外国語・語学
【初・ベトナム語講座「VUI」が大切@フーンライ、白井尋さん】
白井尋さんの「ベトナム語講座」に参加させていただきました。
白井さんは、元々は語学留学でベトナムにいらしたそうですが、
美味しいと評判の、
ベトナム料理店「フーンライ(Houng Lai)」を経営していらして、
22年目になられるそうです。
以前、友人と二人でランチにお伺いしたことがあります。
2017/05/03
【ベトナム料理店、最近はココらしい@フーンライ】
https://sake.vietnhat.tv/e32701.html
食後に頼んだコーヒーの道具の使い方が間違っていたらしく、
さっと白井さんが近寄って来られて、説明してくださったのを覚えています。
この店のもう一つの魅力は、
スタッフが、いわゆる恵まれない境遇で育った子どもたちということ。
白井さんは、この子たちに、社会で生きてゆく基本的なこと、
お客様との接し方、仕事の仕方、語学など教え、
今ではこの店で育った人財が、
他の高級レストランなどで働く人たちが出てくるようになったそうです。
--------------------
白井さんの講座の前半は、
ベトナムの文化的、ベトナム人気質を踏まえての、
ベトナム語のキーワードを教わりました。
言語による理解だけでは不十分で、
物事がスムーズに進み、良好な関係を築くには、、
文化的違いを知り、受け入れる(理解する)ことが大切と白井さん。
時々、「彼ら(ベトナム人)は、金次第。信じちゃいけない」
と耳にします。
それを聴くたびに、とても残念に思うのですが…。
自分たちを理解してくれ、人として敬意をあらわせば、
よほどの事情がない限り、
そんなに簡単に裏切ったりしないと思うのですが…。
「見てないとすぐにサボる、嘘をつく」
職場が面白くない、意義を感じていない、
さらには「どこに向かっているのか」はっきりしていないと、
ヤル気も出ないでしょう。
金次第なのではなくて、「金」しか魅力がないのかも知れません。
それはベトナム人に限らないと思います。
白井さんは
「VUI」(楽しい)が大切だ、と言います。
職場が楽しいかどうか、
楽しくて面白くて好意的で、なおかつ気前の良い(奢ってくれる)上司かどうか。
禁止事項がばかりだと、ギスギスして楽しくなくなり、
生産性が下がる、パフォーマンスが落ちるので、
ある程度は大目に見ているそうです。
また、家族も、本人の一部です。
ベトナム人は家族優先で、それを理解してあげることが大切。
彼らは理屈ではなく「心情」が大事。
--------------------
一方で、日本から来るほとんどの駐在員の方たちが
「日本は閉塞感がある、ベトナムは自由だ」という感想を口にします。
しかし、私も仕事において、「楽しい」という感覚よりも、
むしろ「面白い」かどうか、「やりがい」があるかどうかを重視します。
さらに独身で、家族とも離れて一人で暮らしています。
「寂しい人ね」
もう、何十回、ベトナムの人たちに言われたことでしょう。
仕事に「プライベートは持ち込まない」「ドライ」で「せっかち」な私ですが、、
ベトナムに来て、少し変わった気がします。
そんな了見では身が持たないw
白井さんのおっしゃることは、みな頭では分かっているのですが、
それをどう仕事に落とし込むか…なかなか難しいのかも知れません。
続く…
この記事へのコメント
大事な視点ですね。形から入る方法と、気持ちから入る方法と、実は後者が大切ですが、容易なことではなく信念が要るんだと思います。
Posted by 古都雀 at 2019/03/19 12:26
古都雀さん
なるほど、気持ちから入る・・・ですよね。
基本的に、「仕事」をする前に、ここで「暮らして」いるわけですから。
そのベースにおいて大切にしてゆきたいのが、人間関係(気持ち)ですよね。
なるほど、気持ちから入る・・・ですよね。
基本的に、「仕事」をする前に、ここで「暮らして」いるわけですから。
そのベースにおいて大切にしてゆきたいのが、人間関係(気持ち)ですよね。
Posted by Nihonshu de kanpai!
at 2019/03/19 15:22
