おもしろ発見!
【もっと焼いてくださる?…カプレーゼ@ベトナムあるある笑い話】
ローストビーフ・カプレーゼをお出しした。
お客様は、エグゼグティブでスマート(頭が良さそう)な
ベトナム人女性のお一人様。
しばらくして、彼女が店長を呼んだ。
「すみません、これ、もっと焼いてくださる?」
「………」
半生ローストビーフのメニューだが、カプレーゼなので、そのままいただく。
欧米人、日本人には人気のメニュー。
「はぁ…、………、かしこまりました」
ベトナム人は、生で食材を食べない。
寿司・刺身が、なかなか口にしてもらえなかった時代がある。
その頃の、寿司職人、鮨店のご苦労、いかばかりかと。
それが今では寿司も刺身も、ベトナム人に大人気!
と、日本人は思っているが、それはほんの一部の人たちの嗜好かも知れない。
年配の人や、家庭環境・地域によっては、
相変わらず生はダメ、苦手と言う人も、結構いるという話は
聞いたことがある。
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その話を聞いた、ある飲み屋で屯していた日本人たち…
「えーーー!なんでー?
『このお料理は、このままで召し上がっていただくものでございます』、
とか、何とかって、言わなかったのぉ~?」
「ああいう知的なお客様は、指摘されたら、気分を害されるかなと思って」
すばらしい!
店の主張より、お客様ファーストのこの考え。
私はこの店の、こんなマイルドさ、上品さがとても好きで、
ちょくちょく通っている。
どちらが良い、悪いではない。
でも、私だったら、言っちゃうだろうなぁ…。
「メニューにはちゃんと写真載っているんでしょ?」
「たぶん、アレじゃないかな。
『焼肉』の写真と同じようなもの、と、思われたんじゃないかな」
「ああー」
一同、納得。
「でもそれで、『カプレーゼは焼いて食べるもの』って、なったら、どうするの~?」
「そうだよ、Bさんのせいだよ。
ベトナムで『焼きカプレーゼ』が流行ったらー」
「そうですよね…。
どこかで『焼きカプレーゼ』見かけたら、僕のせいですよね」
でも、そうなったら、究極の「ローカライズですね」w
どこかで「焼きカプレーゼ」見かけたら、ぜひ、ご一報くださいませ。

※写真見てたら、食べたくなってきた!!
私も今夕、これを注文しようかなぁ。
(レタントン、タイバンルン角から近い、熟成肉とクラフトビールの、
あのお店です(*^^*)v)