【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop

Pham Viet Chanh(ファンビッチャン)の【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopからお届けするホーチミン情報。
おすすめのお店、耳寄り情報、マメ知識、ベトナムと日本との違いなど、日々、ご紹介してゆきます。
【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop:FB:蔵 KURA/Kaku-Uchi&SAKE Shop

ベトナムに進出

どぶ板営業とは?
「営業担当者が担当エリアにある顧客企業に対して、事前にアポイントを取らずに一軒一軒しらみつぶしに訪問していく営業手法」
のことだそうです。

ベトナムに進出している蔵元さんの中でも、

1)懇意にしている輸出業者さんが勝手に輸出していて、どこの国に輸出されているかさえご存じない

2)海外に輸出しているが、営業はベトナムのインポーター、サプライヤーにまかせっきり

3)海外のディストリビューターに営業させている

4)蔵元自らが営業に回る

以上の4つのタイプがあると思うのですが。

1)は問題外としても。

2)でベトナムの場合、「Phuc Binh」さんの営業力は定評があります(ただし、特約店契約になるようです)。
 一方「Simba」さんはベトナムで日本酒に関しては一強と言われていますが、営業をしない、してくれないことでも有名です。

4)は、2014年に私が初めてベトナムに視察に来たとき、コンサルタントしてくださったVIT Japanの猪谷さんからお聞きした話で。

「黄桜」の社長さんが自社の日本酒を持って、飲食店すべてを一軒ずつ、すべて回ったというお話をお聞きしました。
それを「どぶ板営業」と呼ぶのだと、その時、初めて知りました。

「なかなか、出来ることじゃないですよ」

日本ならともかく。ベトナムの地で一軒ずつ虱潰し…いえ、ローラー作戦で営業を掛けてゆく。
その頃の日本食店の数が、今と比べて圧倒的に少なかったとはいえ、凄いですよね。

そして先日、突然やって来た営業マン。

身なりからして、昨今良くアポなしで尋ねて来られる日系の銀行マンかと思いました。

※金融の方は、一応アポを取られるのですが、当店が深夜まで営業しているというのに、
 朝一、9時から12時までの間で…とか、配慮もへったくれもない時間帯を指定されたりするので、
 アポ時間を14:30-17:00か、角打ちの営業時間でお客様の少ない時間帯を指定するのですが。
 そうするとアポなしで、ふらりとついで寄りされるのです。

閑話休題。

アポなしで来られたのは、身なりが良く、感じの良いベトナム人で、
まったく日本語を話しませんが、聞き取りやすい英語を話します。

※最近日本酒の営業でも、日本語を話さないベトナム人が多くなりました。
 まあ日本人客相手に商売してもパイは縮小するばかりだし、GDPも4位に転落する体たらくな国ですので。
 英語を使って、もっと別の国の人たちに営業を掛けたほうが良いと考えるのは妥当です。

大分県の「西の関」【萱島酒造有限会社】さんの特約店(輸入元・サプライヤー)さんでした。

ウチのスタッフに聞いたら、広く食品を輸入・卸をしている会社だそうです。

「西の関」さんも、初めてベトナムに上陸した時、すべての飲食店さんに300mlのサンプルを配布したことで、その名は知れ渡っておりました。

当店もサンプルをいただきました。
かなりリーズナブルです。
が、その頃、日本でも有名どころでなかなか手に入りにくい銘柄を、次々に取り扱っていたSimbaさんの商品群が魅力的で。
私は手を出しませんでした。

昨今は、やる気のあるインポーター・サプライヤーさんを応援したいと思っております。

そしてその感じの良い営業マンさん。
私が試飲していたグラスをやおら手に取ると、「どれどれ」って感じで、自分も飲んでいるんです!
これ、人によってはとてもキモイ行為ですが。
その彼はちょっと韓国系イケメンで、びっくりしつつもどこか新鮮に感じたのでしたw

