心を動かされた話
【雨宿りしたカップルが、後日【蔵 KURA】に飲みに来てくれた♪】
急にパラパラと大粒の雨が地面を叩きつけ、いきなり豪雨が降り始めました。
しばらくすると、二人乗りのバイクが当店の前に止まりました。
わあ、可愛そう!!
彼らはバイクを当店の敷地内に入れました。
私は玄関まで出ていって彼らに、バイクを軒下に入れ、中に入って雨宿りするように言いました。
ですが「OK、OK」と遠慮して、雨具を出して身に着けると、
運転していた男性は、いいね♪して笑顔で、雨の中を飛び出していきました。

※その若いカップルの一連の動作がとても清々しくて可愛くて、
まるで青春物の映画かドラマ、はたまたミュージックビデオのようで、
思わず写真を撮ったのでした。
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それからしばらくして、【蔵 KURA】のヘム側の裏口から、
スラリと背の高い若い女性が飛び込んで来ました。
「表にバイク、駐めていい?」
最初、上の会社の学生ボランティアさんかと思いましたが、
当店に入って来て、お酒を注文しました。
カジュアルなファッションでしたが、どこか垢抜けしていて、
オシャレなカップルでした。
普通にキレイな英語をしゃべります。
「なぜ、この店を知ったのですか?」
と聞いてみると
「ほら、こないだ、雨の日に…」
そう、雨宿りしたカップルだったのです。
「覚えてる、覚えてる、ほら、写真に残ってる」
すると、「やぁーーー!」と歓声を上げています。
「雨宿りした時に、夜、お店やってるのかなーと思って寄ってみた」
とのこと。
ところであなたたちは、どこから来たの?
「あはは、私たちはベトナム人よー」
シンガポール人かと思いましたよ。
嬉しいですよね。
ほんの短い瞬間、軒先を貸しただけなのに…店を訪ねて来てくれるなんて。