おもしろ発見!
【「刺青、タトゥー」で残念なことに!?】
ホーチミンでも、タトゥーを彫るお店をあちらこちらで見かけます。
日本では、「刺青=その筋の方たち」というイメージが強く、
オシャレで可愛いファッションタトゥーでもなんでも、
十把一絡げ(じっぱひとからげ)に
「お出入り禁止」
となるケースがままあります。

日本の「プール」や一部「海水浴場」、
「温泉」(こちらは場所によるらしい)や、
「銭湯」(人の出入りが多いため、厳しいらしい)、
「ジム・フィットネススタジオ」(見つかれば退会を言い渡され可能性大)等の施設では、
「タトゥー、刺青のお客様お断り」、利用することができません。
特にこれらの中で、家族連れが多く出入りするエリアでは厳しく、
客から店に、密告されるケースもあるらしい。
「ファッションに対して理解がない」
「日本は遅れている」
欧米から観光に来たお客様からもブーイング。
しかしファッションと捉えて、
「ファッションタトゥーはOK、和彫りはNG」とすると、
線引きが難しく、一々揉める原因にもなります。
それで「刺青一切お断り!」
と、なっているのですね。
ただ、これらの施設が利用できないからと言って、
日本の観光が台無しになるほどのこともないだろうし、
「家族風呂」「貸切風呂」などの利用も、なきにしもあらず。
また、刺青を隠す方法もあります。
「強力コンシーラー」でしっかり重ね塗り。
「タトゥーシール」を貼る。
ボディーファンデーションスプレーを塗る。
一度、薄い「肉襦袢」のようなものを着用しているのを、
テレビで見ましたが…
「ラッシュガード」と言うのですね。
「体型隠し」や「日焼け対策」としても使われているそうですので、
プールや海なら使えそうですが、銭湯や温泉では不自然ですよね。
ことほどさように、「観光」や「日々の暮らし」の中での、
楽しみが制限されてしまうのは残念ですが、
それほど大事ではないと思います。
しかし。
こと「就職」となったらどうでしょう。
「優秀な子なんだけれどね」
タトゥーを入れているらしくて、
「日本企業への就職あっせんできない」と、いうことらしい。
「消せばいいじゃない」
「それが背中一面に、入っているらしいんだよ」
「そんなの、面接の時に
『じゃあ、ちょっと脱いでみてください』
なんて言う面接官はいないから、分からないじゃないの」
「いやあ、ダメだよ。知らなかったら、ともかく。
こちらも知ってしまったら、推薦はできない」
「ウチの会社にもいたいた。
パーティーの時に、背中がこーんなに(腰まで)開いた
カクテルドレスの、背中一面、刺青入っているのが。
『お前、それ…』と、指摘すると…」
「それが、どうした?」という目で見返されたらしい。
この方は、欧米系企業なので、問題にならないのでしょう。
「安室奈美恵も(ファッションタトゥー)、入れてるじゃない」
息子さんが産まれた時、お母様が痛ましい亡くなり方をした時、
永遠の愛を、身体に刻まれました。
あまりに大きな悲しみや愛を体に刻まれた気持ちには、
共感を覚えましたが。
「だって、安室奈美恵はもう、こっちの人じゃないもの」
という、微妙な意見も。
確かに、安室さんが、銭湯に浸かっていたり、
一般ピープルがワイワイいるプールや海水浴場にいるところは想像できませんが。
さて。
日本で就職したい、ベトナムの若者はどうなるのでしょうね。
刺青を消すでしょうか?
背中一面だそうですので、かなり痛そうですが…
ただ、刺青に対して偏見のある企業に就職することだけが、
人生の選択肢ではないとは、思いますが。