やはり、営業って大事!♪w

リストを観ながら。
今、何を仕入れようかな・・・などと考えております。


ベトナムに進出

5月にコロナが5類に移行し、日本からの出張者、観光客の方たちが一気に増えた感じです。

かつてのレタントン店角打ち【日本酒で乾杯!】の常連客様もご来店くださいました。

そこで「え?」と思ったお話が。

先日6/21の日経新聞に、
【ホーチミン(ベトナム南部)=リエン・ホアン】
東南アジアの製造拠点が集まるベトナムで景気後退の懸念が強まっている。
米国経済の減速で輸出産業が落ち込み、電力不足なども影響している。
政府は公共部門への投資を増やして経済を下支えする方針だが、
アナリストからは悲観的な見方が出ている。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72064870Q3A620C2FFJ000/

という記事を受けてか、
「ベトナム、これから大丈夫?」
これからベトナム経済がどんどん悪くなる、という印象を持たれておられる様子。

業界によって温度差はあると思いますが、
私たちは「今までが、そして今が底、これから少しずつ上向きに」
という感じなのですが・・・

--------------------

先日、日本から蔵元さんが、
視察のアテンドをお願いされたベトナムの貿易会社の方とご来店されました。

「日本酒のインポーター、ディストリビューターは相変わらず3強状態で、
次々とインポーターが立ち上がっても、継続してゆくのが難しい状態で…」

と私が説明すると、

その貿易会社の方が

「そう言えば、スターマークさんも、なくなりましたよね」

と仰って、目が点になりました。

高島屋さんで出店を継続されており、
最近は日本酒の小売ブースに角打ちが併設されました。
「agata JAPAN」がスターマークさんです。

インポーターとしても次々と新しい銘柄を輸入しておられ、
当店でもじわじわと販売数が伸び。
6月はSimba社の50%のところまで追い上げております。
(スターマークさんの場合、委託販売させていただいておりますので、
機会の損失が生まれないのですね)


※このリーチインショーケース、全部スターマークさんの商品です。

また当店での、4月の「与謝娘酒造」様、6月の「緑川酒造」様の試飲会などいつも盛況で。
今後も、継続して試飲会を行ってゆく予定です。
………

間違った情報発信はお控えいただければと思います。

ベトナムに進出

【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopでは、当店で出来うる範囲で、
日本から進出希望の蔵元様および日本酒取扱い関係者様、自治体様の、
サポートをさせていただいております。

またこのブログでもそのサポート内容について、時々投稿しております。

が、たまに当店の趣旨をよく理解されないで、
ご自身の事業計画に勝手に組み込もうとされる方がいらっしゃるのです。

以前一度、FacebookのMessengerを通して
「今後、日本酒(の輸出)を扱っていくつもりです」とご連絡をいただいていたのですが。
その後、しばらく音沙汰なし。

5月の連休中に(ベトナムは祝日で当店はお休みを頂いておりました)
「オンラインミーティングさせていただきたいのですが」
とMessengerで連絡があり。
(相手のことなど何も考えていらっしゃらないご様子)

「今はベトナムも連休中ですが、日本も連休中ではありませんか?
そんな時にオンラインミーティングもなんですので、
お互いの連休明けに、都合の良い日程をご連絡いたします」
と、連休明けにオンラインミーティングの都合の良い日程を5/8とお伝えすると…。

