おすすめ(飲食店)
【5時からが狙い目?@SUSHI TIGER】
【SUSHI TIGER】
師走も押し迫った29日。
前を通りかかると、まだ誰もいませんでした。
ラッキー!!
早い時間からお客様で一杯の時もあれば、5時~6時過ぎまではこんな時も。
さっそくGo!

前に食べ損ねたマグロの三貫盛り(トロ、中トロ、赤身)。

黒鯛。

今だけメニューの「赤はた」と「太刀魚」
赤はたがムッチリしていて旨い。
太刀魚は板さんが試しに仕入れてみて、定番にするかどうかお客様に尋ねているところだそう。
食べてみる。。。うーん、物足らない。
そもそも太刀魚って、焼くか炙ると香ばしい香りと甘みが引き立つ、と思う。
「炙れます?」
と聞くと、
「おっ、できますよ。塩にしときましょうね」
おお、さすがですねぇ。

炙り太刀魚が出てくる。
口に運ぼうとした瞬間、太刀魚の香りが立ち上って来る。
「すだちが…」と思うか思わないかのタイミングで
「ああ、レモン、お付けすれば良かったですねぇ」
すべてお見通し!
もう一度、注文した。三貫目。
今度はレモンを掛けて食べてみる。完璧!
板さんがじっと見ている。Goodサイン。
「お名前、なんておっしゃるんですか?」
「砂名です」
「じゃあ、これは『SANA SPECIAL』って名前で出しますわー」』
何が楽しいって、板さんとの食の話、冗談の掛け合い、粋なやり取りがいちばん!
板さんの名前は前田さん。
九州の方のようだけれど、60オーバーのいぶし銀の職人さんが
明るく、テンポよく、受け答えしてくれる店は貴重。
角打ち【日本酒で乾杯!】に入る前だったけれど、「沢の鶴」を頼んでペアリングしてみた。
きっと熱燗にしたら最高なんだよね。
というわけで。お寿司9貫と、白ワイン、沢の鶴で512,6000VND(≒2,560円)。
最後に注文した「煮マテ貝」「煮つぶ貝」。

ホーチミンはご存じのとおり、世界中から人が集まり、
日本は北から南まで津々浦々。
各地から直接赴任しているので、それぞれの文化を色濃く残したままで来ている。
一年もすれば一斉に上書き保存されてしまう最先端都市「東京」とは、そこが違うと思う。
先日も東京の人、大阪の人とで寿司飯談義で喧々諤々、盛り上がりました。
私たち関西人には九州の味は濃すぎるのです。お醤油も甘い。
それがネックで、行かないという人もいるようす。
でも似たり寄ったりのクォリティーもお値段も一律高い寿司屋ばかり乱立しても面白くない。
強烈な個性を放つSUSHI TIGERは、異色な存在かつ、
気楽に普段使いでき、ワクワクする店なのです。
ああ、でも、青魚が食べたいねー。