【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop

Pham Viet Chanh(ファンビッチャン)の【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopからお届けするホーチミン情報。
おすすめのお店、耳寄り情報、マメ知識、ベトナムと日本との違いなど、日々、ご紹介してゆきます。
【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop:FB:蔵 KURA/Kaku-Uchi&SAKE Shop

【ぐるっとベトナム】
https://jp.gurutto-vietnam.com/



ベトナムには日本人向けに「情報週刊誌Vetter」、「月刊誌Sketch」があり、いずれも無料。

Vetterは週刊なので情報がつねに新しく、
自社取材とニュースサイトとの連携でニュース記事も充実しており、
読者やクライアントがイベントやプロモーションなどの情報を投稿できる掲示板的要素もあります。
ベトナム人は「新聞」と呼んでいます。
保存しておく場合は切り抜きをし、次号が来たら捨てます。
時には割れたコップを包んで捨てる時、窓ガラスをカラ拭きする時、
ゴキブリをしとめる時丸めて棒状にするなどして、二次利用します。
まさに「新聞」ですね。

Sketchは毎月、独自のコンセプトによる取材記事が楽しみという人も多く。
写真が美しく、記事もしっかりしているため、保存している人も多く。
私も2016年からのSketchで、気に入った特集の冊子は20数冊ほど保存しています。

そのほかにもフリーの情報誌は何冊かあり、ウェブの情報誌も入れると、たくさんあるなと思います。

先月も「Sigoneer」さんが取材に来てくださいました。
https://saigoneer.com/

2024/07/18
【ベトナムの情報サイト「Sigoneer」さんが【蔵 KURA】へ取材撮影に来られました】
https://sake.vietnhat.tv/e57277.html
こちらは英語、ベトナム語、韓国語のサイトですが。

【ぐるっとベトナム】さんは、日本語、ベトナム語、韓国語、英語のサイトです。

突然、Meta経由でご連絡いただきました。
ベトナム人女性でした。
最初ベトナム語で連絡してこられましたが、まずはZaloに移動して、英語に切り替えてもらいました。

掲載には無料と有料とあるようですが。
まずは無料でお願いしました。

テキスト文と写真5枚とテキスト文が掲載できます。
また、レストランやショップの顧客コンバージョン率の向上に役立つ、
電子バウチャー発行機能も提供しています。

テキスト文がベトナム語、韓国語に訳してくれるのが嬉しい。
店の形態が「角打ちを併設した酒屋」であることをキチンと理解して欲しいので、
日本語と英語の文章は自分で作成しました。
ベトナム語に翻訳する時、英語からの方がスムーズだからです。

するとアッと言う間にページを作ってくださいました。

https://jp.gurutto-vietnam.com/detail/6207/index.html

早いです。

いくつか修正をお願いすると、これまた速攻で修正。

ベトナム人の方はもちろんのこと、多くの国の方たちに
「ホーチミンには日本酒専門の飲みどころ、ショップがあるんだよー」
ということを、知って欲しいと思います。  

当店、角打ち【日本酒で乾杯!】より【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopまでの9年と10か月の角打ち営業の中で。
ご来店いただいたお客様が、どこの国からいらしたのか、できるだけお聞きするようにしています。

それは、ベトナムという地にありながら、日本酒を世界中の人達に飲んでもらいたいから!

40ヶ国まではお店にも張り出していますので、それをアテに皆様、
日本酒を楽しんでおられます(順番は国名のアルファベット順です)。
日本人の方も、日本酒メニューに表示されたご出身の都道府県名を観て、
ご自身の故郷に思いを馳せながらお酒を飲まれているのは、世界各国共通の思い。