実は助成事業の〆切がこの日で、間に合わないとのこと。
しかもその事業内容は
「とある県に対して、焼酎の普及のためにベトナムからの関係者を招聘する」
というもの。

そのうちの一企業に当店も…って…思っていらしたようで。

勝手に困ります。

第一、

「当店は焼酎は扱っておりません」

とお断りすると、

「今後、前向きにご検討いただけましたら…」
とまだ食い下がられる。

「今後、焼酎について検討するつもりもございません!」

当店が扱う製品は清酒、あるいは清酒由来のもの、ビール、糀製品と限定しております。



焼酎、泡盛等を扱わないのは、私が苦手だ(実は飲めない)からです。
自分が試飲できないものを無責任にお客様にお勧めするわけにはまいりません。

時々、助成事業でこういう方、いらっしゃるのです。
「協賛」「協力」に勝手に名前を連ねたり、
相手に何の許可もなく事業内容に組み込んでしまわれる方。

実際に勝手に事業に当方を組み込まれて、
採択が決まってから事後報告だった件がございました。
お義理でお引き受けしてしまったのですが、当方にも東京で自身の事業がありますので、
そちらを優先するわけにはいかず、しかも交通費も出ない(地方の方です)。
せめて交通費が出るような事業計画書の書き方をと、ご説明したのですが、
「黙って聞いてりゃ、ごちゃごちゃと!すぐに来い!言うてんねん!」(女性の方です)
みたいな感じで電話でわめき散らされて、
世の中にはそんな方がいらっしゃるのかと驚くと同時に、嫌な思いをしたこともございました。

今から思えば、勝手に事業に名前を連ねたり組み込もうとしたりする時点で、
人としてもビジネスパーソンとしてもアウトですよね。

ですので、当店と繋がりのないサポートは、きっぱりお断りしたいと思います。

ベトナムに進出

日本のコロナ対策が撤廃されてから、さらに日本からベトナムに来られる方が増えました。

先週は「視察に来た」と、飲食関係と不動産関係の方たちが当店にお見えになられました。

タイバンルンの「SUSHI KAPPO TAMA 割烹多ま」様からのご紹介だそうです。
多ま様には、以前からもマレーシアの常連様をご紹介くださったり、
マネージャーのQueynさん、そして料理長の田窪寿芳さんも時々ご来店くださいます。
(私のカルボナーラUDONをいつもご注文いただき、本当に本当に恐縮でございます!)

さて、日本から来られた三人様が飲んでおられるときに、
なんと「Nen Light」のオーナーでファウンダーのLeさんがご来店!
さっそくお繋ぎしたところ、三人様は即、翌日のレストラン予約をされておられました。

Leさんは大分県の立命館アジア太平洋大学(APU)のご卒業で、
「Nen Light」は同窓のベトナム人5人で始められた、ベトナムの食材だけを使ったベトナムキュイジーヌのレストランです。

2023/04/21
【まさに芸術!ベトナムキュイジーヌで最高峰のレストラン「Nen light」】
https://sake.vietnhat.tv/e54905.html

Leさんには今後、さらなる展望がおありになるようで、
日本から視察の方たちもそれを応援しようと話が盛り上がる…。
みんなで、日越でさらに高みをめざしていけたらステキですね!

そんなマッチングができる【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopでありたいと思います。

さて、その数日後の日曜日の昼下がり。

「日本から来ました~」と男性の方が。
もうベトナムには20回以上、来られているそうです。

お名刺を頂いたら、なんと、

「浅野日本酒店」で働いている方でした。



http://asano-nihonshuten.co.jp/

大阪(梅田)だけでなく、京都、浜松町(東京)、三宮(兵庫)と展開しておられ、
いつも浅野社長のYou Tubeを拝見しておりまして、

浅野日本酒ちゃんねる【4店舗経営】
https://www.youtube.com/@user-zs2gf8kh7z

一時帰国したら絶対行きたいなーと思っていたお店の方でした!

そのお話の中で
「仙禽さんなんて、5年がかりで、やっと特約店にしていただきました」
とお話になっておられ、
すでに「仙禽クラシック」「仙禽モダン」「仙禽ナチュール」など、
扱わせていただいている当店【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopは、
なんて幸せなんだろう!と改めて思った次第です。

当店のリーチインショーケースまで運んでくださっている皆様にも、改めて感謝したいと思います。

ベトナムに進出

先月、突然、やって来られた愛媛からの企業様。

酒屋の営業時間内視察はウェルカムだけど、やっぱり事前にご連絡が欲しいなぁと思いつつ。
「ベトナムの日本酒市場」について話し出したら、止まらない月森w

ついつい、サプライヤーの話からキーパーソン情報、日本酒の傾向、
新しくできた蔵元とタップルームの話まで。
小一時間ぐらい話してましたでしょうか。

熱心に話を聴いておられましたが、短い出張時間内に、
お話した場所はほぼ回られ、キーパーソンにもすぐにアポを取られてお会いになられたようで。
当店にもすぐにFacebook経由でお友達申請して来られました。

