心を動かされた話
【TOKYO OLYMPICの開会式を観る】
TOKYO OLYMPICの開会式を、テレビで観ました。
3時間半予定のところ、4時間にわたる開会式でした。
選手入場を観ていて、初めて名前を知る国や、名前を変えた国など、
多くの国が参加できるオリンピックになったのだな、と改めて思う一方で、
「国」という枠組みで参加できない選手たちを観ていると、
もう「国の威信」を掛けた、そんな時代ではなくなったのではないかと思いました。
ベトナムは選手や参加数、参加種目も増えましたね。
そして、最後の日本選手の入場…
ヨルダンの選手行進が終って…そろそろ、いよいよ…と言う時に。。。
Wifiが不具合で、画面が止ってしまいました(ガーーーーっ)
パソコンやスマホの接続を切っても、
最低画素数に切り替えても、
はたまたWifiサーバーのアンテナを摘まんで私自身がアンテナになっても…
動きません。
残念でした。
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この状況下で、とにもかくにも開催できて、
現場で関わった方たちには、本当にお疲れ様でしたと思います。
今回は、アニメ、ゲームといったサブカルと、
プロジェクトマッピング、ドローンなど視覚における最先端技術、
匠、職人、祭り、伝統文化・芸能を今なお守り続ける日本…
実際はともかく、多様性を目指す社会であるというPRを、
身の丈で表現できたのかと思います。
また、入場国を「アルファベット順」ではなく、
「五十音順」にしたことも、一昨年の大河ドラマ「いだてん」のシーンを思い出します。
最後の日本の入場は、いかに?と期待していたところ、
Wifiの不具合で観られなかったのですが、
LINEグループで、その後のニュースで、
「JAPAN ニホン」と紹介されたことを知りました。
このプラカードが「まんがの吹き出し」で「カタカナ」表記だったことも、
今の日本を象徴しています。
とくにピクトグラムは日本初、日本のお家芸です。
それをパントマイムでのパフォーマンスは面白かった。
全体的に地味でしたが、震災復興も思うように進まず、
この世界的なパンデミックの中で、粛々と行われたことは良いと思いますし、
確かにバルセロナや北京のように芸術点高い華やかな開会式は、
その時代には目を見張るものがありましたが。。。
国の威信をかけて、金と人海戦術で繰り広げられる
「世紀の祭典」という時代ではもはやないのかなと感じます。
小さな聖火ではありますが、火の大きさや勢いではなく、
今や細々とながらも続けてゆくことに意義がある。
また今回は、震災、パンデミックなどで失った多くの命へのレクイエムだったのだな。
ということも感じました。
選手たちの笑顔を観ていて、改めて、オリンピックはスポーツの祭典であるということを思うのでした。
それから。。。天皇陛下のお言葉の途中に、
慌てて立ち上がった小池百合子東京都知事、菅総理…
ぼうっとしていてはいけませんよ。
※昼間のブルーインパルスの五輪は日テレでライブを観ていましたが、
よく見えませんでした。
パラリンピックの開会式当日にもまた、披露されるそうです。