まめ情報
【ラーメンの話しになると熱くなる？ラーメンはどこが美味しい？】
早い時間に首都圏のお客様たちが居合わせ、
遅い時間に関西のお客様たちが居合わせた日がありました。
ウチの店は狭いので、
いつものとおり、お一人でお見えになっても、
お客様同士で、和気藹々となります。
それぞれ、いつしか「ラーメン談義」に…。
首都圏のお客様たちは、
「家系ラーメン」や、
「ラーメン二郎」の話しになり、
「ラーメン二郎」は、本店の三田が美味しいが、目黒がいちばん、
などと、支店によって若干味が違うとのこと。
一方、関西のお客様は、私も含めて半数が
京都で住んでいたこともあり、
京都駅周辺の
「 第一旭 」
「新福菜館」
に始まり、必然的というか
「天下一品」
に話はたどり着き、学生時代の思い出など、話に花が咲きます。
杉並区に住んでいたときも、「荻窪ラーメン」ではなく、
「天下一品」が出来たと聞いて、飛んで行きましたっけ…。
天下一品が出れば、
「天天有」も出て来て、
やれ、おばちゃんが屋台を引いていたやら、
カップラーメンを出してから味が落ちたやら、
これまた、喧々諤々。
そして最後は、みんな口を揃えて、
「ホーチミンに天下一品、来ないかなー」
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さて、ホーチミンにいながらにして、
ひとしきり日本のラーメンの話しに花が咲いた後、
「じゃあ、ホーチミンで好きなラーメンはどこ？」
ダントツで、福岡の豚骨ラーメン
「暖暮」。
オープンしてから安定した人気で、まぜそば、つけ麺のファンも多いようです。
札幌の「すみれ」の流れをくむ札幌ラーメン
「こころ」、
濃厚鶏白湯がクセになる
「銀座 梅もと」。
私の一押しは、味噌ラーメンの
「麺場 田所商店」。
※田所商店の、信州味噌と、奥はつけ麺。
ところで。
これらのお店はすべて、
私がホーチミンに初めて視察に来た2014年には、
影も形もなかったのです。
その頃のラーメン店で人気だったのは
「ラーメンバー鈴木」
その後ベトナム人で行列のできる店になった
「とみだや」。
それが、
2015年に「暖暮」が出来てから、
続々とラーメン店がオープンしました。
私が思うに、「福岡」「札幌」「銀座」と、
地域性を前面に押し出した店が増え、
「麺場 田所商店」ではさらに、
「北海道味噌」「信州味噌」「伊勢味噌」「九州麦味噌」と、
地域性に特化しています。
北海道のお客様が、
博多の細麺、豚骨スープが口に合わないと仰る一方で、
西のお客様は、北海道の太くて黄色い麺があまり好きでない、
と、分かれる傾向がある中。
明確な地域性を特徴として出すことで、
お客様に訴求している店が増えたということですね。
いずれにせよ、お客様たちの願いは、
「もっと安くラーメンが食べたい」
10万VNDから、せめて15万VND（約500円~750円）前後であって欲しいということです。
20万VND近くしたり、20万VNDを超えるラーメンは、
「一度は食べてみたい」としても、普段使いされず、
「たまぁでいいか」の店になるようですね。
