まめ情報
進出中の日本企業の業務に支障が出てきている。
これを受けて要請し、実現したのが「特別入国」だが、
実施に先立つベトナム政府と在ベトナム日本国大使館の
入国希望調査(4月17~20日)によれば、
約1,700人が入国を希望した。
在越日本商工会議所は、直ちにベトナムに戻る必要がある
「専門家」「企業管理者」「高技能労働者」に該当する
日本人駐在員で、有効な一時在留許可証または長期査証を保有する対象者180人には
個別に連絡したと説明している。
うち5月9日、実際に特別入国したのは68名。
航空機はバンドン空港に到着。
隔離先は北部クアンニン省にある政府当局指定の宿泊施設である
近くのリゾートホテル(地場FLCグループ)。
退所前にPCR検査を受けて、23日に施設を出た。
ハイフォン市を経由して、翌日、南部入りしたという。
陽性者が出たとの報告はない。
今後、第2弾の入国や追加調査が実施されるとみられるが、
詳細は明らかにされていない。
日本からの入国が難航している一方で、
韓国からは続々と出張者などが入国している。
日本人の入国が進まないのは、
外務省が発出する感染症危険情報で
ベトナムが「渡航中止勧告」に相当する
レベル3(5月12日時点)に指定されているジレンマがある。
対する韓国は、計約2,000人に特別許可が下りたと報道されている。
ベトナムは市中感染が1カ月以上確認されておらず、
ウイルス抑え込みに成功している。
それだけに、国外からのウイルス持ち込みに厳格な姿勢であることには理解を示す声も多い。
(※以上、アジア経済ニュースより引用)
先週、特別入国した68名のうちのお一人から、お話をお聞きする機会がありました。
報道によると
「部屋からは一歩も出られず、つらかった」
食事は部屋の外に置かれるなど厳格体制だったようですが。
検温は1日2回という厳格な検温体制ながらも、
それほど厳しい処遇でもなく、
最後の方は形だけといった感じだったそうです。
室内から、ゴルフやプールで楽しむ一般客を見えるのが羨ましかったとのこと。
一般客も宿泊していたと言うのが驚きなのですが、
大きなホテルでしたら、階を分けるなどして、隔離するのも可能なのでしょうね。
従業員も、記事のとおり万全の対策を取ったら、隔離者と触れることもないのでしょう。
当初、希望者は1,700名だったとのことですが、
航空券がおよそ20万円、
隔離されるリゾートホテルでの宿泊代が2週間でおよそ2~30万円、
(結構、良いリゾートホテルですね)
これらの経費を日本の企業側が支払わないとならず、
隔離という時間的拘束と、金銭的負担をしてでも、
ベトナムに入国する必然性があると判断された、あるいは判断した人たちが、
68名だったということですね。
何がいちばんたいへんだったかお尋ねしたところ、その方は。
「食事は、まあまあ美味しかったけれど。全食、ベトナム料理というのは、厳しいねぇ」
あとは、のんびり、リモートワークするのもよし、読書するのもよし、
部屋の中で運動するのもよし。
それはそれで時間を過ごしたとのこと。
「お酒も自由に飲めるしね」
え?そうなの?
そりゃそうですよね。
もちろん自腹ですが、やっぱりそこか…wと、納得したのでした。
