角打ち【日本酒で乾杯!】
日本のお客様がほとんどですが、ベトナムの方、韓国の方、
欧米の方もいらっしゃいますので、
今回、リニューアルしたメニューは、
特にお酒の説明のところに、英語表記も併用しています。
「日本文化にまつわる用語を英訳するのは、難しい?」
実は、そうでもなく…。
元々、英語圏にはない「事象」や「物」ですので、
単語自体は日本語をそのままローマ字読みにした感じで、
OKなものが多いのですね。
「日本酒」は「SAKE」、
「お通し」は「OTOSHI」、
「純米」「大吟醸」は「Junmai」「Daiginjo」。
という風に。
「能楽」の舞台撮影等のお仕事で、
欧米に行くことが何度かあったのですが、
「能楽」の説明は難しい…と思っていたら、
同様に、ほとんどの名詞はそのままローマ字表記。
ただ、日本語独特の、たおやかな表現が、
たとえば「能楽を演じる(演能)、仕舞いを舞う」などの英語表現が、
「Play」という一語で表現されたパンフレットを観ると、
ちょっと違和感を感じましたが…。
さて、「英単語」はそれほど難しくなくとも、
諸外国の方に、それまでになかった「概念」を、
どう、英語で伝えるかということがとても難しいですね。
最近、日本を訪れる外国の方に、
「Otoshi」が不可解という方が多いようで、
「勝手に出て来て、お金を取られる」のが解せない。。。
「テーブルチャージのようなもので、
でも、チャージだけ付いて、
何も出てこないより良いでしょう?」
と、日本人が説明すると納得して、
食べたら美味しくて、
「お通し」をお代わりした!
という寸劇を、先日テレビでやっていました。
なるほど。
ベトナム語表記もあれば良いのでしょうが、
ふらりと入って来られるような立地にはないウチの店に、
わざわざ「日本酒」を飲みに来られるベトナムの方は、
英語か日本語を話す方がほとんどなので、
必須と言うわけでもないなと思います。
また、「日本酒」がお好きで、
一気飲みせず、味わって飲まれるベトナムの方には、
日本に、留学か就労のご経験がおありになる方が多い。
ですので、蔵元さんの都道府県名明記してあります。
東京、大阪はもちろんのこと、
「愛知」や中国地方、北九州にいらした方も多く、
旅行で「京都」や「奈良」に行ったことのある方もいて、
都道府県名をご覧になって、懐かしく、
思い出されて、会話が弾むようです(*^^*)v
