角打ち【日本酒で乾杯!】
お二組様とも、ハノイから。
そうなのです、ベトナムの国内線は飛んでいるのです。
お一組は、ホーチミン時代にちょくちょくご来店くださっていて、
「ハノイに異動になったから」。
そろそろ街も落ち着いて来たので、ふらりとお出かけになり、
足をお運びくださったという。
もうお一組は初のご来店。
「同僚から、この店のことを聴きました」
もちろん、以前のような賑わいではないですが。
まったくゼロではないなと、希望が湧きます。
さて、ハノイとホーチミンは、まったく違う国!
と言っても過言ではないぐらい、違う街です。
どっちがどう?
と、つい聞きたくなるのが常ですが…。
「いやぁ、ホーチミンは初めてなのですが、
都会ですねー。すごいです。ハノイは田舎で…」
予定調和的な回答で、一同納得。
「僕はハノイの方が好きだな」
えーーー!どうして?
ホーチミンしか知らない人は、ホーチミンびいきがあるし、
常日頃からホーチミンの方が都会でキラキラしている!と聞かされている。
「古い街並みが、僕にはしっくりくる」
人情は、どちらも変わらない、ベトナムの人は、総じて良い人が多いとのこと。
ただし今のハノイは、恐ろしく暑いらしいです。
日中外に出て、5分も歩こうものなら、着ている物がびっしょり汗に濡れる。
まさに、サウナ。
冬は(ハノイには四季がある)寒くてじっとりー。
黴(カビ)の世界。
嫌だな、私は。まだ行ったことないですけれど。

※左はハノイの教会(JTBさんのサイトから、拝借しました。)
右はホーチミンの教会。
ずいぶん印象が違います。
さて、末廣の山廃を注文して「牡蠣の燻製オイル漬」を合わせて頼まれたお客様。
日本酒にもお詳しい。
お尋ねすると、外務省では最近、入省する時に「日本酒の勉強」が必須なのだそうです。
ご自身も日本酒がお好きで、プライベートで、唎酒会などに参加されたりしているよう。
嬉しいですね。
「国酒」なのですから、行かれる先々で、ぜひ、盛り上げて欲しいです。
そして。
必ずハノイからのお客様が仰るのは
「こんな店、ハノイにはない。出店して欲しい」
というリクエスト。
来る方、来る方が仰る…
私はお客様の顔がおぼろげにでも見えて来たら、心が動くのですが…。
以前から考えてはいたものの、そのたびに
「ちょっと今は無理だな」
と現実に引き戻されて、はや2年。
これ、「誰かやってよ」じゃなくて、みんなで作ったらどうでしょうね。
ハノイの皆様、みんなで盛り上げて、やりましょうよ!!
なんだか、コロナが終ってから、憑き物でも落ちたように、
何でも試してみないと、人生、損だなと強く思うようになったのです。
そして今度は、別の憑き物が付いたなぁと思う、今日この頃ですw