そして41ヶ国目はポーランド。
42ヶ国目はルーマニア。
43ヶ国目はベネゼエラ。
そして先日、44ヶ国目にモルドバ共和国の方がいらっしゃいました。

30歳ぐらいのシェフの方で、常夏のホーチミンで、派手なTシャツに短パン姿の欧米人も多い中、
白い薄手の長袖シャツという質実な身なり。

コロナ禍のロックダウンで、英語が話せず、仕事もできず、困っているところを、
お連れくださった日本人の方が、見るに見かねて声を掛けたとのことでした。
ちなみに彼は、公用語はルーマニアだそうですが、ロシア語をお話になるそうです。

「たった二年で、こんなに(英語が)しゃべれるようになった、凄いね」

ああ、そこは三人称単数で…、それは過去形で…と思って聞いていた私は、
だから未だに訥々としか喋れないのですねw

さて、モルドバ共和国と聞いて、確かヨーロッパの…ルーマニアの隣ぐらい?
とおぼろげに思い出したのは良かったのですが、口には出しませんでした。

と言うのも以前、イタリアのお客様が「今、一部の省が独立運動を起こしている」と仰ったのを受けて
「ああ、カタルーニャ地方…」と、つい口走ってしまい(ちょうどニュースで見たところでしたから)
「違う!それはスペイン、隣の国!」

チェコ共和国のお客様につい「チェコ~スロバキア」まで口が滑ってしまい、
「違う、the Czech Republic!!」

これは逆に、フランスの方が私たちのお隣の国の国名を、
さらにその北に隣接する国の国名と間違ってアナウンスするという失態に。
大抗議が起こるのと同じぐらいに大事なことなのだと思うのです。

さてその後、家で調べて、確かにモルドバの西側はルーマニアに隣接しており、
北から東、南にいたるまで「ウクライナ」と隣接しています。

ロシアによるウクライナ侵攻はモルドバにも、経済、社会、外交、安全保障などの面で大きな影響を与えており。
おもな産業である農業は、旧ソ連崩壊後、エネルギーや物資の供給が絶たれ、
農耕用の機械の維持が困難になり、農地を手放す人も多く。
さらに気候変動による雹や旱魃の被害が深刻になっているそうです。

また「ロシアによるモルドバワインの禁輸措置 (2013年–2015年)」も打撃を与え、経済は低迷。

「モルドバはワインの輸出国であり、ワイン発祥の地でもあるんだよ」
「ルーマニアのワインは飲んだことがあるけれど、モルドバは飲んだことがない」と言うと、
「今度、紹介するよ」

調べてみると、
「モルドバ北部に位置する村の約7,000万年前頃の痕跡から証明されており、
葡萄栽培についてはククテニ・トリポリア時代の紀元前3,000年頃までに遡ります。」

かなり長い歴史です。

私も「奈良の出身で、正暦寺が『清酒発祥の地』と言われているんですよ」と話していますが。

桁が違いますね。  

コロナ前は日本に春夏秋冬、年4回の一時帰国と、近隣諸国への視察旅行年4回の計8回は出かけていたのですが。

一旦、ベトナムに引きこもる生活が4年近くも続くと、なんか出るのが億劫になってしまっている自分がいます。
それが歳取った、ということなのかも知れません。
先日、長くベトナムで活動をしていて本帰国した方が、その前に当店に立ち寄ってくださって。
「もう、いろいろと新しいことしようとするのも面倒くさくなって来て」
私と同い年です。
これ、気を付けなくては…と思っています。

新しいことを始めるのが億劫、いつも同じ店にばかり行く、同じ著者の本ばかり読む
→和田秀樹氏によると、脳が老けてくる兆しなのだそうです。

今のところ、年4回の一時帰国だけ、生活の中に戻ってきました。

ということで。

年末の日本と言うのは、師走から正月に掛けて、日本独特のエモーションがあります。
ベトナムと違って新正月が本番!ですから。
でも寒いし、バタバタするし。

そこで、ベトナムにいる間にASEAN全部行ってみる、をまた再開しようと思いました。

残っているのは「マレーシア」「フィリピン」「ラオス」「ミャンマー」「東ティモール民主共和国」。

今、ミャンマーはちょっと…東ティモールは、どんな国?
フィリピンとラオスは旅友と一緒にと約束しているので。
まずはマレーシア!