こちらも家業の話やご家族のこと、今後のビジネスなどいろいろとお話をお伺いして、
すっかり、以前から知っているかのようなイメージを抱いたのは、お人柄でしょうね。

そして商品リストを拝見していて、目に留まったのがコレ。

【ブラッドオレンジ梅酒】(名門サカイ様)

ブラッドオレンジ大好き!&、ブラッドオレンジの梅酒?
You Tubeの動画も見せていただき、興味津々!

https://youtu.be/0sRhRDx0vP0

そして二週間ほどした頃。お酒が送られてきました。



ありがとうございました!!

さっそくスタッフはじめ、お客様にも飲んでいただきました。
みなさまやはり「ブラッドオレンジなのに梅酒」に???なご様子。

ですが梅酒なのに絶妙なブラッドオレンジの風味が加わって、好評です。
ただもう少しアルコール度数が高い方が「おいしい」と感じるというのがスタッフたちの意見。
炭酸などで割ることも考えたら、度数が高い方が良いですね。

ですが、何かほかのリキュールやお酒と割っても良さげですね。
さらに南国のフルーツなどを入れて…。

日本酒カクテルやミクソロジー、ゆくゆく挑戦してみたいです。

ベトナムに進出

KIX BEER(泉佐野ブルーイング)の運営会社、GrandeLimiteの代表取締役、許 校沿さんご来店。

https://www.kixbeer.com/

KIXビールの樽生!当店【蔵 KURA】にて、1/30(火)まで無料試飲できます。



なお、量に限りがあり、なくなりしだい終了とさせていただきます。

昨日、おとといとご来店の20名様ほどに試飲していただき、ご好評をいただきました。

ただ、ビール大国のベトナムで、かつクラフトビールの激戦地でもあるホーチミンで、
輸出に即、繋がるかというとハードルが高いなというのが正直なところです。

ですが今年中には日本で、クラフトビールとお料理とペアリングできる飲食店を出店されるとのことで…
日本でのさらなる快進撃が期待できます。

--------------------

コンサルタント会社を経営されている許さんですが。

クラフトビールが作りたいなぁと、京都の「鳥せゐ」さんでお話をお伺いしたのは、
2019年の夏頃だったでしょうか…。
そのあと表千家のお茶会に呼ばれ、夜、
私たちと同じく同志社出身のシェフが経営する創作料理の店で会食。

2019/07/17
【平日の昼から超満員、伏見「鳥せい」、山本本家蔵元見学】
https://sake.vietnhat.tv/e47099.html

2019/07/18
【祇園祭宵山、花見小路の「一力」さんで、お茶会】
https://sake.vietnhat.tv/e47104.html

2019/07/20
【創作懐石料理に日本酒をペアリング!「dining HARIMAYA」@縄手通】
https://sake.vietnhat.tv/e47110.html

その頃はまだ漠然とビール製造のお話をされていたのでしたが。
その後まもなく、醸造家を招聘され、ビール工場を立ち上げられ、
コロナ禍にもめげず、順調に生産&販売本数を増やしておられます。

私も、微微力ながら、応援させていただきたいと思います。

ベトナムに進出

先週、以前ベトナムで起業しておられたのを、一旦日本に帰り、
今はヨーロッパで日本の食文化を発信し、
ゆたかな食を提唱する活動を行っておられるという方が、
当店、【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopに訪ねて来られました。

最近、高い志の若者(若者=私から見て)たちが、
単に「(下降傾向の)日本市場を出て、日本の商品を売りたい」ということではなく、
世界の食の行く末も見据えて、ベトナムに来られる方が増えたように思います。

