Brunei
【観光のメッカ、二つのモスクを見学@ブルネイ】
Sultan Omar Ali Saifuddin Mosque
1958年に第28代スルターンオマール・アリ・サイフディーン3世の命により設立された、
王立のモスクだ。
オーシャンビューの水辺にある、美しいモスク。
土曜日の正午ごろに行ったのだが、中には入れないと言う。
ガイドサイトには、朝は8:30-12:00、午後は13:30-15:00と書いてあるが、
午後もクローズしているらしい。
明日日曜日は建国記念日で入れると思うので、またおいでとのこと。
一年に一度の大事な行事なので、イレギュラーということもあるのだろうが、
モスクは「観光の対象」ではなく、祈りの場、「宗教の対象」なのだ。
そのあたりは私も長く奈良・京都に暮らしていて、良く分かる。
翌日、午前中に行って見たが、やはり入れず。
中だけ覗かせていただいた。
天井がドームになっていて、装飾は施されているが、
特に目を奪われるほどのものではなく、
床は一面、絨毯が敷き詰められている。
お祈りの場なのだ。
※右側にも、屋外のお祈りの場がある。
モスク内に入れ切れない時は、ここでお祈りが行われるのだろう。
※夜はライトアップされる。
※水辺に浮かんだ船、実際に航行できるわけではなく、
「四阿(あずまや)」のような役割のようだ。
一回りしてくると、ぞろぞろとお祈りをする人がやって来た。
モスクを出てしばらくすると、大音量でアザーンが流れてくる。
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オールドモスクと双璧なのが、こちら。
ジャミ・アス・ハサナル・ボルキア・モスク(ニューモスク)
Jame'Asr Hassanil Bolkiah Mosque
現国王ハサナル・ボルキアにより設立されたモスク。
ニューモスクと呼ばれる、…そうだが、「ニューモスク」と伝えても、
ホテルのフロントでも、タクシーのドライバーさんにも「え?」という顔をされた。
こちらはタイル装飾が美しいモスク。
モスク内は、新旧いずれも、土足禁止。
女性は全員、黒い上っ張りを着用しなくてはならない。
こちらも、時間内なのに、「Close」と看板が出ていた。
が、入ってゆくと、他にもたくさん見学者がいたし、何の問題もなかった。
Pray room内部は一切の写真撮影禁止なので、
画像を見てもらえないのが残念だが。
天井部分のドームに施された装飾、金箔をふんだんに使った正面の装飾と言い、
周辺の塔や回廊、庭園にいたるまで。
ボルキア国王が内装に凝ったため、工期が2年も遅れた、というのも頷ける。