当店の常連のマレーシア人のお客様が4月に奈良に、別の方が10月に奈良に遊びに来てくださいます。
今度は私がお返しに、マレーシアに!

そこで、常連のマレーシア人のお客様に、
「どこか、マレーシア料理のおすすめなお店、ありますか?」
と聞いてみたところ、「ん~…」とお返事が返ってきません。

これ、逆に考えたら
「日本に行くのですが、日本料理のおすすめの店がありますか?」
と聞かれて、答えづらいですよね。
「日本のどこ行くの?日本料理ったって、何、食べたい?」
しかもマレーシアはマレー系、中華系、インド系をはじめとする多くの民族からなる多民族国家。
「肉骨茶(バクテー)が美味しい」と、マレーシアにも会社がある日本人のお客様。

先日、当店スタッフTuさんがお母様とマレーシアに「ドリアン」を食べに行きました。
マレーシアのドリアンが、いちばん美味しいと言われています。
「観光は何もしないの、ただ、ドリアン食べに行くだけ」
何とも贅沢な旅です。

さて、なにかおすすめのお店があればぜひ!



illusion-XによるPixabayからの画像  

大きなビルや会社、マンションなどはレセプションに人がいたり、
郵便物や宅配を受け取るシステムがキチンとしているのかとは思いますが。

たいがいの事務所やサービスアパートメントなどには、「郵便箱(郵便受け)」なるものがありません。

では、どうやって受け取るのか?

こんな大事な問題を、今まで「ベトナムあるある」でずっと10年近くも放ったらかしにしていたことに気づき。
今、初めてブログに書くことを思いつきました。

サービスアパートメントの場合、たいがいは昼間、適当に一階の玄関あたりに置かれて、
部屋番号が記載されている場合はメイドさんが届けてくれたり、部屋の前の床に置かれていたり。

当店の入っているビルのように、2階から上はICSさんが勤務していますが、ずっと表のゲートが閉まっていて。
当店の営業が始まってはじめてゲートが開かれた状態になります。

ですので郵便屋さんは、何でもかんでも1階の、それもガラス張りの部屋でパソコン作業をしている私に郵便物を渡そうとします。
ほとんどがICSさんの郵便物なので、上の階ですよと教えるのですが。
それも頻繁になると、「私は管理人さんじゃない!」と思うのです。

デリバリーや通販の場合は、ドライバーが発注者に電話して、外で受け渡しをしていますので問題ないです。

受取人が在中していない時には、ゲートの外から荷物を投げ入れるので、
花壇のアンスリウムの茂みに落ちていることもありました。
「拾って、階段のところに置いておいて欲しい」
とZaloで言って来てもね、お互い様ですから、やりますけど…。
一度、探しても探しても、荷物が見つからないときもありました。

当店へのフリーマガジンも、そのような形で、ゲートの下から差し入れて置かれています。

ところが。
最近、当店はサービスアパートメントの方でデスクワークをしていて。
夜18時以降にならないと、ビルのゲートが開きませんので、
配達時間が8時から17時までの郵便物および配達が受け取れません。

ある朝、配達人から電話が掛かってきました。
最近の配達人は、英語が分かる人が増えてきて助かっています。
ゲートの下から入れて置いて、と伝えたら、すぐにZaloで私を探し、荷物の写真を送ってきました。

で、その日夕方、店に行くと。荷物がありません。
ICSさんに聞いても、誰も受け取っていないと言います。
ドライバーに「荷物を受け取ってない」と英語と念のためベトナム語で送ったところ。
既読は付くのですが、返事がありません。

