奈良
【奈良県庁に返却させていただきました】
奈良県庁の文化振興課から委託を受けて、
「新たな文化活動チャレンジ補助金」
の審査員を務めさせていただきました。
応募申請書、提出の資料などを、ずっと保管していたのですが、
そろそろ5年になろうとするので、昨日、奈良県庁に返却しました。
中には応募者の個人情報はじめ、
応募者たちの熱い思いがぎっしり詰まっていて・・・
私自身で廃棄するのはとても忍びない。
この補助事業は案外人気で、
奈良には文化活動に、熱意を傾ける人が多いのだなぁと
改めて思いました。
「文化活動にいちばんお金を掛けているのは、奈良県(庁)なんですよ」
と、担当職員の方も仰っていて、
古都の文化・歴史を守り、発掘し、次世代に紡いで行こうとする
奈良県民の方たちの本気度が伝わって来て、
朝一から夕方まで、私たち審査員も、真剣勝負でした。
審査が終わったら、もう、へとへと。
一方で、「こんな文化も眠っていたのか」
と、応募者のみなさまの深い知見に、こちらもとても勉強になったものです。
大学教授2名、会社経営者2名、そしてNPO法人代表の私と、
審査員は5名でしたが、お昼休みの時間にも、
博識なみなさまのお話をお伺いすることができて、
とても貴重な体験をさせていただきました。
30数団体(および個人)が応募し、そのほとんどが採択されます。
薄く広くではありますが、
助成事業はお金を補助してもらえるメリットよりも、
事業をやり遂げることによって、
実績・実力として、次の事業につないでゆけることに着目して、
事業を大きくしていって欲しいですね。
私もそうして7年ほどの間に、
10個の助成事業を完了して、今、ベトナムで仕事をしています。
これから年度末に向けて、・・・こう言っては何ですが、
予算を消化するための助成事業もちらほら出てきます。
告知が間際だったり、応募受付期間が短かったり、
条件的には厳しいですが、
補助事業をめざしている方は、常日頃から準備しておいて、
適切な助成事業が見つかったら、
即、対応できるようにすると良いですね。