そういう方たちはお一人で精力的に視察され、どんどん繋がりを作って、
短い出張期間でも、ある程度の手ごたえを手にして帰って行かれるようです。

一旦、繋がれば、その後はどんどんオンラインでも話を進めてゆくことができます。

そのエネルギーとスピード感が頼もしい。

私も、キーパーソンを紹介しやすいです。

海外出張では出来る限りサンプルを担ぎ、正式に税関を通過して
(それでも空港で例の物を要求されたとSNSで投稿されており、残念なことです)、
当店にもそれらサンプルの一部を持ってこられました。



「僕は、輸出支援、進出支援をしたいわけではない」

もっと多くのベトナムの方たちに知ってもらうために、大々的な試飲イベントを開催したいとのことでした。

常日頃、「輸出したらハイ、終わりじゃなく、蔵元さんももっと積極的に販路開拓活動を」と言っておりますが、
いざ、そういう方が日本から来られると、ホーチミンにいながらにして、
私たちは日々の営業に汲々として、そうした活動をサボっているんじゃないのだろうか?
と反省させられるのでした。

とにもかくにも、その心意気に少しでも答えるべく、今、一つずつ試飲させていただき、
Noteをまとめております。

飲み比べできる状況はたいへん貴重で、しかもそれを記録し、フィードバックすることは
簡単なようで、案外たいへんで地道な作業です。

ペアリングも含めて、そうした試飲ノートが、私のパソコンの中には蓄積されて行っています。

「このお酒には、何が合いますか?」とお客様から尋ねられた時、
蔵元さんから渡された「データ」ではなく、自分なりに納得した「言葉」で、
お客様に風味の説明をし、おすすめしたいからです。

ベトナムに進出

先週、当店のFacebookページに、

「突然のご連絡で失礼いたします。
 貴店が味も雰囲気も素晴らしいとベトナムの友人・知人から聞き、ご連絡させていただきました。
 私は日本の卸売企業を経営していて、日本の(特に地元和歌山県の)珍しく、
 美味しくて、健康にも良い食品を貴店にお届けすることができます(小ロット販売、OEM製造も可能です)。
 11/24~30までホーチミンに滞在しており、食品サンプルもございます。
 ご都合のよろしい時に貴店に食品サンプルをお持ちさせていただき、
 試食いただくことも可能です。
 もしご興味をお持ちいただけるようでしたら、ご返信いただけますと幸いです。
 以上、お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご検討の程よろしくお願いいたします」

とご連絡をいただきました。

当社は、設立当初からの事業内容の一つに
「日本酒や日本食、日本の特産品にかかわる商品および事業の日本からの進出支援」
ということも含んでおりますので、できるだけお会いして、お話をお聞きすることにしています。

いらしたのは、大手アパレル企業に勤めておられて退職、
郷里「和歌山」の特産品のプロモーションおよび、
海外進出の支援をしたいと起業された方でした。

これまで100数十社の企業様、メーカー様、蔵元様、自治体、進出支援者、商社の方たちが
当店に訪ねて来られましたが、
この方も熱い思いのある方で、それでいて非常に謙虚で素直、人当たりが良い方とお見受けしました。

ただ持ってこられたサンプルは、いつもJETROさんの展示会で観るような、ちょっとニッチな。。。



たとえばこの写真の左端、「お茶漬けうめ最中」ですが。
日本でも、これがデパートや成城石井のような店に並んでいても、デイリー使いにはなりにくいでしょう。
ですが東京の「アンテナショップ」や和歌山の物産展に並んでいると、ご購入いただきやすいと思います。

それをベトナムに持ってこらると…まず、これが何なのか、知ってもらうために相当苦労します。
日本酒でさえ、まだまだ一般的には未知の世界なのです。
高級日本食店で卸したとしても、一日何食出るか。
また業務用を出してもらわないと、一杯の「お茶漬け」が、とても高価なものになります。

