心を動かされた話
【もう少しだけ一時帰国時の日本のお話。母のこと】
と言うのは良く言われる話ですが。
私の場合、3年と9ヶ月ぶりに日本に帰って見ると、
母がすっかり浦島太郎状態になっており、驚きました。
急激な老化は、やはりコロナによる影響も無縁ではないのではと感じます。
世話をしてくれている姉から、事前に電話で聞いていたのですが、
それでも実際に会うまでは、その現実はやはり受け入れられなかったように思います。
私が6歳の時に脳腫瘍で父がなくなり、それからずっと、ダンスの先生として
早期定年まで高校で教えており。
その後は20年、能楽をやっており、金春先生の代理で名古屋大学にも教えに行っておりましたので。
足腰はしっかり、いつも背筋はシャンとして、美しい母でしたのに。
まあ、97歳ですから美貌は衰えるにしても、
かつて見たことのないほど腹回りはでっぷりと太り、支えがないと歩けないほどになっていました。
ですが顔色は良く、どこか超越しているような眼差しに、少し安堵しました。
会話がちぐはぐなのは、元々天然ボケな母ですので、それほど心配ないように思います。
私は母と正しい情報のやり取りがしたいわけではなく、
会話を楽しみたいので、事実や現実とは違う話でもノー・プロブレムです。
週4〜5日はデイサービスに通っており、それが楽しいようです。
また最長老でひょうきんな母は人気者らしく、センターの方たちも本当に良くしてくださいます。
姉も仕事を持っており、老老介護になりますので、近所のセンターの存在で助かっているようです。
またご近所の方たちも、事ある毎に助けて下さり、心から感謝しております。
20年ほど前、
「母は、長女の私が面倒を見ます!!」
突然、宣言をした姉。
その時は母もまだまだ意気軒高で、「いきなり、何をいうの…」と笑っていましたが。
四半世紀後に、有言実行し、母の面倒を見てくれる姉には、本当に頭が下がります。
ありがとうね。
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さて、デイサービスでは毎日、お食事を出してくれ、そのメニューが凄いのです。
多くのメニューを少しずつ、栄養のバランスに配慮されており、とても美味しいと母は嬉しそう。
姉が「無限そうめん」に興味を持ち、スタッフにレシピを聞いたら、ご丁寧に手紙で渡されたそうです。
(毎日の日報も、キチンと渡してくれます)
「無限そうめん」と聞いて、「あ、リュウジのバズレシピ!」と私。
早速スマホでYouTubeを母に見せて上げると、目を輝かせて観ておりました。
(ウチは超アナログ家族で、私以外、スマホを持っていません)
新鮮で興味深かったのでしょう。
「この人(リュウジさん)、いい顔してるね〜(イケメンのこと)。声もいいねぇ〜。
こんなに話しながら手が止まらず、作業もテキパキしているのは、なかなかいない」
すかさず評論が入ります。母、健在です!w
リュウジさん、ありがとうございます♪
この記事へのコメント
高校でダンス?教科あったけ?「天然ボケ」良いじゃ〜無いですか。施設、近所、姉さん、良い連携ができていすね。お母さんの人柄だと思う。
Posted by 古都雀 at 2023/09/19 13:45
古都雀さん
はい、女子はダンスの時間がありました。
私は高校から同志社女子でしたから、その教科はありませんでしたが。中学は教育大付属でしたから、ダンスの時間がありました。
はい、ご近所の方も良い方たちばかりです。
はい、女子はダンスの時間がありました。
私は高校から同志社女子でしたから、その教科はありませんでしたが。中学は教育大付属でしたから、ダンスの時間がありました。
はい、ご近所の方も良い方たちばかりです。
Posted by SAKE-KAMPAI at 2023/09/19 14:52