風物
【華やかに「ランドマークタワー81」から上がった花火】
ホーチミン市の花火。
2017年は、ベトナム中部集中豪雨の災害により、
予算不足のため中止になりましたが、2018年は再開しました。
そして2019年、今年は、テトの大晦日には、
なんと、こんな光景が。
撮影:門間さん
いつも通り、サイゴン川から低い花火が打ちあがった、
さらにその上から、打ち上げられた花火。
「ランドマークタワー81」から打ち上げられたのですね。
2区やBinh Thanh 区から目撃した方によると、
ビルの展望台から打ち上げられ、
その衝撃はタワーを震撼とさせ、
火の粉が降り注ぎ、周辺のタワーマンションの窓ガラスに直撃!
………したのではないか?
というぐらい、すごかったそうです。
打ち上げたのは、
不動産開発大手ベトナム投資グループ「ビングループ」。
日本各地で開催される花火大会で、
打ち上げられる花火の多くは企業協賛。
打ち上げ前に「企業名」が読み上げられます。
その費用は、
もっとも大きな花火「四尺玉」で、
だいたい260万円ぐらいだそうです。
ホーチミンで打ち上げられる、
位置の低い、地味な(玉の号数が小さい)花火でも、
15分ほど上げるだけで、
数千万円からのお金が、一瞬にして夜空に消えてゆくのでしょうね。
その花火を、民間企業が、自身が投資した敷地内で、
大々的にあげると言うことは、
ベトナムでは財力だけではなく、政治力もなければ難しそうに思います。
まさに「望月の欠けたることも無しと思えば」でしょうか。