そしてこれを混載にするとしても、どれだけのロットの注文があって、
そのために原産地証明や商品登録などに時間と費用を費やして、賞味期限内に売り切る。

つまり、売りづらい、お商売にならない。
ベトナムはまだまだそういう市場だと思います。

と、否定的な話ばかりしておりますが。

和歌山の「梅」なら梅、「みかん」ならみかんで、ド直球勝負でドンと勝負する、
(実際に「みかん」はすでに輸出されていて、売れているようです)
あるいは日本側の技術の保守、管理下で、ベトナムで栽培し商品化(第六次産業)する。
そのうえで、ベトナムから、ASEANをはじめとした諸外国に、商品を輸出する。

そういう流れになれば、ビジネスとして成立し、大きくなると思うのですが。

というような話をしておりますが、言うは易し、ではどうすれば?ということを、
考えていかねばなりません。

ベトナムに進出

レタントン通り、サイゴンスカイガーデン1Fのファミリーマートに
突然!「奈良市」が出現!



もう二年と10か月、日本に、奈良に帰れてないので懐かしいー(涙)

鹿、大仏、神社仏閣、柿、吉野葛。
奈良といえば!の特産品が並んでいます。
東京の奈良まほろば館に並んでいそうな、かわいい商品群なのですが。。。





ただ・・・この売り場の背景の絵がめちゃくちゃ変!

いつから奈良に「海」が出現したのでしょう!w

この背景は和歌山県あたりの海を連想します。

JR奈良駅の昔の駅舎、薬師寺の玄奘三蔵院に似た建立物、
五重塔(ちょっと違和感がありますが)は奈良を彷彿とさせますが。
仏像は大仏じゃないし・・

商品を輸出しておしまい!ではなくて。
プロモーションやディスプレイの細部に至るまで責任を持って、店舗に向けて提案してほしいのです。

吉野葛や五條の柿飴なども出展されていますが、自治体名は「奈良県」ではなくて?

今後、円安の影響もあり、行き来も自由にできるようになり、
観光誘致も活発になれば、奈良の観光も、またコロナ前の活気を取り戻すでしょう。

ぜひ、インバウンドも視野に入れて進出して来てほしいと思います。
そういうことを言うと「管轄が違う」とか言われそうなんですが、
もっと果敢に、広い視野を持って、取り組んでいただきたいと思うのです。

--------------------

このところ、自治体を中心とした進出(支援)案件がぼちぼち来ています。
私も、とある県の進出支援セミナーで少しお話させていただくことになっています。

ですがこれまでも、真剣に進出してビジネスに繋げたいという熱い思いが感じられることは少なく、
予算を消化するため、お付き合いの範疇、興味本位という部分もなきしにもあらず。

一方、「やってみなくてはわからない、店頭に置いてみないと分からない」というのも事実で。
私たちもできる範囲で、できるだけお手伝いしたいと思っています。

ベトナムに進出

今年秋。
JETRO開催「Japanese food & Kitchenware Sample Exhibition in HCMC」の展示商談会は、
展示会だけベトナムで行い、商談会は日本のメーカーさんとオンラインだった。

2020/10/28
【Japanese food & Kitchenware Sample Exhibition in HCMCのようす】
https://sake.vietnhat.tv/e49185.html

先日は、新潟県の地場産業(金属加工)で、
ステンレス素材の食器メーカーさん二社と商談させていただいた。
2020/11/13
【ジェトロオンライン商談会inホーチミン×新潟県燕市の地場産業】
https://sake.vietnhat.tv/e49259.html

↑こちらの商品群は高価で、とても買取りは難しいのだが、
12/5にオープンする【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop(Pham Viet Chanh)
のショーケースにてサンプル展示し、販路開拓にご協力させていただくことになった。

JETROさんいわく、
「ベトナムは食品だけでなく、口に触れる食器などの輸入規制(検査)がとても厳しいんです」

互いに、ビジネスパートナーの商社さんに、一応話は通してある。

--------------------

さて第二弾は、私がかねてより扱いたいと思っていた、
「甘酒」メーカーさん二社とのオンライン商談会。
角打ち【日本酒で乾杯!】にお越しのお客様の中に、
アルコールが弱い(あるいはダメ)なのだが、
お付き合いでご一緒していらっしゃる方も結構いらっしゃるのだ。

