イベント
【ベトナム人から見た日本は、こんな風に見えるのか…】
【Fill JAPAN】(フィールジャパン)が、
フーニャン区のWHITE PALACEで行われた。
初日の午後3時頃に行ったのだが、会場はベトナムの人たちでいっぱい。
家族連れも多い。
特に【エースコック】の前は人だかりの行列で、
昼からずっと、こんな感じなのだそうだ。
午後3時でこんなだから・・・ランチ時はもっとすごかったに違いない。
試食と、料金を払ってカップ丸ごと食べる人と、分けていた。
新しい製品を発表したようで、八角など、
インスタントラーメンらしからぬマニアックなスパイス使いで、
麺もツルツルとなめらかで、とても美味しかった。
ブース内の調理は基本NGなんだそうで、
お湯を沸かし、鍋に入れたラーメンを少し蒸して、
ごそごそ混ぜるだけ!の、かなり大雑把な作り方で、
誰にでも美味しく出来るのは、インスタントの強み。
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一方、兵庫県の素麺、蕎麦は苦戦していた。
試食させないで、乾麺を売るのは、かなり難しい。
急遽、お買い上げの方には、麺つゆを付けて凌いでいたが…。
インスタントラーメンと違って、
湯がいてから「キレイな水でさらさないといけない」乾麺は、
水事情が悪く、調理をあまりしないベトナム人には、
売りづらいかも知れない。
翌日は、湯がいて持って来て、試食をしてもらうようにしたようだ。
⇒翌日、夜中に準備した素麺・蕎麦を試食してもらったところ、午前中で完売したそうだ!
おめでとうございます。良かったですね!!
その傍らで、【有馬芳香堂】(兵庫県)のカシューナッツ、いかり豆の
スナックがバカ売れ。
※写真…カシューナッツ(中央部分)は、この日の分を売り切ってしまっていた。
カシューナッツはベトナムでも特産で、
おやつに、おつまみに、お土産に人気なので、
いまさらながら、関税やらで高くなる日本のカシューナッツはどうかと思いきや。
午後3時の時点で、その日の分を売り切っていた。
この値段を、ベトナム人が買うようになったということにも驚きだが。。。
海外では、何が売れるかどうか、市場調査してもあまり意味がない。
実際のところ、
「やってみないと分からない!!」
に尽きる!と、改めて感じた。
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前評判の高かった【FUJIRO】のカツサンド。
※撮影した時気づかなかったが、永露さんが、アンさんの手のひらの上で転がされているように見える、ね。
一日限定500食。
※1時間前は、6万VNDで売っていたようだ。
まだ残っていてラッキーだった。
さすがに作ってから時間が経っているので、
パンは少々乾燥していたが。
カツが最高!だった。
ジューシーで柔らかく、ソースも邪魔をしない上品な味に仕上がっている。
これがこんなにリーズナブルなら、
レタントン店で出しても、人気商品になるだろう。
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【ちよだ鮨】
「もう、四回目になるんですよ」
と、店長の佐久間さん(写真中央)。
ベトナム人好みのラインナップで、こちらも人だかり。
寿司の横で売っている「アセロラジュース」も2万5千VNDという
リーズナブルなお値段で、人気。
私はウナギの押し寿司を買った(23万VND)。
少々お高いが、ウナギ(関東風の調理)はふっくら、
寿司飯は柔らかめで、ウナギとのバランスがとても良い。
「醤油」「お箸」など付けるのは、
関東で「お持ち帰り寿司」で鳴らした「ちよだ鮨」さんだから、
当然のことだとしても、
プラスチック容器の隅の山椒には、感動した。
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東京メトロ(ベトナムの地下鉄1号線のオペレーションを担当する)、JR、JALはじめ、
日本津々浦々、都道府県単位でブースを出展していた。
【品川区】も出ていて…。
私が暮らしていた五反田は、DNP、学研、ポーラなどの本社がある他、
オフィスビル街という印象だったが、
こんなに「The JAPAN」なエリアもたくさんあったのかと、再発見。
来月行われる「花魁道中」なども、外国人に人気がありそうだ。
しばらく、ブースを周って、大型モニターで、各企業のCMを見ていると…
私の知っている日本とはずいぶん違う印象だ。
どちらかと言うと、中国や台湾のようで…。
どこもかしこも、赤色の彩度を上げすぎて、目が痛くなってきた。
ベトナム人から見る「日本」というか、
外国人がイメージしている日本、
あるいは外国人にアピールする日本というのが、
極彩色で、どんちゃん賑やかで…。
花魁、忍者、歌舞伎、鮨、焼き肉、スカイツリー、新幹線、高層ビル、アニメ…
古い歴史の古都で生まれ育った人間からすると、落ち着かない。
京都でも「舞妓」や「伏見の真赤な鳥居」に人気が集中し、
北部の静謐な佇まいの寺院や仏像に価値を見出すには、
旅にも、人生にも、熟練が必要ということか。
腹いっぱい食べられることが楽しみで、
エネルギーが溢れまくっている若いベトナム人には、
外連味(ケレン味)たっぷりな演出とアトラクション、アプローチが効果的なのかも知れない。
高齢化の日本には、アジアの熱風は、少々キツいかも知れない。
しばらく会場にいて、孫の相手に疲れる、おじいちゃん、おばあちゃんの気持ちが分かるような気がしてきた。
この記事へのコメント
このイベント、孫の相手に疲れる爺婆の気持ちの落ちに、くすりと笑えた。元気なベトナム表現にピッタリの様な。
Posted by 古都雀 at 2019/08/06 12:38
まさに、こんな感じですね!
古都雀さん。
youtu.be/uEk8Lr4xEdI
古都雀さん。
youtu.be/uEk8Lr4xEdI
Posted by Nihonshu de kanpai!
at 2019/08/07 10:20

古都雀さん。
Youtubeで、
uEk8Lr4xEdI と入れたら、
「打首獄門同好会「まごパワー」」が見られます。
Youtubeで、
uEk8Lr4xEdI と入れたら、
「打首獄門同好会「まごパワー」」が見られます。
Posted by Nihonshu de kanpai!
at 2019/08/07 10:22
