街かど
【昨晩18時から施行された通達。街の様子、人々の様子】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が拡大していることを受け、
市内の路上で営業する飲食店と、小規模・中規模の飲食店について
21日18時より店での飲食を禁止することを決定した。
テイクアウトまたはデリバリーのみ可能となる。
従業員が10人以上の飲食店やホテル内のレストランについては、
同時に20人以上の客を受け入れないこととし、
客席の間隔をあけなければならない。（以上、「VIETJO」より）
昨日16時頃発令された通達による、昨晩の街のようすですが。
それぞれ状況によってまちまちで、これといった規則性がないため、
個々に拾ってみました。
まず「小規模の飲食店」という定義があいまいなのですが、
18時過ぎの段階で「牛めし屋」さんからは、
詳しい情報が出てくるまで、通常通り営業すると連絡をいただき、
弊店も合わせて営業しましたが、
他の飲食店さんもみな普通に営業していたそうです。
ただ夜11時にもなると、レタントンは雨が降ったこともあってか、
相変わらず人通りはなかったようです。
さてPham Viet Chanhも、やはりどこの飲食店も通常通り営業していたようですが。
20時前、5叉路（角が公安）に公安が車を止めて、
路上のテーブルなど回収しながら、見回りをしていたと、
同業者の友達からメッセンジャーでご連絡いただきました。
ヘム40は一階がガラス張りのバーはシャッターを閉めていましたが、
あとの飲食店は普段通り営業していたようです。
弊店も23時まで通常どおりの営業でした。
店を閉めて5叉路まで戻ってくると、相変わらずの賑わいで。
炭火焼きの店は欧米人日本人で満員で、
さらにご来店のお客様を入替で入れたり、お断りしている状態でした。
仕事上に差しさわりのない方や欧米人の多くの方たちは、
通達が出たからと言って自粛するわけでもなさそうで、
華金ですので、店の定員数や路上店で席数が減らされれば、
その分溢れて他の店に流れ、他所で三密状態になってしまい、
あまり意味がないように思います。
むしろ、解放的な路上店は安心なように思うのですが、
路上店を営むベトナム人女性（58）が感染者だったことを受けて、
厳重に警戒しているのでしょう。
路上にテーブルを出していた呑み屋さんは、
すでに先週あたりから外のテーブルを撤去するよう要請されており、
あたりは少し静かになっていました。
結局、当局による判断や指示が個々の規模と状況によって違うのと、
その通達は、実質の運営者レベルに言い渡されるのではなく、
オーナーに行きますので、
店はそれまで通常通り運営するところが多いのではないでしょうか。
※11時過ぎに通った時には、お客様がワイワイいらっしゃいましたが、
12時前には、こんな感じで。引くのが早いです。
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さて、お客様の反応もまちまちで、早々にリモートに入った企業様もあれば、
出張で各地からホーチミン市入りしている方たちは、
「まったく問題ない」
「空港がガラガラでチケットカウンターから搭乗ゲートまで5分」
だ、そうです。
また今週水曜日から自粛に入った企業様もいらっしゃれば、
工場勤務の方でも通常通りの方もいらっしゃいます。
工業団地やエリアによってもずいぶん対応が違います。
感染者が出たエリア内は厳戒態勢のところもあります。
外部からの入館者を禁止したレジデンスもあり、
メイドさんや医療関係者が入れなくなって困っているという方も。
いよいよ、Grabタクシーが50％以下の乗車率で運営を始めています。
アプリで乗車人数を聞いて来て、
4人乗りの車だと1人、7人乗りだと2人までしか乗車できません。
明日の国会議員選挙に備えて今は動きが少ないですが、
選挙後の月曜日から、警戒レベルが引き上げられるのでは？
という見方もあるようです。
しかし弊店ベトナム人スタッフの言うところによると、
昨年、ホーチミン市が完全ロックダウンした結果、
経済的損失が大きすぎたため、今回、完全ロックダウンする可能性は低い。
感染者が出たエリアごとに封鎖して、完全抑え込みにかかるとのこと。
とりあえず、同じホーチミン市内でも個々に状況が違いますので、
情報に惑わされ一喜一憂したり、徒に不安に駆られることなく、
勝手に判断せず、それぞれの状況に合わせた指示と判断を受けて、
通常通りの業務を行いながら、日々を平常心で過ごそうと思います。
また、急な通達による状況変化には、逐一、Facebook等でご案内いたします。
ところで。
これらの情報交換の過程で、
昨年末、2区と9区が「トゥードックシティー」に合併されたことを、
2区にお住いのアメリカ人の方から聞いて、初めて知りました。
