日々の雑感
この問いかけに、ほとんどのベトナム人は「今すぐ」の1万円を欲しいというのだそうです。
それをずっと、日本人の方たちは「目先しか考えないベトナム人」と笑っていました。
ですが、それは平和だけれど失われた30年間を過ごして来た日本人だからではないでしょうか?
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先日、姉から電話が掛かって来ました。
日本年金機構から年金の繰下げ受給について書面でお知らせがあったそうです。
65歳から受給したいか、それとも75歳まで繰り下げると84%も得になりますよー、とのこと。
65歳から受給したい場合は同封のはがきに必要事項を記入して返信すべしということらしいです。
そして締切期日まであまり間がない。
というか、繰り下げは後から決定した事項ですので、当初の予定そのままの人は何もせず、
繰り下げというイレギュラーな選択した人がハガキを投函すべきではないでしょうか?
忙しくて、締め切りを過ぎてから気づく人もいるかも知れません。
姑息なやり方ですねぇ。
私の場合、即答です。
65歳から受給します!
まず、いつまで生きられるか分からない。
また母は「当初と違って、どんどん受給額が減額されている」と話しておりました。
そして円の価値がどんどん下がる中、15年後の実質の価値はどうなっているのか?

ええい、計算するだけでも面倒くさい!
私の場合、ただでも受給額が少ないので、あまり増額にはならないし。
当店のお客様ともこのお話になって、その方も
「すぐもらう!」
即答されていました。
海外にいますと「明日は分からない」という感覚がつねにあり、
疫病や戦争、災害などが世界中のあちらこちらで起こっている今、
じっくり果実が熟するのを待っているご時世ではないのでは?と
常日頃、感じるのです。
ベトナムにいると「目先」ではなく、「今」が大切、とつくづく思うのです。