心を動かされた話
同窓会の連絡ぐらいで、あまり使われていなかったのですが。
昨年秋ごろから、にわかにやり取りが始まりました。
先日、2月に行われた同窓会の連絡もあったのですが。
(ちょうどその日はテトの元旦で、私はホーチミンで参加できませんでしたが)
同級生の闘病生活を、仲の良かった友達たちが投稿を始めたのです。
病名は明らかにされていませんでしたし、
毎週、誰かがお見舞いに行っており、本人も元気そうで顔色も悪くなく。
みんなのコメントもどれも明るく、
そのうちに本人の誕生日を迎え、先にお誕生日を迎えていた同級生たちからは「ようこそ」みたいな感じで。
クリスマスも迎え、お正月も迎え…また2月の同窓会で会おうね、みたいな感じでした。
ところが。
1月11日。
「先ほど旅立ちました」
の一報が。
絶句しました。
12月に一時帰国した時、会いに行っていたら、最後に会えたかも知れないのに。
元気そうにしているその写真は、苦しい思いをしないで最期を迎える緩和病棟からだったのです。
お葬式に参加できた方もいましたが、みんなでお金を出して献花させていただきました。
そしてお世話してくださった方に
「次の一時帰国が3月で遠いですので、私の日本の口座から振り込みます」とご連絡したところ。
「息子に渡してください」
え?息子さん?ホーチミンにいらっしゃるの?
「息子が【蔵】に何度か寄せて貰ってるって」
驚きました。
そして、現れたのは…ああ、確かに覚えています、このチョンマゲ。
この方、息子さんだったのですねー。
「って、何度も来てますよーw」
お互いに、そういうご縁があったとは知らずにいたのですね。
さすが秀才だったお父様似で、しっかりしていらっしゃる(って、もう40歳ぐらいでいらっしゃるのに失礼ですよね)。
その方のお勤めの会社の商品、私、気に入って大事に持っていました(先日の忘年会で放出いたしましたが)。
献花代のことがなければ、お互いに知らずにいたでしょうに。
これも何かのご縁ですね。
さて、中学校の担任の先生はすでに亡くなっておられ、同級生も何人か亡くなっておられ。
何事も【一期一会】。
「またね」「いつかね」「今度ね」はないものと思い、今、この時を大切に。
会っておきたい人には、会っておこうと思う今日この頃です。
