まめ情報
【海外でのリスク管理は、自己責任ばかりではない！？】
誰のせいでもない、「それは（リスク管理を怠った）あなたが悪いんですよ」という考え方は、
投資や売買などの自由選択のケースにおいては「あり」だと思うのですが。
海外での安全対策においては、
「自己責任」だけで済まされる話ではないと思うのです。
去年７月にバングラデシュで起きた人質事件では、
７人の日本人が犠牲になり、
外務省では岸田外務大臣の指示を受けて、
海外での安全対策の見直しを行い、
「ゴルゴ13」の原作者、さいとうたかお氏に、
海外に赴任する企業関係者向けのマニュアル作成を依頼しました。
なかでも中小企業の安全対策が危惧されており、
マニュアルは、
「現地の治安情報を常に把握しておく重要性」
「海外での安全管理の責任者を決めておく」等の内容で、
外務省のホームページに連載の形で掲載されるそうです。
「海外では、常に危険と隣り合わせという自覚がなければ、ならない。
ほんの少しの油断が命取りになる…」
スナイパーのゴルゴ13がお手本！？
何とも違和感があるのですが…。
（なぜお役所は、いつもこういうミスマッチングを行うのだろう…）
さいとうたかお氏の、
「（海外に）行くたびに日本人は、なんて気楽な人種だと思う」
という意見には賛成です。
ベトナムはASEANの中でもとりわけ治安に関しては安全・安心で、
女一人初の海外で、ベトナムを選んで良かったと思っていますが、
それでもまったく犯罪のない国ではありません。
高いヒールのパンプスやサンダル、
チャラッとしたバッグや口の空いたトートバッグは辞め、
ワンピース姿や、日本人と丸わかりの着物姿の時は、
特に気をつけるようにしていますが。
このような注意喚起は日本でも同様で、
歌舞伎町で財布の中身を確認していると、
「ここは日本じゃない、と思え！」
と注意されたことがあります。
また海外で行方不明、殺害などの事件に遭遇したり、
禁止された危険区域に潜入して人質事件に巻き込まれたり…
このあたりはまだまだ「自己責任」の範疇なのかも知れません。
しかし、
テロ、紛争、戦争に巻き込まれるリスクに関しては、
すでに「自己責任」の範疇を超えています。
防衛省は1月17日、タイで行われた多国間訓練に自衛隊が参加し、
安全保障関連法の新任務「在外日本人救出」の訓練を、
海外で初めて実施したようです。
訓練は、日本人と一緒に、他国から他国民の保護要請を受けた場合も想定したものでした。
昨日WOWOWで、映画「海難1890」を観ました。
1985年のイラン・イラク戦争勃発時に、
テヘランに取り残された日本人を日本政府は見捨てたのですが、
1890年の和歌山沖でのオスマン帝国（今のトルコ）海軍の
「エルトゥールル号」遭難時に、日本人に助けられた恩義から、
トルコ政府が救援機を飛ばして、テヘランから日本人を救出しました。
マニュアル通りにはいかないであろう不測の事態に対して、
常日頃から、どのような知識と心構えがあるでしょうか。
よく、考えてみたいと思います。
--------------------
「人気ブログランキング」をクリックしてくださって、ありがとうございますm(_ _)m
「人気ブログランキング」のバナーを見つけたら、
毎日クリック応援していただけたら、とても嬉しいです(*^_^*)
↓↓↓↓↓
