【「安全」は日本の十八番? VS 怪我の多い現場】
案内をしてくださった清水建設・前田建設の方が。
「日本では無事故無違反が100万時間を超すと、
安全性に富んだ優秀な工事だと評されるが、
おかげさまで、このベトナムの工事では、630万時間を超している」
話しておられた。
【地下鉄工事、どうなる!?@ホーチミン、地下鉄一号線、見学して来た】
2018/02/06付記事
http://sake.vietnhat.tv/e35950.html
Standing BAR【日本酒で乾杯!】でも、「安全性」の話しになり、
「私の工場では、私がベトナムに着任してから(7年間)、
まだ一度も事故やケガ人を出したことがない!!」
それが、とてもすごいことだということは、
地下鉄見学をして、私にも分かるようになった。
「ところがね、唯一、怪我した人がいて、医務室を訪ねた」
誰あろう、話をしているご本人だったそうだ。
「どんな怪我だったと思う?」
「………」
みんな、どんなたいへんな怪我だったのだろうと、
考えをめぐらす…。
「紙で指を切った!とか?」
ジョークで言ってみた。
というのも、「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」で、
トム・クルーズが、窓から隣のビルの屋上に飛び移る際に、
足を骨折したが、そのシーンがそのまま使われたことで注目されたが、
インタビューで、傍らにいたサイモン・ペッグ(だったか?)が
「俺も、ケガをしたのに…(誰も注目してくれない)」
「どんな怪我を?」
「紙で指を切った!」(大爆笑)
そのシーンを思い出したから、何気に口にしてみたら、
等のご本人は、
「先に言うなよ!!」
的な、怒ったような表情をしていらっしゃる。
「あら、図星?★☆☆彡」
さて、私が以前いた業界では、比較的、職場で事故や
病院沙汰が多かった。
セットが倒れて来た、セットから落ちた、奈落に落ちた、他、
主役俳優が本番前に熱を出した、などなど…。
私も、降りようとする幕の下を、うっかり横切ろうとして、
怒鳴られたことがある。
大劇場の幕の下敷きになったら、最悪の場合、
怪我した、では済まない場合がある…らしい。
あれ、とても重いのねー。
「舞台には魔物がいる」
という諺が、こういう意味かどうかは分からないが、
舞台裏には神棚が祀ってある。
が…事故は神頼みで防ぐものではない。。。
