん。
私が試飲していたグラスをやおら手に取ると、「どれどれ」って感じで、自分も飲んでいるんです!
これ、人によってはとてもキモイ行為ですが。
その彼はちょっと韓国系イケメンで、びっくりしつつもどこか新鮮に感じたのでしたw
やはり、営業って大事!♪w
リストを観ながら。
今、何を仕入れようかな・・・などと考えております。
