日々の雑感
【こんなところにも、日本品質@日本ペイント】
以前、壁には、子どもたちが積み木や遊具で遊んでいる絵が
一面に描かれていたのですが…。
ちょっと、絵柄が古臭い!
日本に一時帰国する前に、白ペンキで下塗りをしているなー、
と思っていたのですが、
戻ってきたら、ご覧の通り!
見事に白一色に塗りつぶされていました。
そして壁ごとに
「日本ペイント 日本ぎじゅつ」
の看板が…。
「ぎじゅつ」は、ひらがなで書いた方が、
ベトナム人には通じやすいんだなと妙なところに感心しつつ、
日本クォリティーが高いことを、きちんとPRしていくことは、
今後、もっともっと重要になってくるだろうなと思うのです。
そして日曜日。
タクシーで前を通りがかるとこの壁に、
若い男の子が、アート作品を描いていました。
また次に前を通る時には、
作品が完成しているでしょうか。
ちなみに、レタントンヘム(路地裏)の中の塀には、
こんな絵が…。
この絵のアート性はともかくとして、
壁面を利用して、何かを表現する意識はあるようです。
また一方で、上記の白い塀の向かい側には、
今、開発中で、ベトナムのドバイと呼ばれる「ゴールデンリバー」の建設者(Vinhomes )が、
工事現場の囲いにゴールデンリバーの完成予想図を印刷し、
電飾にしています。
計画停電が随時行われる、慢性電力不足のこのベトナムで、
相当の資本力と、政府に対して強い力を持っているものと
思われます。
たかが「壁」一つですが、
古来から、「壁」によって、
権力の誇示や、思想と政治の境界線が引かれたことなど、
思い起こされるのでした。
新しい真っ白な壁には、どんな未来が描かれるのかしら??