【そうだったのか!!体験し、肌で感じること】
それまで20%前後で成長していたものが、
2008年に36.06%、2009年42.78%となっている。
ちょうど世界はリーマンショック。
先日、その頃、いったいベトナムで何が起こっていたのか…
10年在住の方たちがお集まりになられ、お話をお伺いした。
毎日のように物価が上昇し、市場は混乱。
工場では賃上げ闘争が毎日のように勃発。
少々ベースアップしても、数日後、物価が上昇してまたストになり、
生産ラインもストップしてしまう。
「(交渉しても一向に収まらないので)、
物価上昇率分だけ給料を上げた」
という会社も。
やがて政府の介入で、
2010年にストンと12.34%に落ち、翌年22.44%
さらに翌年は、上がる前の経済成長率に落ち着き、
2012年からは12.34%と落ち着き、
私がベトナムに来た2015年からは9.79%と
10%前後で堅調に推移している。
「5年以内前にベトナムに来た人たちは、
ベトナムは物価が安定していて、
経済成長率も毎年堅調に推移していて、
安心して暮らしやすい国だ、と思っているだろうけれど…」
とはいっても、日本では経済成長率を実感できないため、
毎年、徐々に上がっている物価を肌で感じる。
特に地価は年々、売買ゲームの、倍々ゲーム。
一方、日本酒の輸入量も年々増え続け、
ついに2017年には輸入金額がタイを抜いて、
世界ランキング堂々の10位にランクイン。
ただ、金額だけを観ていると分からないのだが、
本数は金額程に伸びていない。
何が起こっているのか?
大手メーカーによる大量生産の日本酒ではなく、
日本全国の蔵元の地酒の銘柄が増え、
純米酒、吟醸酒、大吟醸酒など、高級銘柄の需要が増え、
量より質の時代に移行していると思われる。
このところ、一部のインポーターの商品登録する日本酒が、
日本人でも手を出さない(手の届かない)銘柄が
輸入されているのが、何よりの証拠。
日本酒取扱いシェア率6割ともなってくると、そのPOSデータは、
日本酒市場の動向を表している。
そろそろ、安いお酒を一気飲みすることが
「カッコ悪いこと」と映り、
高くても、美味しい、質の良いお酒を、
「酔うために」ではなく「ゆたかな暮らし彩りを与えるために」
飲む時代が来ようとしているのかも知れない。
美味しい飲み方、
日本酒の魅力をきちんと提案してゆく機会と場所が必要だ。
※3台あったうちの、もっとも高いベントレーが、
売りに出されてまもなく売約済みに。
関税が高くて、日本で買える3倍の値段だ。
今、何ベトナムドンかざっと計算しようとしたら、
電卓の桁が足りなくなった。。。