日々の雑感
【伸びる人、育てる人】
日本語の上手な社員がいます。
人当たりが良く、対応も敏速で丁寧。
訊くと、大学で日本文学を専攻していたそうですが、
教師になっても給料が安いので、就職したとのこと。
日本語が上手だと褒めると、
「〇〇さん(社長)が教えてくれました」、と答える。
「仕事のやり方も、何でも丁寧に教えてくれます」
と感謝の気持ちを口にします。
驚いたのは、メールの日本語です。
物件を紹介してもらってから、毎月、何か問題はないか、
不具合があれば対処します、という旨のメールが届くのですが。
毎回、日本語が上達しているのが分かります。
難しい丁寧語、謙遜語も、使えるようになっています。
別の会社の社員で、日本語の上手なベトナム人も、
「これは、〇〇さん(社長)に教えてもらいました」
と、何度も口にしていました。
かと思うと、四か月ぶりにお会いしたベトナム人スタッフ。
なかなかスムーズに言葉が出てこない。
日本語を話す機会があまり多くないのでしょうか。
ベトナムで仕事をする上で、
ベトナムの人を雇用することは大切ですが、
ただ雇って、仕事の説明をするだけでは上手く行かず。
「ベトナム人はすぐ離職してしまう、言われたことしかできない」
と、よく耳にするのですが。
他社でよく働く、信頼できるスタッフに会うと、、
仕事の仕方だけを教えているのではなく、
人として育てているのだということが分かります。
給与や待遇、家族ぐるみの付き合いが必要といった
条件のことだけではなく、
教育が大切だということは、日本でも同じで、
「雇いっぱなし、新人を育てられない」
という課題は、もう四半世紀前から言われ続けています。
素質、人にもよるでしょうが、
マイナスな部分にフォーカスせず、
本人の良いところを伸ばしつつ、
育ててゆければ良いなと思います。
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