かと言って、日本酒バーでお茶やジュースを出すわけにもいかず。
ノンアルコールの甘酒(米と麹のみ使用)をぜひ!と思っていた。

アミノ酸やギャバが多く含まれる甘酒は、
「飲む点滴」とも言われ、睡眠の質を高め、健康によく、またお肌にも良いと言われる、

アルコールがダメな方にだけご提供するのはもったいない、優れものの飲料なのだ。

さて一社目は

■福島県「宝来屋本店」さん。
https://www.e-horaiya.com/
担当者は、タイにいたことがあるという鵜川幸子さん。

140年続いた老舗で、もともと「麹屋」だと言う。
「味噌」「もろみ」、「甘酒」などを作っている。
新発売の「かぼちゃあまざけ」、「抹茶あまざけ」、「黒ごまあまざけ」など、
ペットボトル売りの商品群が魅力的だった。
アメリカ、香港、フランス、スイスにもアプローチしていて、アジアは初めてだそうだ。
またペットボトルだけでなく、業務用として特別にパウチ充填でも提供可だと言う。

またこの鵜川さん。
緊張していらっしゃるのか、たびたび素っ頓狂な説明をしていらっしゃるのだが、
そんなことなどものともせず笑顔が絶えず、心に残る素朴さと誠実さがあった。
北国の人らしい白くふっくらとした肌、ほんのり赤いほっぺがとてもかわいらしい。

電話で音声だけだと、良い印象を持たなかったかも知れない。
オンラインでの人の印象というのは大切だなぁと思った次第である。

ぜひ、扱いたいと思い、今、お見積りをお願いしている。


※この夏大人気だったという「ゆずあまざけ」

--------------------

長野県「信州銘醸」の滝澤恭次社長。
http://www.shinmei-net.com/index.html

7割が日本酒の醸造だが、甘酒の生産もしており、
今回は甘酒でのベトナム出展となった。

基本的にサンプル展開をして来られたようだが、
台湾がとても興味を持っているようだ。

こちらは直接輸出(取引)が出来ると言う。
手続きに慣れていらっしゃるご様子だった。

--------------------

どちらのメーカーさんにしろ、弊店一社が名乗りを上げたところで、
販路開拓にはならない。

たとえば、イオンやファミリーマートの店頭に並び、
お客様にご購入いただき、さらにベトナム人に普及して、
やっと「販路開拓」と言える。

そこまでのお手伝いは、ウチにはライセンス的にもできないため、
あとはJETROさんのサポートになる。
< April 2024 >
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
アクセスカウンタ
プロフィール
SAKE-KAMPAI
SAKE-KAMPAI
■ 角打ち【日本酒で乾杯!】⇒2022/09/27を持ちまして、Pham Viet Chanhの【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopに吸収合併いたしました。7年間、ありがとうございました。

■ 【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shop
ベトナム初、日本酒専門「角打ちのある酒屋」
試飲してからお酒を購入できるのは弊店だけ
 FB:蔵 KURA/Kaku-Uchi&SAKE Shop

40/28 Pham Viet Chanh, P.19, Dist.Binh Thanh


■酒屋
 月曜日~日曜日 14-19
 ※水曜日定休日
■角打ち
 月曜日~金曜日 18-23(L.O)
 土曜日 14-23(L.O)
 日曜日 14-22(L.O)

★クレジットカード可(「角打ち」「店頭購入」のみ)。
★1本からでもデリバリーいたします。

ご注文はLINE公式アカウントからが便利です。(新アカウント2022/4/21~)
https://lin.ee/ppPhXK3
QRコード
QRCODE
RSS của từng danh mục
読者登録
Chúng tôi sẽ gửi những bài viết mới nhất đến địa chỉ email đăng ký. Xóa Tại đây
Số lượng người đọc hiện tại là 6 người