ローカルグルメ
ご近所のお店を良く利用する。
このあたりは「第二の日本人街」とは言われるものの、
欧米人も多いし、何より、元々暮らしているベトナム人の下町なのだ。
いずれは1区に統合されるだの、海外資本による区画整理が行われるだの、
Pham viet chanhの通りが拡張されるだの、言われているが。
このコロナ禍では資本も凍結し、まだ先の話かなとも思う。
まわりには昔からやっているベトナム料理の店も多いし、
カフェや屋台もいっぱい出ていて、
手軽に食べられたりマンベー(持ち帰り)できたりするので、
重宝している。
しかも、20~30Kドン(≒100円~150円)ととてもお安い。
先日、通りかかりに、こんな看板を見た!
「BUN RIEU(ブンリュー)」
お店はヘムの中にあるが、表通りに看板が出ているので、すぐに分かる。
VetterのB級グルメの取材で、いろんなベトナム料理、
中でも麺料理を食べ歩いたが、この「BUN RIEU」はお気に入りの一つ。
以前にも、記事を書いた。
2017/03/19
【自分からは、体験しなかっただろうなーと思うこと】
https://sake.vietnhat.tv/e32531.html
マンベー(お持ち帰り)した。32,000vnd (≒160円)
BUNは細く丸い、ところてんのような「押し出し製法」の米粉麺だ。
細いので、ツルッと喉越しが良く、スープに良く絡む。
スープは、トマト風味。
ほど良い酸味が、常夏のホーチミンではサッパリしていて食欲が増す。
そして具材がいっぱいで楽しい。
特にフワフワ揚げ出し豆腐(写真、ラーメン鉢の上の方)は、豆腐部分がトロトロで絶品だ。
白く見えるのは、魚のすり身だ。
「ブン リュウ クア」だと、蟹の身のすり身になる。
「豚の血」を固めたゼリー(写真、ラーメン鉢の中央)に関しては、
ベトナム人の間でも物議を醸しているが。
生レバーを「自己責任で♪」と言うなら、…一切れだしね。
ゆで卵の黄身に似た濃い風味と、後味にかすかに鉄分臭がするが。
珍味には違いない。
左の薬味の中で、赤紫色の乾麺のようなものは、バナナの花(Hoa Chuoi)の千切り。
シャキシャキしていてミョウガに似ている。
麺類の薬味として良く使われるが、酢の物にしても良いし、
私はバナナの花とチキンなどと合わせたサラダが大好き!
「マントム」(小エビを潰して醗酵させた塩辛のようなもの)
も付けてくれたが、今回はパスした。
これは何かと合わせたら、驚くべき化学反応を起こして、
癖の強い日本酒と合いそうだが、また次回、ゆっくり試してみよう。
ベトナムのお客様に人気なのが角打ち【日本酒で乾杯!】の「塩辛」。
弊店の塩辛は北海道産だが、このマントムは共通項があるのかも知れない。