おもしろ発見!
【日本人は、合格しない?日本語のむずかしさ】
日本人のお客様に、
「日本語、お上手ですね」
と、褒められることがあります。
私が「日本語の上手なベトナム人」だと思われるようです。
「はい、私、N1(日本語能力試験 JLPTの最高レベル)ですから」
と、冗談で答えると、
「ぜったい、無理、日本人にN1は。合格しないよ」
と、側にいる常連さんたちから、一斉に突っ込みが…。
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昨日、大学で日本語を習っているというベトナム女性がいらっしゃいました。
たいへん日本語がお上手で、
特にお一人の女性は、ヘアスタイルやメイク、ファッションからも、
最初、どちらか分かりませんでした。
日本語は難しいと言うお話の中で、
「ちゃんと」
「きっちり」
「しっかり」
は、どう違うのか?と言う質問が。
英語の堪能な方は、英単語に置き換えて、
違いを説明しておられましたが、よく分かりませんでした。
ベトナム語でも、その違いと、それに対する単語があると思うのですが、
どうなのでしょう。
何となく違いは分かるのですが…。
たとえば、日本酒の蓋(スクリュー型)。
「ちゃんと栓を閉めてください」
「きちんと栓を閉めてください」
「しっかり栓を閉めてください」
「ちゃんと」は、目的が「栓を閉めること」。
緩く閉めても、きつく閉めても、一応「ちゃんと」閉めている?
「きちんと」は、閉まり切るまで閉めることを意図している??
「しっかり」は、さらにきつく閉めて、確認して欲しい…???
でも、どれを使ってもOKな感じもします。
…
…
…
うまく説明できません…。
「感覚的に使い分けるのね~♪」
と、ベトナム人の女性。
私たちはそうして、何十年も使い分けてネイティブやってますが、
教える方は、論理的に説明できないと、
日本語をちゃんと、きちんと、しっかりと教えたとは言えないですよね。
難しいなぁと思いました。
