おすすめ(飲食店)
【まさに芸術!ベトナムキュイジーヌで最高峰のレストラン「Nen light」】
【Nen light】のファウンダーであり、飲み物ディレクターのLe Hungさん。
静謐で上品な佇まい、洗練されたファッションから、フランスにいらしたのかと思ったのですが。
日本語を流暢に話されるのは、立命館アジア太平洋大学に留学され、その後、
東京のコンサルタント会社に従事し、およそ10年あまり日本にいらっしゃったとのこと。
さて、彼が設立した【Nen light Restaurant】とは?
https://restaurantnen.com/nenlight-saigon/
https://www.facebook.com/nenlightrestaurant
もともとダナンにあった「Nen Restaurant」が「Nen Light」に名を変えて、
昨年8月に1区に移転。
「Nen Restaurant」は世界ベストディスカバリー50レストランに選出されたこともあるそうです。
シェフ「サマー・レ氏」のコンセプチュアルでストーリー性のあるメニューは、
ベトナムの食材と、ベトナムのエスプリと伝統的な手法をベースに、
コンテンポラリーで斬新なセンスとが融合した、まさに芸術の域にまで達している料理といっても過言ではありません。
月曜日から金曜日はStory Menu #0「Journey」1コースのみ
美味しいものをちょっとだけ食べたい私は、
Short Experience【13+ exotic ingredients) 1890++/pax を選びました。
ペアリングコースもあり、short の場合は 1200++/pax
最初に食材が運ばれて来て、説明をしてくれます。
この説明自体も、どこまで希望するのか、あるいはまったく必要としないのか、3コースから選べます。
私は、事前にFacebookで拝見した、食材のレンブラントライティングの写真があまりにも美し過ぎて…
すっかり魅せられてしまったのですが。

これらの食材がどんな料理に昇華して現れるのか…。
食前酒を飲みながら、ワクワクが止まりません。



料理が出されるたびにイラスト入りの可愛いカードが配られるのも、おもてなしの一つ。


※ベトナム独特の食材が、個々の風味を感じさせながら、すばらしいハーモニーで一つにまとまっています。

※初めて体験する食材の香り、触感、風味が、やさしく未知の世界に誘ってくれます。
盛り付けには「和・禅」に通ずるものを感じます。

※この逸品に関しては、もう、何がなんだか分からないのですよ。
食材自身も、初めてなのか、すでに既知のものが変化しているのか…

※お米のクラッカーにレイアウトされた花の輪舞。
どの一品も、口の中で見事に調和しています。

※香草のpesto sauceとミークアン(小麦麺・ダナン発祥と言われる)に、アワビをあしらい、
ライム風味のフォーム(泡)が爽やかな酸味のアクセントを加えている。


※アヒル肉に牛風味のソース添え、パープルライスのプチプチ感と旨みがとても合う。
今回は、SAKEソムリエの方とご一緒したのですが。
二人とも、「これらの料理にはワインでは強すぎる、甘み・旨みが特徴なので、日本酒が合うね」と意気投合。
食後、私は角打ちに戻らねばならなかったので、ペアリングは体験できなかったのですが。
二人で、あの銘柄が絶対合う、温度を変えていろいろと試してみたいね、とディスカッションを楽しんでいると、
「一つ、試してほしいワインがあるのです」
アヒル肉の強さに、オーガニックの赤(フランス)を持ってこられました。
確かに、とても合います。Leさん自身も、相当勉強されていますね。
ですが日本酒には、「温度を変えて楽しむ」という奥の手があるのです♪

すっかり堪能させていただきました。
今、ホーチミンで体験できる最高峰のベトナムレストランです。
