日々の雑感
【慈愛に満ちたお言葉に、感銘を受ける】
メダルラッシュ、日本選手たちのがんばりにパワーを与えられ、
広島、長崎の平和祈念行事に、世界中で反響があったことに感動し、
甲子園球児たちに元気をもらい、
多くの感動があった一週間でした。
中でも、しみじみと感銘を受けたのは、
天皇陛下の「お気持ち表明」の
わずか10分間のビデオメッセージでした。
判りやすい平易な言葉で静かに語られ、
そのお言葉は、深い慈愛に満ちておりました。
さらに、
「天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、
これまでにも見られたように、社会が停滞し、
国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。
更にこれまでの皇室のしきたりとして、
天皇の終焉に当たっては、
重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ二ヶ月にわたって続き、
その後喪儀(そうぎ)に関連する行事が、一年間続きます。
その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、
行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、
非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。
こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、
胸に去来することもあります。」
このお言葉には、歌舞音曲の一年間にわたる自粛についても
御心を砕かれていることが含まれていると聞きます。
私は舞台制作の現場にいて、
先の天皇のご崩御に際して、歌舞音曲やイベントの自粛により、
倒産した会社やプロダクションが多かったと聞いており。
2010年の平城遷都1300年祭に、
日中を繋ぐ伝統芸能の舞台を主催・プロデュースした折には、
陛下のお加減が優れないように伝え聞いておりましたので、
日夜、祈るような心持で、開演のその日を迎えました。
不敬不謹慎極まりないかも知れませんが、
2000数百万円と言う費用を捻出し、二年を掛けて準備した舞台が
もし、中止せざるを得ないことになったら、
その挫折は半端なく、今ここに、私はいなかったかも知れません。
そんなことに想いを馳せながら、
深く、重い、そのお言葉を
異国の地で、リアルタイムに、しみじみと拝聴したのでした。
そんな話を、Standing BAR【日本酒で乾杯!】のお客様にしていたら、
なんと、昭和天皇ご崩御は、彼女の生まれる前の話だそうで。
まさか平成生まれの人と、
ベトナムで一杯やりながら、こういう話をしようとは、
当時は夢にも思いませんでした。
時代は移り変わってゆきます・・・
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写真:第十代天皇-崇神天皇(すじん)天皇陵(奈良県天理市柳本町)。前方後円墳。