そういえばこの写真の背景に映っている路面の写真、
当店前の路面は普通のアスファルトですので、場所自体、違っています。



荷物が消えたことも不可解ですが、この荷物、一体誰から?
「10」と見えますのと、大きさから、フリーマガジン「10部」ではないかと思います。
そしていつもは届くはずのSketch、access、EMIDASがまだ届いていません。
失礼ながら、編集長の方、社長、東京の編集者の方に連絡をしたところ。
「Sketch」さんからはドライバーが「届けた、Taoさんが受け取った」と、サインを送ってきました。
って、誰やねん、それ。
確かに上のICSにThaoさんはいますが、ベトナムにTaoさんやThaoさん、めっちゃいます。

この手の「届けた」とベトナム人のサインを見せられること、今までに何度あったことか。
一体、どこに届けたのですか?

SketchさんはすぐにGrabで指定時間に届けてくれました。お手数をお掛けしました。
これまではゲートの下に入れて置いてくれて受け取れていたので、おそらく配達人が変わったのでしょうか。

この「引継ぎがなされない」というのもベトナムあるある。

EMIDASは来週の発送になるとのこと。
確かに、20日ごろのお届けでしたね。
日本はお盆ですのに、連絡して申し訳ございませんでした。

そんなこんなで。

このビルのオーナーさんと別件でミーティングをさせていただいた際に、
郵便受けを作っていただくことをお願いいたしました。
コンサルとしてミーティングに参加してくださった日本人の方も、「それは作らないと!」。
そうなんです。
国中、隅から隅まで郵便システムが完備している日本人なら、すぐに思うことなんですが…。
  

最近は、サービスアパートメントでリモートワークをしている関係で。
日中、ずっと付けっぱなしのエアコン。
幸い、一年で一番暑い4月、5月でも、ホーチミンには「熱帯夜」なるものがないため。
夜、寝るときは消しています。

さて。
ベトナムの家電からどんどん日本製品が消えてゆく中。
このエアコンはPanasonic製。
一説によると、冷房機能しかないのでこれは「エアコン」じゃなくて「冷房機器」だそう。

2,3か月もするとポタポタと水が垂れて来て、掃除時の合図です。
メイドさんが水を運んでくれた時、彼女にピチョンと水が垂れたのが、
翌日にはもう、大家さんが業者さんを連れて来てくださいました。
すばらしい連携!対応が早い!

最近の業者さん、よれよれの私服に足元も汚れているおじさん、ではなくて、
企業名の入ったジャンパーにGパン姿の、アイドル系男子たち。
世の中、変わりました。



大家さん、私への優しい受け答えとは違って、キビキビと大きな声で指図しておられます。
さすが元教師をしていらしただけあって。
まるで神功皇后の出陣みたい、「者ども、行くわよーっ」。

さて掃除が終わると、溜まったゴミを見せてくれました。
一目見るだにおぞましい、ヘドロです。

あとはメイドさんに部屋の掃除を指示してくださって、お部屋もすっかりキレイになりました。
空気が澄んだ感じがします。

エアコンの設定を観ると16度になっていて。
ベトナムの人達は、どちらかと言うと、ガンガンに冷やす人が多いように思います。
私はすっかり日本流、28度に設定しなおしました。

それでも掃除したてのエアコンは良く冷えます。

ですが店のダイキンに比べると、古い機種だし…ちょっと燃費が悪いみたいです。
電気代がかさばります。

ちなみにエアコンの清掃代ですが。
大家さん、20万ドンサッと出し。
当店のダイキンエアコンの清掃が一台30万ドン、二台(同時)で50万ドンに割引になりますから。
ちょっと安いのかなーと思っていたら。
業者さん、大家さんにさらに5万ドン、お釣りを渡しているではありませんか?
つまり、一台の清掃代が15万ドン。

うーん、ウチの店のエアコンの清掃代、外国人料金なのかしら??
  

