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「ベトナムに、家族帯同か、はたまた夫に単身赴任してもらうか?」
という悩みを抱えている日本人の方が、案外、多いことを知りました。
「Yahoo!知恵袋」などで尋ねないで、
現地の公的機関に尋ねた方が、精度の高い情報と知識、
体験談が聞けますよー、という回答が
もっとも理にかなったアドバイスかと思いますが…。
お悩みの方の事情は、だいたい以下の通り。
■家を購入したばかり。
■子どもは小さい、あるいは行きたくないと言っている。
将来のことを考えると、受験が心配。
■自分も仕事を持っており、戻ってきた時、雇用が難しい年齢になっている。
■現地生活に適応するかどうかわからない。
■駐在妻のコミュニティーで、悩む人がいると聞いている。
などなど。
それに対する回答をまとめると…夫の会社にもよりますが。
■家は会社で借り上げてくれるところがある。
しかし、一時帰国時の拠点がなくなり、本帰国が決まった時、
住人が速やかに契約を解除してくれるかどうかわからない。
誰かに定期的に空気の入れ替えなど、管理を頼むか、
年に数回一時帰国するならば、その時にメンテを行う。
■子どもにとっては、家族一緒に暮らすことが一番。
貴重な体験ができることは、子どもにとってもメリット。
子どもは、現地で馴染むのも早いだろう。
帰国子女は受検に有利な制度もある。
日本人学校のレベルは高いし、塾もある。
■自身の仕事については、働き方や自身のキャリアについて、
一度、考えてみる良い機会。
■現地生活についてはベトナムは、アジアの中でも、
テロの心配があるヨーロッパと比べても、
たいへん安全で安心な国。
日本流生活を送るにも、ほとんどのものが手に入るし不自由ない。
また、贅沢三昧をしなければ、
日本で働くより待遇は良く、将来に必要なお金も貯蓄しやすい。
■駐在妻のコミュニティーは、噂されているほど、
窮屈なものでも、閉鎖的なものでも、階級的なものでもなく、
「類は友を呼ぶ」で、合う人と友達になる、グループに入る、
合わないと感じたら、そっと遠ざかる、で大丈夫。
かくいう私も、駐在の奥様のコミュニティー「アオザイ会」に加入しています。
小さなお子様を持つママ友たちとは、やはり話が合いづらい。
同じような境遇の方とは、話がはずみます。
これ、日本だろうがベトナムだろうが、お付き合いって、そうですよね。
最近は駐在の奥様がたの年齢層も若くなっていますし、
いまどき、夫の会社や階級によるヒエラルキーが幅を利かせた、
「ドクターX、外科・内科妻の派閥争い」のような話は、聞きません。
いずれにせよ、夫に先に赴任してもらい、
落ち着いた頃に、自分も一度ベトナムを訪れて、
決めたらどうか?という回答も多い。
至極もっともです。
私がいちばん共感したのは。
「日本であれこれ、あなたや子どものことを悩んでいるより、
心配なのは、夫のことです!!」
という回答が少なからず寄せられたこと。
初めての赴任、責任の重い仕事、上手く運ばない現場、
ベトナム人となかなか上手くコミュニケーションが取れない、
気候が合わない、食べ物が合わない、飲食物で当たった!
などなど、ストレスが極限に達する方もいらっしゃるでしょう。
夫の体と心の健康がまず、心配です。
そして…
ストレスを癒すため、
あるいは、日本とは違った開放的な土地柄からか、
心のスキに忍び込む現地女性の誘惑。
トラブルも後を絶たないようです。
もちろん、上手にやり過ごしていらっしゃる方もいらっしゃいますが、
現地で起業し、ベトナム人女性と結婚した日本人男性は、
「ほとんどの人が、ベトナム人女性と浮気や不倫をしている。
トラブルも多く、相談所でも開こうかな・・・」
本気なのか、冗談で仰っていたのか、分かりませんが…。
現地にいても、私は女性ですので、
あまりそのような話を直接聞くことはなく、
「ほとんどの日本人男性」が、そうなのかどうかは、
判断が付きかねるのですが…。
そして、ウェブで回答した殆どの人の結論は。
「家族は一緒に暮らすのがいちばん!」
でした。
レタントン通りのCJビルから撮影。Binh Thanh区を臨む。
左下、ベトナムの小学校など教育機関、奥に住宅街が密集している。