【税務申告にはホント、泣かされる。事前説明何もなく罰金とか言うの】
「税務署から、提供しているおつまみの原材料費を提出しないと税務申告を受け付けない」
と言って来た、と連絡がありました。
ウチは角打ち(かくうち)という名の飲食店併設の「酒屋」です。
これまで仕入れインボイス、四半期ごとの棚卸表、毎日の売り上げのインボイスを提出しています。
「アルコール類」だけで良かったと思うのですが。
突然、「おつまみ」の原材料費の表を出すように、というだけで。
出すべき書類のフォーマットも何もわかりません。
翌日、税理士さんから
「BẢNG ĐỊNH MỨC MÓN ĂN」というエクセルのフォーマットが送られてきました。
日本語に訳すと「食品基準表」みたいな感じです。
これは飲食店にとっては、本来必要なものかと思いますので、作成についてはやぶさかではございません。
それでは、7月からの第三四半期からで良いですね?と尋ねると
「2022年からです」
一瞬、目を疑いました(Zaloのやり取りだから)。
2024年の間違いではないの?
というか、なんでそのような大事なことを小出しに出してくるのか。
ベトナムの方たちのZaloのやり取りはスピーディーですが、一度にまとめて5W1Hを説明しないことが多い。
しかもその仕入れにインボイスがないといけないと言う。
相手がサプライヤーさんならインボイス、出ますけど。
市場ではインボイスなんて取りませんし、近くのスーパー、コンビニエンスストアでは大体レシートですよね。
っていうか、2022年に最初にそれを言ってくれれば、インボイス取りますが。
今さら言われても…。
ということで昨日、2022年のレシートが必要で探したところ、すぐに出てくるところが日ごろから整理整頓の良い私のこと。
ですがコンビニのレシートは感熱式なので、文字が消えていました!!
っていうかそもそもレシートはダメなんですか?
と聞くと、「罰金を科せられる可能性がある」と税理士さん。
はぁ~???
いつもルールが良く分からないゲームをさせられている気分になるのが、人生、面白いところ。
【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopを始める時、初めての小売業なので、
ワイン業者のベトナム人オーナーの方にアドバイスを求めました。
「あんたの名前(外資)で会社作ったらアカンよ。ここにいるベトナム人パートナーの個人事業主でやった方が良い」
個人事業主の場合、経費計上は関係なく、単に売上金額だけに税金が課せられる方式です。
なのに、どんどん難しくなってゆきます。
さらに仕入れと売り上げを連動しろと言われたら…(すでに、言われていそうな気がする)。
よし、やったろうーじゃないの。
伊達に日本の助成事業を10個もやっていません。
(日本の省庁の助成事業の事業報告書もかなり面倒です。ですが日本の場合は要項が新約聖書ぐらいあります→言い過ぎw)
無駄な時間と労力のように見えて、意外に、数字の顕在化は健全な経営に役立ちます。
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とまあ、こんな風にめげずに努力をしているにも関わらず。
「え?税金、ちゃんと払ってんの?」
と仰ったお客様がいらっしゃるのです。
中年のサラリーマンの方です。
ベトナム歴長いのでしょうか、「俺は飲食店の裏は知ってるゾ」とでも言いたげに薄ら笑いを浮かべて。
「え?お宅の会社は払ってないのですか?」
と聞き返しましたら、黙ってしまわれましたが…。