先日、夜の10時に、ベトナム人女性の方からMeta経由でお酒の注文がありました。

さっそくメニュー(一覧表PDF)を送る。
スタッフのTuさん。
「メニューだと、良く分からないんじゃない?」
続いて、封の空いていないボトルをリーチインショーケースごしにスマホで撮って送る。



「獺祭が欲しいです」
あいにく封の空いてないボトルがありません。すると、
「獺祭に似たような風味のお酒はありませんか?」

なかなか難しいご質問です。
65銘柄ある日本酒のそれぞれに微妙な違いがあって、それが分かるだけに。
むしろ「ドライ」「フルーティー」など風味の違いでご指定されるとおすすめしやすいのですが。

ただ「純米大吟醸」の獺祭に、似ているからと言って「純米吟醸」をおすすめすると「違う」となるかも知れません。

それほどに「Junmai Daiginjo」という言葉はすでに世界的に知られており、
「何にしましょうか?」と聞くと、「とにかくJunmai Daiginjo」と仰る外国人の方が多いのです。

そこで封の空いてない純米大吟醸2種の写真をお送りしました。
Tuさん
「『華思い』も『池雲』も、ちょっと甘いんじゃない?」
ほらね、味を知っていると、こうなるのです。

「でもきっとこのお客様は、純米大吟醸が欲しいのだと思う」

ということで「池雲 純米大吟醸(京都:池田酒造)」をお買い上げいただきました。
ちゃっちゃと事前振込くださって、ご自分でデリバリーを手配されて。

こういう「今、持って来て」と電話されてくるお客様、韓国人の方、ベトナム人の方に多いです。
「チャットだったら、ママ、遅いから(英語対応だしね)、電話の方が早いね(ベトナム人同士だしね)」
Tuさんがいてくれて、本当に助かった~(涙)
っていうか、日本酒って、こんな夜に「今、持ってこい」みたいな感じで売れるなんて思ってもいませんでした。
注文したお客様のところでは、今、宴もたけなわ…な感じなのでしょうか。

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そして昨日。

20代の男子4人グループがどやどやと角打ちに。イケてるベトナム人男子たち。
「『獺祭』みたいな日本酒、ありますか?」
一人は流暢な日本語を話します。

同じく「純米大吟醸」のことだとして、当店には7種類の純米大吟醸があります。

「池雲」
「如空 華思い」
「作 雅乃智 中取り」
「仙禽 クラシック 亀の尾」
「楯の川 清流」
「獺祭 45」
「醸し人九平治 雄町 SAUVAGE」


蔵元さんが無難に「純米吟醸」ばかり出してこられるので、純米大吟醸の種類が少なくなります。
一方、純米吟醸は21種類、約三倍の取り扱いがあります。
確かに「純米大吟醸」少しお高くなるので、売りづらいと思われるのかも知れませんね。

「獺祭」に似た日本酒なら、なぜ「獺祭」を飲まないのかというと、すでにその味は知っているとのことでした。
「醸し人九平治 雄町 SAUVAGE」をお出ししたところ、「気に入った」。
ちなみに「SAUVAGE」とは、「野性味、Wild Taste」という意味です。

みんなで唎酒をしています。
飲食店関係だな、と思ってお聞きしてみると、お一人はPham Viet Chanhでメキシカンの店をやっているそうです。
あとの方達はカリフォルニアから来たとのことで、ベトナム系アメリカ人だったのですね。
日本語の上手な方は、日本にいたことがあるとのことでした。

ベトナムに観光で来て、寄りによって日本酒専門の当店にお立ち寄りくださり、ありがとうございます。

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さて、日本人のお客様で、あれこれいくつか飲んでいただいた結果、
「やっぱり獺祭」
と言うお客様もいらっしゃいます。

いつも1本キープされて、その日のうちに1本、空けてしまわれます。

フルーティー系がお好きで、ですが他の純米大吟醸は薫りが強すぎる、味がゴージャスすぎる。
スッキリ切れが良く、飲み飽きしない、そして味が安定しているのが「獺祭」なのだそうです。

この方は「味覚」が重要なお仕事をしていらっしゃるので。
そのご意見は参考になります。

昨今、世界的にあまりに有名すぎることが「獺祭」が一部で敬遠される要因となっているようですが。
ブランド名で選ばれるのと同様に、ブランド名が災いしてしまうのは、いかに人は「ブランド名」に左右されるのかという証です。

先入観を持たずに、いろいろと試してみて「ご自分のスキ」を見つけて欲しいと思います。

当店では60mlずつ飲み比べができるため、「ご自分のスキ」を見つけていただくお手伝いをしております!
  

