まめ情報
【ベトナムの危険度、テロ事件について】
在ホーチミン日本国総領事館大江健太郎領事から、
ホーチミンでの危険度とその実情、
私たちが、事件や事故に遭わないための留意点などお聞きしました。
まず現在、ベトナムでは、（外務省から）危険情報は発出されていません。
レベル1からレベル4まであり、
レベル4になると、
「退避してください。渡航は止めてください。（退避勧告）」が出ますが、
そのどのレベルにも達していないのですね。
よく私たちの間では
「ベトナムではテロがなくて、安心」
と話していますが、実は、まったくないわけではなく。
ここ二、三年の間に、「反政府組織によるテロ」は
複数件発生しており、
テロ事件や暴動のほとんどが南部で起こっているそうです。
特に2018年6月に、ホーチミン市タンビン区で発生した爆弾テロでは、
4名が負傷しています。
事件に遭わないための「安全のための三原則」は、
●目立たない
●行動を予知されない
●用心を怠らない
最近は、Pham viet chanhあたりでも、
時々、物騒な事件が起こっているようです。
邦人被害援護件数を見てみると、8年前から、
徐々に減少しているようです。
渡越している法人数は年々、増えているわけですから、
被害数が減っているということは、
安全対策と、注意喚起が行き届いているのでしょうか。
被害内容を見てみると、案の定と言うか、
「ひったくり」と「スリ」がほとんどですね。
「とっさのときの『公安』と『軍』の見分け方」
よく覚えておきたいと思います。
というのは、たとえば交通事故に遭った時に、
制服の人を見つけて助けを求めても、
「軍」の人だったら、スルーされるそうです。
逆に、強盗に遭った時、
交通関係の公安の人（黄色い制服ですね）に助けを求めても、
「管轄じゃない」と、スルーされるそうです。
最後に、事故や事件件数の公式統計です。
日本とベトナム、人口は2500万人ぐらいしか違いません。
交通事故死者数がベトナムは圧倒的に多いですね。
一方で、刑法犯認知件数を見てみると、
圧倒的にベトナムの数が少なく、一見、安全なように見えますが。。。
「認知件数」ですから。
たとえば、日本だと、1万円の被害に遭っても、
警察に届ければ受理されますが（認知される）
ベトナムの場合は、2万円程度の少額被害は、
スルーされるそうなので、
日本の警察レベルの活動をベトナムの公安がしたとしたら、
こんな数字で収まるはずがありません。
実際に数字で見ると、
日々、気を引き締めて行動しなくては、と、思いますよね。
この記事へのコメント
事件、事故は突然にやってくる。
危険な場所ではセンサーの感度を上げての予知が必要ですよね。それには情報をインプットすることが大事。
危険な場所ではセンサーの感度を上げての予知が必要ですよね。それには情報をインプットすることが大事。
Posted by 古都雀 at 2019/05/16 12:26
古都雀さん。そうですね。
私はいつもスニーカーにウェストポーチ。それでも、市場に行く時は、その上からカーディガンなど、留め具を外されないよう気を付けています。
でも、財布の出し入れは、ちょっとグダグダしてますけど。
着物のときは、タクシーでドア To ドアで、さっさと乗降。
私はいつもスニーカーにウェストポーチ。それでも、市場に行く時は、その上からカーディガンなど、留め具を外されないよう気を付けています。
でも、財布の出し入れは、ちょっとグダグダしてますけど。
着物のときは、タクシーでドア To ドアで、さっさと乗降。
Posted by Nihonshu de kanpai！
at 2019/05/16 12:32
at 2019/05/16 12:32
