日々の雑感
【飛び交う不動産情報@ターンオーバーを繰り返すホーチミン】
昨今、お肌のターンオーバーのように頻繁なホーチミン。
集客ができない、経営が行き詰まって退出するのは、
市場の原理で致し方ないですが。
大家さんの都合、地上げ、区画整理等が増えていて、
中には、廃店・移転を余儀なくされた人気店もあります。
そういった事情からか、
最近、どこか良い物件はないか探している、
貸したい、売りたい、というお話が飛び交います。
借り手にとって、もっとも重要なのは、立地。
どのエリアからも、どちらの国からも、
集まって来る1区は、いちばん人気ですが、
このところ家賃が急騰しており、
中心部は(一棟借りにはなりますが)、
150万円~/月となっているようです。
飲食店なら、家賃の割合は10%程度が目安というのが
日本での相場感でしょうか。
150万円の家賃をペイしようとすれば、
一か月1,500万円の売上、
年間、1億8,000万円を売り上げなくてはなりませんね。
4P'sさん(ピザ、食材卸)ぐらいの人気店ともなると、
その10倍近く売り上げるそうですので問題なさそうですが。
そうでないと、厳しいと思います。
そうなると3区か、Binh Thanh区か、
ベトナム、韓国、日本人の富裕層が暮らす7区か、
今、もっともオシャレで欧米人が多い2区かという
選択肢になるのですが。
人の流れが1区ほどではないため、
戦略を持って、集客しなくてはならない…。
という話が飛び交っていて、
しばらくベトナムに住んでいれば、そのあたりのことが
何となく、みなさん肌で感じ取ることができるのですが。
日本からやって来たばかりの人たちは土地鑑がない。
それなら、ローカルのベトナム人なら、有利かというと、
それもまた、行き当たりばったりの出店が多いのか、
入れ替わりが激しいようです。
先日、不動産会社の社長さんがに、
お話をお伺いする機会があったのですが。
幅広く不動産を扱っていらっしゃるので、
それらの情報がデータとして蓄積されていて、
有意義な情報や、的確なアドバイスがいただけたりします。
写真は7区。