先週、税理士さんが突然、
「税務署から、提供しているおつまみの原材料費を提出しないと税務申告を受け付けない」
と言って来た、と連絡がありました。

ウチは角打ち(かくうち)という名の飲食店併設の「酒屋」です。
これまで仕入れインボイス、四半期ごとの棚卸表、毎日の売り上げのインボイスを提出しています。
「アルコール類」だけで良かったと思うのですが。

突然、「おつまみ」の原材料費の表を出すように、というだけで。
出すべき書類のフォーマットも何もわかりません。

翌日、税理士さんから

「BẢNG ĐỊNH MỨC MÓN ĂN」というエクセルのフォーマットが送られてきました。

日本語に訳すと「食品基準表」みたいな感じです。
これは飲食店にとっては、本来必要なものかと思いますので、作成についてはやぶさかではございません。

それでは、7月からの第三四半期からで良いですね?と尋ねると

「2022年からです」

一瞬、目を疑いました(Zaloのやり取りだから)。
2024年の間違いではないの?

というか、なんでそのような大事なことを小出しに出してくるのか。
ベトナムの方たちのZaloのやり取りはスピーディーですが、一度にまとめて5W1Hを説明しないことが多い。

しかもその仕入れにインボイスがないといけないと言う。

相手がサプライヤーさんならインボイス、出ますけど。
市場ではインボイスなんて取りませんし、近くのスーパー、コンビニエンスストアでは大体レシートですよね。

っていうか、2022年に最初にそれを言ってくれれば、インボイス取りますが。
今さら言われても…。

ということで昨日、2022年のレシートが必要で探したところ、すぐに出てくるところが日ごろから整理整頓の良い私のこと。
ですがコンビニのレシートは感熱式なので、文字が消えていました!!

っていうかそもそもレシートはダメなんですか?
と聞くと、「罰金を科せられる可能性がある」と税理士さん。

はぁ~???

いつもルールが良く分からないゲームをさせられている気分になるのが、人生、面白いところ。

【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopを始める時、初めての小売業なので、
ワイン業者のベトナム人オーナーの方にアドバイスを求めました。
「あんたの名前(外資)で会社作ったらアカンよ。ここにいるベトナム人パートナーの個人事業主でやった方が良い」
個人事業主の場合、経費計上は関係なく、単に売上金額だけに税金が課せられる方式です。
なのに、どんどん難しくなってゆきます。

さらに仕入れと売り上げを連動しろと言われたら…(すでに、言われていそうな気がする)。

よし、やったろうーじゃないの。

伊達に日本の助成事業を10個もやっていません。
(日本の省庁の助成事業の事業報告書もかなり面倒です。ですが日本の場合は要項が新約聖書ぐらいあります→言い過ぎw)

無駄な時間と労力のように見えて、意外に、数字の顕在化は健全な経営に役立ちます。

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とまあ、こんな風にめげずに努力をしているにも関わらず。

「え?税金、ちゃんと払ってんの?」

と仰ったお客様がいらっしゃるのです。
中年のサラリーマンの方です。
ベトナム歴長いのでしょうか、「俺は飲食店の裏は知ってるゾ」とでも言いたげに薄ら笑いを浮かべて。

「え?お宅の会社は払ってないのですか?」

と聞き返しましたら、黙ってしまわれましたが…。


  

