日本酒Simba×【蔵】デリバリー
【「明鏡止水 垂水」試飲しました】
大阪で仕事をしていた頃、行きつけの、こだわりのオシャレな店に、
「明鏡止水」入りましたーとの一報に、こぞって飲みに行ったのを思い出します。
さて、今回注文したのは
【明鏡止水 垂氷(たるひ)純米 槽しぼり】(長野県:大澤酒造)
全量兵庫県産の山田錦を用い、蔵内培養の金沢酵母で醸した純米酒です。
この「槽(「ふな」、あるいは「ふね」)しぼり」とは何ぞや?
酒の製造過程
①蒸米に麹菌を混ぜ「麹(こうじ)」をつくる。
②その麹に蒸米と水と酵母を加えると「酛(酒母・もと)」となる。
③その「酛(もと)」に蒸米と麹と水を加え発酵して「醪(もろみ)」となる。
この「醪(もろみ)」を搾ると日本酒の完成です。
そして、この搾り方で味わいが変わるのです。
もっともポピュラーなのが「薮田式自動圧搾機」ですが、
従来からの伝統的な搾り方に「槽(ふな)しぼり」があります。
最初に、醪(もろみ)を酒袋と呼ばれる縦50cm横20cmくらいの布袋に入れます。
次にお酒が溢れないように注意しつつ、この酒袋を寝かせて重ねていきます。
重ねた酒袋の重みで自然に日本酒が搾れるのが「槽(ふな)しぼり」です。
圧力を余りかけず優しく搾るため、雑味のない日本酒本来の風味に仕上がります。
一方で、薮田式と比べると搾る時間が長いため、
酸化させない工夫が必要で、高い技術力が要求されます。
ちなみに、この槽搾りの名前は、
使用する道具が舟の底に似ていることに由来します。
また蔵によっては、木でできた槽(木槽)を使用することもあるそうです。
さて「明鏡止水 垂氷」を試飲してみました。
原材料 : 兵庫県産 山田錦
精米歩合 : 麹60%、掛65%
日本酒度 : +4
酸度 : 1.7
アルコール分 : 16%
ワイングラスに注ぐと、発酵した米独特の薫りが広がります。
まろやかな味わいですが、少し強めの酸味と微かな苦みが、
奥行きのある風味を感じさせます。
喉越しがすっきりしており、辛口独特の余韻を残しながらも、
飲み飽きしないバランスの良さがあります。
ぬる燗でも良いでしょう。
癖のある味の濃い料理より、焼き魚、野菜料理、天ぷらなど、
淡白な日本料理に合いそうに思います。
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