お酒全般
【現地にいることの大切さ】
JETROや企業の現地情報を元に
「日本酒の輸出量は着実に増えている」
「2019年、TPPで酒税は撤廃されるという」
という明るい情報だけで、動きました。
およそ一年かけて共同企業が二回、私自身が二回、
計4回、現地に足を運んで視察。
そして次年度、また一年かけて準備し、私だけがホーチミンに来ました。
さらに一年。
こちらで暮らしながら、
「ベトナムの人に、一気飲みで酔っぱらうお酒から、
風味を愉しむお酒を知ってもらうにはどうすれば良いか?」
模索しています。
この一年、日本から蔵元や商社が視察や商談に次々と来られて、
私のところに来られた企業だけでも、20社以上になります。
そして感じるのは、
「日本酒」は「国酒」という定義があり、
歴代の総理大臣が揮毫するしきたりまであるのに、
どうしてみんな、一企業だけでバラバラとやって来るのでしょう。。。。
最初のうちは致し方なかったかも知れませんが、
すでに数十社輸出している今、流通も確立していますので、
県ごと、国ごとで戦略を立て、まとまって開発すれば、
もっと大きな市場になるし、
国と国ならば太いパイプもできると思うのですが…。
「商品を売って儲けること」ばかり考えていると、
輸出は出来ても、その先、消費されないで倉庫で眠るという結果になります。
眠らせて美味しくなるならともかく、日本酒は鮮度が命!
常夏の国でどういう状態になっているか…
想像するだけで、胸がざわつきます。
さて先日、とある蔵元さんとやりとりしていて
「ウチの県でも、勉強会や試飲会を頻繁に行って、
やっと、日本酒の旨さを知ってもらうようになりました」
今の、日本での空前の日本酒ブームは、各地の蔵元さんや販売店さんの
たゆまぬ努力の結果なのですね。
日本でもそうなのですから、海外ならなおさらのこと。
以前、海外にも輸出されている蔵元さんが
「海外への輸出は、儲けではなく宣伝として割り切っている」
そう言いながら、航空会社の機内ドリンクに選ばれていたりします。
単に試飲して、「うん、美味しかった♪」と言わせるだけでなく、
もっと、根本的なところから始めないとダメなのではないかと思っています。
さて。
考えていることを、少しずつ形にしてゆければ…。
日本酒を愛する多くの人たちとともに!
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