小腹が空いたときに、ちょこっと「たこ焼き」。
たこ焼きをデリバリーしてくれるところや食べられるところは意外とあります。
食べくらべてみました。

◆Grab FOODで頼んだ、完全ローカルのたこ焼き



 6個で37,050VNDですが。
 デリバリーフィー16,000VNDと、サービス料6,000VND、少額注文手数料3,000VNDがついて、合計62,050VNDです。

 さて、鰹節(粗くて固い)がたっぷり乗って、美味しそう!
 青のりが乗っていたらサイコーなんだけどなー。
 外は気持ちカリカリ、中は少し火が通り過ぎだけど柔らかい。
 ん?
 タコ、入ってた?
 ん?甘い?
 マヨネーズも少し甘いタイプのマヨネーズで、たこ焼きの下には甘いシロップが。

スタッフTuさん曰く。

「うん、ベトナムのたこ焼きは『料理』というより『スナック菓子』という感じかな」

これはもう、異次元の世界です。

◆「Osozai First」のたこ焼き


※栄養バランスを考えて、金平も頼んでみました。

 6個で56,160VND
 タコ入ってますし、たこ焼きと呼んでもよさそうです。
 外はカリカリですが、油が多すぎるのかな?揚げた感じの食感で。
 中までしっかり火が通っていて、冷凍たこ焼きを自分で温め直して失敗したといった感じです。
 そもそも中がトロトロになるのには、どうすれば良いのかしら?

◆ワインバー「Lozzi」のたこ焼き



 スタッフのベトナム人の方が、「銀だこ」で修業をしたそうで。
 「ソース」と「塩」が選べるところから違います!
 4個で8万VND。
 焼けるのを待っている間に赤ワインを一杯注文し。
 焼けたら白ワインに切り替え。
 添えられたライムをたっぷり絞って…。

 うまい!!

 冷えた白ワインと良く合う!ライムがさらに美味しさを引き立てる!

 もちろん、中は良い加減にトロふわです。  

コンビニエンスストアが、観光スポットにまでなっている日本。
特にセブンイレブンが人気だそうですが。
私も一時帰国すると、近くにセブンイレブンやローソンがあって、その品ぞろえの豊富さに驚きます。
特に一人飲み、一人飯、時短食に最適な、お惣菜、レトルト食品などの数々。
その質の高さと豊富さ、リーズナブルさに、外国人が驚くのも無理はありません。

ホーチミンではまだまだそこまでの品ぞろえは期待できないのですが。

レタントン通り、サイゴンスカイガーデン下のファミリーマートは品ぞろえが良く。
多品種少量のレイアウト、商品が切れている棚があるのを、あまり見かけません。

レジで待たされることもなく、スタッフはみなキビキビと的確に動き、ストレスフリーです。
以前あった、レジ前の床の「ここに並べ」と書かれた文字が、いつの間にか消えていました。
もう書かなくとも、お客様がちゃんとレジ前で一列に並び、空いたレジに順次進むというルールとマナーが徹底されたのでしょう。

スタッフだけでなく、お客様まで日本式に教育されたのは天晴!
時々、理解できないお客様が割り込みするも、レジ係が「並んでください」と指導しています。

野菜売り場にはカット野菜もあり、
ホウレンソウなど葉物も日本で売っているように早めに収穫された若い葉っぱが、少量パッケージされています。
でも、ちょっと高いねー。
ウチの近くのスーパーでも段々と少量でパッケージされるようになったのですが。
どの葉っぱも成長しすぎて(長けていて)、あまり美味しくない。

ナッツ売り場もいっぱい種類があって…。



日用品も、多少の化粧品も扱っています。

そしてお酒売り場は、ワイン、焼酎、日本酒、ソジュ、冷蔵庫にビール、サワーなど。

ここのファミリーマート、プラス日本のデリバリー食材店があれば、そこそこの食生活が送れます。

そして年々思うのは。
ファミリーマートはそもそも、スカイガーデンに住む日本人駐在員、
あるいは日本人街と呼ばれるレタントンに来る日本人向けの品ぞろえで、
日本の製品がほとんどだったと思うのですが。

最近は韓国系、アジア系の商品が増えてきています。

アジア系アメリカ「Yami」の商品。


https://www.yamibuy.com/ja

お酒売り場も「あまり日本酒は売れない」とのサプライヤーさんの声も聞こえて来て。
冷蔵ショーケース一つが丸々日本酒だったのが、最近半分は韓国産アルコール類で埋まっています。
  

一昨年、下血してから今年の10月で二年になります。
すぐに治るだろうと高を括って、結局完全には収まらず時々下血、
3月にFV病院で内視鏡検査の結果、ポリープでも癌でもなく、
軽度の大腸炎とのことで済んだのですが。
さすがに自分の食生活を見直すきっかけになりました。

私、お野菜は苦手で。
煮物や和え物、おひたし類は食べるんですが。
特に生野菜を使ったサラダ!
山羊じゃあるまいし。
何が美味しいんだ!

「それは、美味しいサラダを食べたことがないからよ」

と、言われそうですが。

第一、作るの、面倒くさいじゃないですか。
洗って、水気を切って、切って…。
ベトナムのスーパーではお野菜のカット売りは珍しく、キャベツは一個丸ごと、
葉物は一人一回では食べ切れない量。
結局、冷蔵庫の奥でミイラ化してゆく…。

※ニンジン、玉ねぎ、ジャガイモ、ズッキーニ、キュウリ、トマト、果物等は1個ずつ量り売りです。

他にもご飯炊いたり、お味噌汁作ったり、お魚や卵、焼いたり、やること、色々とあります。

ところが最近、コンビニで「サラダ用カット野菜」を見かけるようになりました。
キャベツや人参の千切りやレタスなどをカットして小口に袋詰めしています。

注)こちらはKAMEREOさんで購入。残念ながらBtoCの購入はやっておられません。



これなら、二回分かな。
あとは自分でドレッシング作って掛けるだけ!

オリーブオイル、ビネガー&砂糖(私はミツカンの寿司酢を使っています)、塩が基本。
ごま油と醤油を足して、最後にフーコック産の胡椒を別途掛けて出来上がり!

シンプルですが、何とか美味しく食べられます。
というか、どなたかお客様がおっしゃっておられたのですが
「腸を掃除してくれる物」
確かに。。。そう思って食べています。

昨日、寿司酢が最後だったので、全部使ってたっぷりドレッシングを作りました。
瓶に入れてシャカシャカシャカシャカ!
サラダに掛けたのを最後に…

瓶を倒してしまい、まさかの、瓶が割れて中身が全部流れてしまうというハプニング!
ベトナムのキッチンは大理石風のタイルだったりするので、倒したらたいがい割れます。

一か月分ぐらいドレッシング作ったのに…(涙)。

お洒落ですが瓶は止めて、今日はペットボトルで作り直しましょう。
お酢なしで…  

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■ 角打ち【日本酒で乾杯!】⇒2022/09/27を持ちまして、Pham Viet Chanhの【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopに吸収合併いたしました。7年間、ありがとうございました。

■ 【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop
ベトナム初、日本酒専門「角打ちのある酒屋」です。試飲してからお酒を購入できるのは弊店だけ
 FB:蔵 KURA/Kaku-Uchi&SAKE Shop

40/28 Pham Viet Chanh, P.19, Dist.Binh Thanh
Google Map

■酒屋
 月曜日~日曜日 18-22
■角打ち
 月曜日~土曜日18-23(L.O)
 日曜日 18-22(L.O)

★クレジットカード、QR可(「角打ち」「店頭購入」のみ)。
★1本からでもデリバリーいたします。

ご注文はLINE公式アカウントからが便利です。(新アカウント2022/4/21~)
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